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      <![CDATA[　師走を迎えるにあたり、思うところがあります。野球界は今年も、いろいろありました。いや、脱しなければいけないのにモヤモヤしていたところが一気に吹き出した年だったなあと、あらためて思います。<br /><br />　春先の「裏金問題」に始まり、オーナーたちの考え方、クライマックスシリーズのあり方…。このコミュニティで、さまざまなことを指摘し、みなさんとともに考えてきましたね。<br /><br />　最近では、こんなことがありました。「裏金問題」の影響で希望枠・逆指名なしで行われたドラフトは、とてもいいものでした。何より選手たちが、プロに入ることができる喜びを純粋に表現していたと感じられたからです。ひと言でいえば、さわやか。それはつまり、これまでのドラフトではいかに裏側があったか、ということでしょう。<br /><br />　一方、さわやかなドラフト後は、再び暗い部分が表に出てきました。ＦＡです。日本球界としては法外なお金が飛び交っています。メジャーからも信じられないような額が提示されています。これにより、広島からは黒田、新井という投打の主軸が去ってしまう。いったい、このようなチームは来季、どうするのでしょう。<br /><br />　ドラフト、ＦＡ。こればかりではありませんが、こうした状況を、機構側がどう受け止めるかです。あんなに気持ちがよかったドラフトも、来年の方法については決まっていないようです。来年度へ向けて、ファンがワクワクするような制度づくりへ力を注いでほしいと思います。<br /><br />　そういえば、このコミュニティでも議論してきましたクライマックスシリーズの日程がセ、パで違ったことについて、先日、オーナー達からもおかしいという声が強く上がったという報道がありました。しかし、リーグ優勝の重みがなくなってしまったこと、勝っても選手たちが心の底から喜びを表現できない異常な状況、ファンが抱いた制度そのものへの違和感には踏み込んでいないようです。もっと突っ込んで話をしてほしい。<br /><br />　問題山積。今年、噴出したことをマイナスばかりにとらえず、１つずつ整理していくきっかけにしてもらいたいものです。今年はとくに、総括すべきだと思います。もっとも、そのためにはまず、全球団のオーナーが出席してオーナー会議を開くこと、代行ではないコミッショナーが就任すること、から始めるべきでしょう。毎回、辛口ですが…。<br /><br />　事情により、今回をもって筆を置かせていただくこととなりました。コミュニティに参加していただいた皆さん、ありがとうございました。もちろん、野球界のことは今後も注視していきます。また何かの形でお会いしましょう。]]>
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      <![CDATA[　中日落合監督は、監督としての才にたけていると思います。最近の監督では珍しいのではないでしょうか。<br /><br />　楽天の野村監督は別格です。経験も豊富で、野球というものをきちんと若者に伝えています。<br /><br />　しかし近年の球界全体を見渡すと、少しばかり「監督像」が変わってしまった印象を受けます。これは非常に残念なことです。<br /><br />　球団が新監督を選ぶとき、よく聞かれるフレーズに違和感を覚えます。「さわやか」「好感度」「生え抜きスター」「人気」。監督による観客動員を狙う球団も多いと聞きます。監督とは、そういう存在なのでしょうか。<br /><br />　落合監督は、そうした要素とは正反対の存在でしょうね。決して愛想がいいタイプではありません。華やかで絵になるタイプでもありません。何よりマスコミに対し、パフォーマンスをしたりリップサービスをすることもありません。<br /><br />　選手を育て、チームを把握し、管理する。そういったリーダーとしての役割に黙々と徹しています。同時に、シャイな男ですから「オレはこうやっている」などと、自分の宣伝は絶対にしません。<br /><br />　それが面白くないマスコミもいるのでしょう。地元マスコミなどで足を引っ張る動きもあると聞きます。しかし、そうした批判に対しても、弁明も言い訳もしません。それが落合博満という男です。<br /><br />　落合監督という人間はしんが強いんですね。現役時代は「３冠王」を目指し、タイトルや数字にこだわっていました。監督としては優勝、チームの勝利に徹しています。周囲の批判で揺らぐことはありません。<br /><br />　人間は迷いが生じるものです。頭で分かっても、なかなか徹することができません。その点、落合監督は強いと思いますね。プロ集団のリーダーにふさわしい人物だと思います。<br /><br />　そもそも日本球界におけるチームリーダー像は、間違ってしまったように感じます。一緒に飲みに行ったり、ゴルフに行ったり。仲良しクラブの中心人物を「リーダー」と称する向きがあります。こうしたとらえ方が、監督に「さわやかさ」や「好感度」を求める傾向につながっているのでしょう。野球を愛する者として寂しく思います。<br /><br />　近年、外国人監督が増えてきました。翻れば、国内に監督としての人材が不足してきたといってもいいでしょう。その中で落合監督の存在は光っています。<br /><br />　まだ５３歳と若く、これから日本を代表する大監督への道を歩んでいくでしょう。そういう期待感がある監督です。<br /><br />　そのためには彼のさらなる努力も当然ですが、落合という人物の本質を分かってくれる理解者が必要でしょう。中日の白井オーナーは落合監督を信頼していると聞きますから、心配には及ばないのかもしれませんが。<br /><br />　クライマックスシリーズ元年に、リーグ２位が日本一になりました。制度に釈然としない気持ちはありますが、全力で戦った監督、コーチ、選手の栄誉が変わるものではありません。中日ドラゴンズには、心から、おめでとうと言いたいです。]]>
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      <![CDATA[　皆さんは中日落合監督の決断をどう思いましたか。<br /><br />　日本シリーズの第５戦。先発の山井が８回まで１人の走者も許さない完全投球を演じていました。ところが落合監督は、９回のマウンドにストッパーの岩瀬を送りました。ファンの方々も驚いたことと思います。<br /><br />　完全試合は、投手にとって生涯に１度あるかどうかの機会。監督としても、何とか達成させてやりたい記録です。しかし、私は交代させた落合監督の決断をたたえたいと思いました。<br /><br />　山井の指にマメができるといったアクシデントもあったと聞きます。こうした事情は、チーム内にいなければ分かるものではありません。ただ、そうした原因を差し引いても、落合監督にとって苦しい決断だったでしょう。<br /><br />　監督とすれば、続投の方が楽です。代えてしまえば、勝っても負けても、周囲から批判を受けることは分かっています。ただ、落合監督は腹をくくっていたのでしょう。自分の仕事に対し、信念を持っていたと言っていいでしょう。<br /><br />　山井と岩瀬。９回のマウンドへは、どちらの投手を送った方が確実に勝てるでしょうか。もちろん山井も素晴らしい投球をしていました。山井が続投しても抑えたかもしれません。<br /><br />　しかし、優勝が懸かる最終回というのは非常にプレッシャーがかかります。まして最少の１点リード。山井には完全試合という重圧まで加わりました。これは、かなり厳しい状況といえます。<br /><br />　そして中日のストッパーは岩瀬という絶対の守護神です。これが並の投手しか控えていないならば、話が違ってくるでしょうが、岩瀬です。９回は岩瀬に任せた方がリスクが小さいことは間違いありません。<br /><br />　この時点で中日の３勝１敗でした。見ている方々は、圧倒的に中日が有利だと思っていたでしょう。「山井に投げさせ、たとえ逆転されても…」と思ったかもしれません。私も力の差は歴然と見ていました。しかし、やっている方はそう楽観もできないものです。<br /><br />　一つの四球、一つのエラーで試合の流れが変わります。シリーズそのものの流れも変わります。野球とは、日本シリーズとはそういうものです。<br /><br />　おそらく過去２度の日本シリーズに負けた経験が、落合監督の決断を後押ししたのではないでしょうか。<br /><br />　ファンの皆さんが「完全試合を見たかった」と思う気持ちは、よく分かります。私も見たいという思いはありました。<br /><br />　しかし、皆、チームの勝利のために戦っているのです。監督を経験した者として、落合監督の決断をたたえたいと思います。<br /><br />　クライマックス・シリーズから、落合監督は私情を捨て勝負に徹していました。イニングをまたいで岩瀬を投入するなど、相手の勢いが「芽」のうちに摘み取っていました。<br /><br />　落合監督は、選手に無理をさせないタイプの監督です。我慢するところは我慢し、選手を大事に使っています。<br /><br />　この方法は、長期のペナントレースでは非常に効果的ですが、短期では流れを失ってしまう場合があります。<br /><br />　落合監督は過去の日本シリーズでは、ペナントレースと短期決戦の切り替えができていませんでした。<br /><br />　例えば０４年の西武との日本シリーズ第３戦では、１度は交代を決意しながら岡本を続投させ逆転負けを喫しました。第７戦では無理をして川上を投げさせず、シーズン中のようにローテーションを守りました。しかし、その経験から、今回は非情に徹したのでしょう。<br /><br />　私は落合監督というのは、もっと手腕を評価されてもいいと思っていました。今回の日本一を抜きにしても、就任から４年間で優勝、２位、優勝、２位。何の文句もない素晴らしい成績を残しています。しかし、落合監督はメディアなどで手腕に見合うだけの評価を得ていません。<br /><br />　それを考えると、今の日本球界が抱える問題点、そして間違ったリーダーシップ像が見えてくるような気がします。<br /><br />　次回は、その点について論じたいと思います。]]>
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      <![CDATA[　点差以上に、中日の力が勝っているのではないでしょうか。中日が王手をかけた日本シリーズ第４戦をナゴヤドームで観戦し、そう感じました。<br /><br />　３勝１敗という結果から言っているわけではありません。何と言いますか、中日に余裕のようなものを感じます。いや、日本ハムの方が、中日にプレッシャーをかけ切れていない、と言った方がいいかもしれません。<br /><br />　そう思える場面は第４戦にも随所に見られました。<br /><br />　まず、１回表の守りです。井端の失策から陥った２死二塁のピンチでセギノールを迎えました。貧打に苦しむ日本ハム打線の中、唯一、当たっている打者といっていいでしょう。ここまでの戦いでは中日ウッズより、よほど怖い存在になっています。<br /><br />　中日バッテリーは外角のボール球を続けました。基本は敬遠で、振ってくれれば幸運という策です。一塁が空いているとはいえ、初回でもあり、走者をためるリスクが伴います。しかし、日本ハム打線では、このリスクがほとんどないと言っていいでしょう。<br /><br />　その通り、続く小谷野を三振に打ち取り難なくピンチを脱しました。３回にも２死二塁からセギノールを歩かせ、いい当たりだったとはいえ小谷野を右飛に抑えました。この５番打者では、中日投手に、四球で走者を増やすというプレッシャーを与えられません。比較的、楽な気分でピンチに対することができるでしょう。<br /><br />　日本ハムは５番打者を日替わりしています。第１戦は工藤、第２戦は高橋、第３戦は工藤、そして、この日の第４戦は小谷野になりました。小谷野は第３戦まで無安打。決して好調を買われて抜てきされたわけではありません。５番以降に恐怖感のある打者がいない。これは中日を非常に楽にしています。<br /><br /><br />　こうした戦力の問題だけではありません。「準備」でも中日のプレッシャーを軽減してしまっています。<br /><br />　２回裏の攻撃。２死から出塁した荒木が、井端の初球で盗塁を決めました。２死一塁で走者が荒木とあれば、盗塁を警戒する必要があります。しかし、バッテリーはけん制もクイックもなく、あっさり決められました。<br /><br />　吉川は高卒ルーキー。今日は非常によく投げたし、立派な投球内容でした。彼を責めることはできません。これは日本ハムの準備、そして指示が徹底されていなかったのでしょう。<br /><br />　荒木はシリーズ３個目の盗塁です。もちろん彼の足、技術は素晴らしいのですが、日本ハムが荒木を警戒し切れていません。<br /><br />　交流戦では日本ハムの３勝１敗でした。日本ハムはこのデータ、内容を洗い直したのでしょうか。どうも、勝ち越したという事実に甘んじていたような印象を受けてしまいます。<br /><br />　一方の中日はデータを洗い直し、戦いに生かしています。荒木の盗塁しかり。谷繁のリードしかり。これはクライマックス・シリーズから感じていたことです。阪神、巨人に対しても、公式戦とは違う組み立てで攻めるなど、過去の対戦を糧にしています。この差も大きいでしょう。<br /><br /><br />　さて、これで日本ハムは第５戦に中４日でダルビッシュを先発させるしかなくなりました。一方の中日はエース川上を万全の中６日で第６戦に回すでしょう。<br /><br />　こうした面からも中日が有利と言えます。しかし、短期決戦は何を契機に流れが変わるか分かりません。<br /><br />　第４戦の中日も危ない場面がありました。５回にセギノールの内角を攻め切れず、二塁打を浴びました。四死球でいい場面で真ん中に球が入りました。これを契機に一時は同点とされました。単に打たれたという結果ではなく、投手の意識の欠如が問題です。こうしたミスから大きく流れが変わることは多々あります。<br /><br />　ここから、どんな展開になるのでしょうか。みなさんも一緒に、じっくりと勝負の行方を見守っていきましょう。]]>
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    <dc:date>2007-10-31T23:23:20+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　いよいよ日本シリーズが始まります。日本ハムと中日。昨年と同じカードですが、興味は尽きません。<br /><br />　チームの形とすれば、同型。ともにホームランや長打力で相手をねじ伏せるタイプのチームではありません。１、２番コンビからかき回していく打線、代表的なエース、抑えがいる投手陣、堅い守り…。<br /><br />　となると、走者をきちっと進めて相手にプレッシャーを与えることができるかが、重要になってきます。逆に、相手にきっかけを与えるのは四球であり、エラー。このあたりの細かなことが、大事なところできちっとできるか、できないか。短期決戦ですから、なおさらです。<br /><br />　とはいえ、両チームとも、そのへんのところはしっかりできるチーム。そうなると、やはり注目したいのは投手の使い方です。<br /><br />　とくに両エースの起用法。日本ハムは、力、制球力、闘争心とも申し分のないダルビッシュを第１戦に使ってくるでしょう。いかに「７戦」でダルビッシュを生かすか、という観点からも、ダルビッシュ第１戦先発はかなっています。中４日でいけるため、第５戦先発も間違いない。展開がもつれていれば第６、７戦の大事なところでのリリーフもあると見ます。<br /><br />　どうするのか、興味があるのは中日。川上は中４日でいくスタミナはありませんから、第１戦にいったら、次は第６戦。また、第１戦で川上をダルビッシュにぶつけるかどうか思案のしどころです。自軍の打線がダルビッシュから何点とれるか、川上を投入して１―２などロースコアで敗れたら痛い…。川上を第２戦、中５日で第６戦、ということもあると僕は思うんです。<br /><br />　それは決して消極的な起用ではなく、川上をより有効に使うにはどうすればいいか、ということです。最悪でも敵地で１勝１敗は御の字ですから。<br /><br />　クライマックスシリーズで、シーズン中とは違う短期決戦型の采配で日本シリーズにコマを進めた落合監督。同じ短期決戦でも第１ステージの３試合制、第２ステージの５試合制とは違う、７試合制の日本シリーズでどんな采配をするか、楽しみです。<br /><br />　「周囲」の状況がどう影響するのか、も興味のあるところです。試合間隔では中日がほどよく、日本ハムは空き過ぎました。ワールドシリーズ第１戦がそうだったように、ロッキーズの勢いは、試合間隔が空いてしまったために失われました。以前にも書きましたが、肉体の疲労と、緊張感というのは別なのです。<br /><br />　また日本ハムについては、ヒルマン監督がシリーズを前に大リーグ・ロイヤルズの監督就任会見のため一時帰国。また高田ＧＭも退任が決まり、ヤクルトの監督就任会見を行うという、異常な事態となっています。選手たちは、口では理解しているというようなことを言うでしょうが、心の奥底ではどうか。「有終の美を」という方向になるのかどうか。シリーズにどういう影響が出るかです。<br /><br />　いろいろな角度から、じっくり観戦してみようと思っています。]]>
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    <dc:date>2007-10-25T18:18:37+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　このほどハワイから日本に一時帰国し、ずっと気になり、このコミュニティでも問題提起してきたクライマックスシリーズ（ＣＳ）をじっくり観戦しました。日刊スポーツ野球担当の飯島智則記者とのやりとりが日刊スポーツ紙面に掲載されましたので、紹介します。<br /><br />　<br />　－－初のＣＳが終わった。パ・リーグはリーグ優勝の日本ハムが勝ち抜いたが、セでは優勝の巨人が敗れた。２位の中日が日本シリーズへ出場する<br />　<br />　さまざまな矛盾を抱えた制度といえる。中でも、中日が日本シリーズ出場を決めた20日の試合に最大の矛盾が見えた。９回裏２死。「さあ、あと１人」という場面でも中日選手はベンチの中にいた。普通ならばマウンドへ駆け出すために身を乗り出しているところだろう。胴上げも、ビールかけもなし。素晴らしい勝利だったが、この勝利をどう受け止めるべきかという戸惑い、複雑な思いがあったのだろう。<br />　<br />　<br />　－－本来ならば最高の瞬間のはず<br />　<br />　そう。何度体験しても、たまらない瞬間。さまざまあったイヤなこともゴタゴタも、すべて忘れ、頭が空っぽになるところ。それなのに「リーグ優勝は巨人で…」と、頭の中で理屈を考えなければいけない。中日は日本一になっても「リーグでは負けた」という思いが残るだろう。<br />　<br />　<br />　－－あくまでセ優勝は巨人<br />　<br />　巨人も複雑だろう。長いペナントを制したが、セの勝者として心から誇れるか。中日も、巨人も本当の喜びを得られない。ここに大きな違和感がある。ファンも同じだろう。<br />　<br /><br />　－－ＣＳを導入した最大の理由は、球団の利益増といっていい。ＣＳはもちろん、出場しないチームも消化試合が減れば観客動員が増える。経営難の球団が救われる<br />　<br />　弱者救済もいい。それならば、もっと根底から変えるべきところがある。球界として弱者を救うならば、ドラフト制度の完全ウエーバーや、大リーグのようなぜいたく税なども考えられる。そこに手を付けずＣＳだけを導入して解決するのか。何とも中途半端な印象を受ける。<br />　<br /><br />　－－プレーオフ制には賛成できない<br />　<br />　基本的に反対。<br />　<br /><br />　－－だが、すでに導入された。今後どうするべきか<br />　<br />　続けるとすれば、第１ステージを５試合制（３勝先勝）。第２ステージを７試合制（４勝先勝）にすべきだろう。<br />　<br /><br />　－－理由は<br />　<br />　わずか３試合、５試合では、一瞬で１年間が逆転してしまう。ある程度、長い方がじっくり戦えるし、実力が出やすい。逆転現象があっても、現場もファンも納得しやすいだろう。また、日本一へのステップという重要な舞台と考えるならば、やはりホーム＆アウエーで公平にやるべき。さらに、収益面を考えても試合数が多い方がいい。<br />　<br /><br />　－－改善が必要<br />　<br />　ＣＳも日本シリーズと同様に、日本野球機構が主催してリードすべき。同じイベントなのにリーグにより対応がバラバラだった。同じ時間にセ、パが試合をしていたり、パにはＣＳのＭＶＰがあるのに、セはない。大リーグは宣伝を含めてＭＬＢが主導して非常にうまくやっている。球界として盛り上げる姿勢を持ってほしい。ＣＳに限らず、現在の球界の問題点といっていいだろう。]]>
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    <dc:date>2007-10-24T12:46:56+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　プロ野球は日本シリーズへ、メジャーリーグはワールドシリーズへ、それぞれし烈な戦いが続いています。そんな中、ロッキーズがいち早く、頂点を決めるシリーズへとコマを進めました。<br /><br />　シーズン前、下馬評が低かったロッキーズのワールドシリーズ出場を、誰が予想できたでしょう。しかも、ご存知のように、地区シリーズ、ナ・リーグ優勝決定シリーズとも無傷の７連勝。シーズン終盤から、ワンゲームプレーオフを含め、２２戦２１勝という、信じられない快進撃です。<br /><br />　あっぱれ、です。勝負ごとには、こういうこともあるのだということも教えてくれました。<br /><br />　短期決戦の怖さ、ということもあらためて教えてくれました。勢いが、いかに力になるか。ロッキーズの場合、勝つことによって力をつけているな、と感じました。リーグ優勝を決めた優勝決定シリーズ第４戦では４回に一挙６点を奪って試合の流れをつかみましたが、打つべき人が打ってのもの。強さを感じました。<br /><br />　監督経験者の目から見ると、日程の妙もあります。ここまでは、勢いのあるチームにとって、もってこいの日程でした。<br /><br />　ワンゲームプレーオフから、１日空けただけで地区シリーズに突入。それも３連勝で乗り切ったため、次のリーグ優勝決定シリーズまでは４日空きました。投手のローテーションを考えると、これがまたちょうどいい間隔になったんです。<br /><br />　試合の間隔というのは、本当に微妙です。間隔が空かないと肉体的にはキツイが、緊張感を保つという点ではやりやすい。逆に、間隔が空き過ぎると、どうしても緊張の糸が切れてしまいます。喜びと同時にホッとしてしまうのは、人間ですから仕方がないこと。１度、緊張の糸が切れてしまうと、盛り返すのは本当に難しいものです。<br /><br />　そう考えると、ロッキーズにとって、リーグ優勝決定シリーズを４連勝で乗り切ったことが、どう影響してくるか、です。ワールドシリーズまで８日間も空きます。体は休まるでしょうが、緊張感という点で、どう調整してくるか、興味がありますね。<br /><br />　一方、対戦することになるア・リーグ優勝決定シリーズは、第４戦を終えてインディアンスが３勝１敗でレッドソックスをリード。現時点ではワールドシリーズまで中５日、中３日、中２日で出てくる可能性があります。<br /><br />　みなさんも、いろいろな視点から短期決戦を見ていただければ、より楽しめると思います。]]>
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    <dc:date>2007-10-18T01:12:02+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　メジャーリーグは地区シリーズを終え、リーグ優勝決定シリーズに突入。あらためて顔ぶれを見てみると、ひじょうに興味深いですね。<br /><br />　乱暴な言い方かもしれませんが、大金を投じてつくったチ－ムと、手づくりのチームに分けられ、僕は、今の大リーグの流れがどの方向に向いているのかに思いを馳せたりしています。<br /><br />　１つ、資料を示したいと思います。大リーグ選手会が毎年開幕時に発表しているチームごとの総年俸の順位で、今年のプレーオフに出場したチームを抜き出してみました。<br /><br />　　１位　ヤンキース<br />　　２位　レッドソックス<br />　　３位　エンゼルス<br />　　４位　カブス<br />　１４位　フィリーズ<br />　２３位　インディアンス<br />　２５位　ロッキーズ<br />　２６位　ダイヤモンドバックス<br /><br />　この中で、リーグ優勝決定シリーズに勝ち進んだのは、レッドソックス、ロッキーズ、インディアンス、ダイヤモンドバックスの４チーム。レッドソックス以外は手づくりのチームが勝ちあがってきた、ということになります。<br /><br />　もちろん、今年になって急にチーム作りが変わったわけではありません。たとえばインディアンスは、かつてはトーミやラミレスら大物選手をそろえていましたが、その後に放出。自前で育てることに切り替えて、ここまでたどりついた典型でしょう。<br />　<br />　ダイヤモンドバックスも、一時期は外から選手を買い集め、２００１年にはシリング、ジョンソンを擁しワールドシリーズを制しました。その後、やはり両投手とも放出。ようやく自前でここまで作り上げてきたという印象です。<br />　<br />　野球自体も、近年、「スモールボール」という言葉が流行したように、メジャーリーグの一般的なイメージとは違ってきています。本当に、よく小技を使いますよ。インディアンスなんて、ことごとくバントを決めます。とくに短期決戦では、バントを決められるかどうかが大きいですね。<br /><br />　長く監督をやってきたせいか、僕は、このチームをどう作り上げたのか、どういう野球の方向性で作ろうとしてきたのか、といった視点でも試合を見ます。表面的には大型契約に目がいきがちで、そういった選手の動向ばかりでチーム力が判断されがちですが、そうとばかりは言えないことも顕著になってきています。<br /><br />　さて、今年はどのチームがリーグ優勝し、ワールドシリーズを制するのか。メジャーのチームづくり、の視点からも興味深いところです。]]>
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    <dc:date>2007-10-11T18:21:30+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　プロ野球ファンのみなさん、ちょっと間延びしてしまう感じがしませんか？<br /><br />　セ、パとも激しい上位争いが繰り広げられ、セは巨人、パは日本ハムがリーグ優勝を決めました。白熱した戦いの中で頂点を極めたことに、敬意を表します。でも、優勝した巨人と日本ハムは、しばらく試合がないんです。今年からクライマックスシリーズが導入されますが、セの優勝チームが戦うのは１８日の第２ステージから、パのそれはセより早いものの１３日から。優勝決定から、間が空いてしまうんです。<br /><br />　２、３位チームによる第１ステージもセが１３日から、パが８日からと、これもまた間が空いてしまうんですね。<br /><br />　メジャーリーグは、まさに間髪を入れず、プレーオフに入りました。ロッキーズとパドレスがワンゲームプレーオフを行うなど、メジャーリーグも終盤に盛り上がりました。し烈な戦いから、そのままプレーオフになだれ込んでいるのです。終盤の戦いに手に汗を握ったファンは、そのままプレーオフへと気持ちを向けられます。<br /><br />　戦うチーム、選手にとっても、大きな問題です。せっかく優勝しても、巨人や日本ハムのように間が空いてしまっては、どうしても緊張が途絶えてしまいます。投手に関しては休むことができ、第１ステージを勝ち上がったチームよりローテーションに余裕がもてますが、試合勘を考えるとプラスばかりとは言えません。教育リーグに１軍選手を派遣するケースもありますが、もしケガでもしたら…。<br /><br />　日程上の公平さ。この視点が欠けているのだと思います。シーズンの優勝を決め、あらためてクライマックスシリーズ、日本シリーズという舞台を設けるのであれば、可能な限り公平な舞台を用意すべきです。<br /><br />　その意味では、２７日に開幕する日本シリーズまでの間隔も不公平です。パの第２ステージは第５戦までもつれても１８日に終了する予定ですが、セは第５戦が２２日に組まれています。<br /><br />　セ、パの優勝、クライマックスシリーズ進出チームの順位が決まったことを機に、以上のようなことを僕は感じました。皆さんは、どう思われますか？]]>
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    <dc:date>2007-10-05T13:15:42+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　今年もハワイで、９月２９日からウインターリーグが開催されます。このリーグは昨年、９年ぶりに復活。かつてイチローや小久保らも参加した、一流への登竜門ともいわれるリーグです。今年もコーチや若い選手たちがやって来ますが、始まる前に、言っておきたいことがあります。<br /><br />　若い選手にとって、この時期に外国の選手といっしょにプレーすることはとてもいいこと。レベルは１Ａ、２Ａといったところですが、学ぶことはたくさんあります。しかし昨年、僕は球場に行って観戦し、選手に話も聞きましたが、各球団がどういう意味合いで派遣したのか、フロントや首脳陣がきちっと選手に伝えて送り出したのか、疑問を感じたのです。いい試みであっても、目的がしっかりしていないと、もったいない。ですから、敢えて苦言を呈するのです。<br /><br />　日本から派遣される選手以外は、ドジャースやヤンキースなど大リーグ傘下のマイナークラスの選手たち。穴の空いたソックスを履いてプレーする選手も少なくありません。闘志もむき出しです。一方、日本の選手は全力疾走もしない。<br /><br />　選手に話を聞いても、残念な答えが返ってきました。試合はナイター。昼間は何をしているのか尋ねると、何もしていない、とのことでした。ジムに行っているとか、走りこんでいるとか、そういう答えが返ってくると思っていたのですが…。ハワイには公園がたくさんあり、気候も温暖。やろうと思えばいくらでもできるのに。<br /><br />　実際、耳に入ってくるのは「日本の選手が○○で飲んでました」といった話。あるコーチは到着した晩から飲み屋さんに行ったという話も聞きました。ハワイは温暖な気候に加えて、リラックスできるムード、日本語が通じる、など恵まれた環境にあります。その恩恵をプラスにするのもマイナスにするのも、選手、コーチ次第なんです。<br /><br />　西武監督時代に、中南米のウインターリーグに選手を派遣し、僕もいっしょに行ったことがあります。こちらはメジャーリーガーも参加するレベルですが、成績が悪ければ契約解除、つまりクビになりますし、メジャーのスカウト陣もおり、選手たちはアピールに必死。技術的なことや采配面だけでなく、シーズンオフに厳しい環境に身を置く姿を目の当たりにし、勉強になりました。<br /><br />　ハワイ・ウインターリーグにやってくるのは、中南米のウインターリーグに参加できない選手たちで、レベルは違います。しかし、精神的な部分は同じでしょう。これだけでも学ぶ価値があるはずです。<br /><br />　コーチにとっても、日本にはない教え方や練習方法、作戦面、考え方に接するチャンス。取り入れるかどうかは別にしても、こういう考え方ややり方もあるのかと、刺激になるはずです。<br /><br />　今年は、どんな選手が、どんな目的をもってやってくるのか。じっくり見てみようと思います。]]>
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    <dc:date>2007-09-26T20:17:27+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　まさか、の日本からの「ニュース」でした。<br />　１７日から１９日まで甲子園で行われた首位攻防戦、阪神―巨人戦が、関東では地上波でテレビ中継されなかった件です。<br /><br />　１つの勝利、敗戦で順位が入れ替わる、まさにし烈な戦い。こんな最高の戦いを、球場に行くことができないファンは、ＣＳ放送の契約をしていない限り、見ることができなかったのです。<br /><br />　阪神と巨人といえば、日本のプロ野球チームの中でも人気球団。その両チームのユニホーム組が最高の戦いをしながら、たくさんの野球ファンに見せられなかったわけです。<br /><br />　プロ野球機構、コミッショナー（代行）、球団フロントは、この３連戦が放送されなかったことを真剣に考えるべきです。プロ野球関係者からすれば、野球人気が心配されるこの時代に、盛り上げる格好の機会を逃したわけですから。<br /><br />　つい最近まで想像すらできなかったことでしょう。しかし、今までのツケとも言えます。つい数年前まで、人気チームの場合、球団側の方がテレビ局側に対して「中継させてやる」の立場でした。テレビ局側からすれば「中継させてください」だったでしょう。それが今は、立場が逆転しているわけです。テレビの影響は、小さくないでしょう。プロ野球界として、取り組むべきです。<br /><br />　テレビ局側にも、理解してもらいたいことがあります。視聴率が低いから、人気がないとか、野球離れ、と言いますが、以前にも書きましたように、試合序盤を中継せず、多くが途中で打ち切りでは、そりゃあ、視聴者は逃げていきますよ。「どうせいいところで中継が打ち切られるなら、あとで結果だけ分かればいい」と。<br /><br />　プロ野球側、テレビ局側、双方にとって共存共栄できる道はないものか。いい契約方法はないものか。この事態を機に、コミッショナー代行が音頭をとってでも取り組むべき問題だと思います。今のままでは、ユニホーム組がせっかくいい試合をしても、手に汗握るペナントレースを展開しても、大切なファンを失っていくことになりかねません。]]>
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    <dc:date>2007-09-21T18:20:34+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　優勝争い大詰めの段階にきて、日本のプロ野球では日程消化の問題がクローズアップされてきました。前回、もっと盛り上がっていいはずの３強の争いに、クライマックスシリーズの存在が水を差しているのではないか、という話を書きました。今回のテーマもクライマックスシリーズにまつわることです。<br /><br />　なぜ今、日程消化の問題が注目されているか。ご存知のように、セ・リーグは台風をはじめ雨の影響で、クライマックスシリーズまでに全日程が消化できない可能性が出てきています。もし消化しきれない場合、１、２、３位は、クライマックスシリーズ２日前の順位で確定する、というものです。そこで確定しないと、すでに日程が決まっている第１ステージ、第２ステージをスタートできないためです。これは、セ・リーグのアグリーメントで示されている「ルール」です。<br /><br />　でも、どうですか。今の混戦状況からすれば、最後の最後まで上位３球団の順位がもつれる可能性があります。万が一とはいえ、上位球団の順位に影響が出る可能性があるまま、クライマックスシリーズ２日前の成績で順位確定となれば、戦ってきた選手、ファンはどう受け止めるでしょう。悲しい話です。<br /><br />　こんな「ルール」を設けてしまったこと自体、そして、このような「ルール」を設けざるをえない日程を組んだこと自体が残念で仕方がないのですが、実際のところ、全球団が全日程を消化する意識を強くもってきたか、最大限の努力をしてきたか、と問いたい気持ちです。<br /><br />　たとえば、もう少し早い時期に大型の連戦を組み込むとか、雨天中止になったら翌日にダブルヘッダーを組むとか…。そういうことを言うと、移動が厳しいとか、切符の払い戻しがややこしいとか、急にダブルヘッダーを組んでも観客が入らないとか、そんな話がすぐに出てくるものです。<br /><br />　でも、どんな苦労をしてでも、試合を消化していく努力はすべきだと思うのです。<br /><br />　メジャーでは、十何連戦が組まれたり、何時間も開始時間を遅らせて試合を行ったり、ダブルヘッダーが組まれることがありますよね。記憶に新しいところでは、８月下旬にデトロイトで行われたタイガースＶＳヤンキース戦。降雨のため４時間１分遅れの午後１１時６分に試合が始まり、終了時間が午前３時３０分というのがありました。<br /><br />　日米では事情が違う、と言われるかもしれませんが、全日程を消化することへの意識の違いだと僕は思っています。<br /><br />　今こそ、コミッショナー、いや、不在ですからコミッショナー代行に、強権を発揮していただきたい。どんな方法でも全日程を消化すべく、一肌脱いでいただきたい。<br /><br />　結果として、何もせずとも順位に影響がない状態でクライマックスシリーズを迎えられるかもしれませんが、大きな問題としてとらえるべきです。]]>
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    <dc:date>2007-09-14T14:52:35+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　日本のペナントレースも、いよいよ終盤にさしかかってきましたね。セ、パとも上位３チームが大混戦！<br /><br />　しかし、混戦の割に、ハラハラドキドキがないような気がしませんか？<br /><br />　ハワイでもテレビ中継をみることができますが、日本の知人からも、なにか今年は盛り上がりに欠ける、といった声を聞きます。<br /><br />　なぜでしょう？　突き詰めれば、クライマックスシリーズに行きつきます。<br /><br />　せっかく、両リーグとも上位３チームがし烈な争いをしている展開であるにもかかわらず、この制度では、多くの人の興味が３位以内に入るか入らないかにいっているのではないかと思うのです。<br /><br />　それはそうでしょう。１位にはリーグ優勝という称号が与えられます。しかし、日本シリーズに出られない可能性があります。逆に、リーグ優勝しなくても「日本一」を争う権利を得る可能性があります。これでは、リーグ優勝って何？　日本シリーズって何？　と素朴な疑問がわいてきてしまいます。<br /><br />　しかも、皮肉なことに、今年は上位３チームがし烈な争いをしていることが、マイナスの印象を与えることになってしまいました。４位以下が３位と離れてしまったため、クライマックスシリーズ出場チームが概ね見えてきてしまっているのです。<br /><br />　また、今はまだ、どの３チームにもリーグ優勝する可能性がありますが、１位が難しくなったら、現場とすれば２位も３位もいっしょ。３位以上が確実になった時点で、３位チームは、クライマックスシリーズ第１ステージの用意に入りますよ。<br /><br />　営業的には、１位、２位のチームがホームで試合ができるメリットがありますが、敢えて言えばほんの数試合の話でしょう。１位は第１ステージを戦わなくてもいいですが、実戦が空くことを考えれば全面的に有利かは微妙。プレーオフはパ・リーグが先に始め、盛り上がったといいますが、それも１０月のほんの一時期のことでしょう。つまり、一時期の盛り上がり、数試合分の収入に目がいってしまい、それまでの長いペナントレースのし烈な戦い、盛り上がり、興味に水を差してしまっているのでは、と思うのです。<br /><br />　僕は西武監督時代、０・５ゲーム差で優勝を逃したこともあるし、ライバルの近鉄が最終戦で引き分けて優勝できた経験もあります。ペナントレースとは、それほど厳しいもので、そうした戦いがファンを熱くさせるはずです。<br /><br />　今の制度下では、以前のような緊迫した戦いが生まれにくいのではないでしょうか。<br /><br />　同じ「プレーオフ」でも、メジャーリーグは理にかなっていますね。説明するまでもないでしょうが、ワイルドカードは、地区によっては強いチームばかりが集まることがあるため、地区優勝以外でもっとも勝率のいいチームに出場権を与えるもの。値打ちがあるのです。<br /><br />　クライマックスシリーズ１年目。きちんと検証してほしいものです。]]>
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    <dc:date>2007-09-04T19:30:39+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　夏の終わりに、触れておきたいことがあります。少し時間がたちましたが、佐賀北の劇的な優勝で幕を閉じた今夏の高校野球についてです。<br /><br />　甲子園大会は、ハワイでもテレビで見ることができました。痛快であり、すがすがしい優勝でした。<br /><br />　今年は春先から裏金、特待生、対外試合禁止、夏の大会出場容認と、大人たちの勝手な理屈と対応の流れの中で、夏の大会が行われました。それが、特待生のいない、言ってみれば無印といっていい、普通科の県立の進学校が優勝する幕切れとなったのですから。<br /><br />　高野連からすれば、優勝とは別に「表彰」ものでしょう。高校野球が多くの人々に愛される原点ともいえる純真さ。一生懸命に白球を追いかける美しさ。試合終盤に訪れるドラマ、熱戦。これぞ高校野球というものを、見せてくれました。<br /><br />　テレビで見ましたが、練習風景も我々の時代のようでした。サッカー部など他の部と時間を分け合ってグラウンドを使って練習しているそうです。<br /><br />　技術はともかく、プロ野球に身を置く者にとっても参考になりますね。１球の重さ、怖さ。だれが、それまで１安打のチームが８回に４点差を逆転すると予想するでしょう。ましてや満塁ホームランで。逆に、広陵が逆転されると誰が本気で感じていたでしょう。勝負の怖さを、見せ付けてくれました。<br /><br />　特待生のいないチームの優勝は、個の力だけでは勝てないということも、あらためて教えてくれました。野球というのは、個々の力がつながりあってこそなんです。プロに置き換えれば、金持ち球団がＦＡで選手を集めるだけでは勝てない、ということです。<br /><br />　最後に、特待生について。僕は、特待生制度は否定しません。音楽、絵画など、若い人たちの才能を援助すること、道を拓く助けをすることは大事なことだと思うからです。野球の才能だって、そうです。<br /><br />　問題にすべきは、越境入学をずっと放置してきたことでしょう。なんのために他県から集めるのか？　学校のＰＲ？　他県から誘うとなれば裏で何かあるのではと想像できてしまう？<br /><br />　この夏、球児たちは大事なことを教えてくれました。今度は大人たちが応える番です。]]>
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      <![CDATA[　この時期に去就が注目されているヤクルト古田兼任監督。僕は、今の時代に兼任監督というのは、その負担から本当に難しいと感じていました。<br /><br />　フロントは客集めのための「選手・古田」ブランドを当てにしたのだと思いますが、古田兼任監督も監督という仕事の重さを見誤っていたのではないかと感じます。<br /><br />　監督というのは、人を動かす仕事です。コーチ経験もなく戦いの難しさも知らない古田君が、ましてや兼任監督という大変な仕事を引き受けてしまったのです。苦労して当たり前です。同じ捕手でも、たとえば投手は「捕手・古田」ではなく「古田監督」として見てしまいます。これではどんな状況でもサインに首を振れません。このこと１つとっても、難しさが分かってもらえると思います。<br /><br />　さらに残念だったのは、政治の世界「安倍内閣」といっしょで、仲良しグループでスタッフを固めてしまったことです。年上で、監督である自分にも厳しいことを言ってくれる存在は必要でした。南海時代の野村兼任監督のときは、ブレーザーという参謀がいました。<br /><br />　もう１つ、フロントが「選手・古田」のブランドを当てにしたように、古田兼任監督自身も「スター選手・古田」から抜けきれていないことです。６月１０日に、それまで２試合の出場にとどまっていた自らの登録を抹消しましたが、なぜか後半戦スタートと同時に再登録したことに、表れています。抹消したときは、監督業に専念し、若い選手にチャンスを与えるものと受け止めました。ところが、再登録。これでは、選手はついてこないでしょう。<br /><br />　そして８月９日の横浜戦。テレビで見ましたが、９点ビハインドの状況で、自らを代打に起用。二ゴロで、足がもつれるようにしながら走り、アウトになった場面です。若い選手に１打席でもいいから経験させることの方が、どれだけチームのためになるか。全力疾走もできない監督が、選手にどうゲキを飛ばすのか。大声援に包まれたそうですが、本来あるべきものではないでしょう。<br /><br />　監督としての厳しさにも疑問符がつきます。高津のリリーフで、どれだけ失敗しているか。２人は家族ぐるみの付き合いだということは、よく知られています。でも監督ならば、スパッと切らなきゃ。<br /><br />　今回の去就問題は、球団と古田兼任監督、双方とも見栄との戦いになっているように映ります。監督に何を求めるのか、監督として何を求められるのか、今一度、考えてほしいものです。]]>
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    <dc:date>2007-08-21T12:19:47+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　ヤクルト古田兼任監督の去就問題が、注目されています。<br /><br />　なぜ、シーズンの最中に監督問題が露呈するのか。決して、いいことではありません。フロントが、この監督でダメだというのであれば、不適格だと判断したのであれば、即座に切ればいいんです。厳しいようですが、それがチーム、ファンのためですし、スッキリします。<br /><br />　この時期に監督の去就問題が表に出て、しかもズルズルと時間ばかり経過。主体性のなさそうな球団の体質も浮き彫りになっています。これでは、選手は監督の言うことを素直に聞きにくいし、コーチはコーチでシーズン後のことが心配になってしまいます。戦える状況ではなくなってしまうわけです。<br /><br />　報道等によれば、球団社長や相談役が、代わる代わる、来季は白紙、来季は監督専任でやってもらいたい、などと述べています。ここには、冷たい球団と思われたくない、との思惑も見え隠れします。本人が現役に固執したから仕方なく去ってもらうことになった－。そんな筋書き。これまでも、よくあったでしょう。今季限りと決まっているのに、最後までやらせることが。それは、球団が外向きを強く意識していることの表れなんです。<br /><br />　僕も経験があります。横浜の監督を辞めたときです。球団から「辞任の形にしてくれ」と言われました。でも事実は解任。それならクビと言ってほしいと、僕は言いました。<br /><br />　契約社会というのはそういう世界なんです。大リーグではシーズン中の監督交代も珍しくないですよね。それは、契約上、途中で切られることもあることを、監督もファンも理解しているんです。<br /><br />　監督の話ではありませんが、桑田投手が先日、パイレーツから戦力外通告を受けました。潔く受け止めた桑田投手も立派でしたが、決断し実行したパイレーツも大したものでした。繰り返しになりますが、プロの契約社会とは、そういうものなのです。フロントにはそれだけの責任もあるはずです。<br /><br />　切るときはスパッと切り、次の監督あるいは代理監督で残りのシーズンを精一杯戦う、もしくは来季を見据えた戦いをすべきだと思います。迷惑を被るのはファンであり、少しでも成績を上げようとする選手たちなのです。<br /><br />　そもそも古田選手兼任監督とは、なんだったのか。続きは「その２」で。]]>
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      <![CDATA[　引き続き、日本人メジャーに関心させられたことを、書いてみたいと思います。<br /><br />　&lt;フィリーズ井口&gt;　先月末、トレード期限ぎりぎりでホワイトソックスから移籍が決まりました。正直、驚きました。しかし、メジャーでは優勝するために、ワイルドカード獲得のためにこの時期に戦力をもう１度整えるのは当然のこと。フィリーズも、まさにその状況での井口獲得でした。<br />　日本でシーズン中にトレードとなれば、ジメジメっとした話になってしまうでしょう。井口はメジャーリーグ３年目で、メジャーのシステムを頭では分かっているとはいえ、シーズン中の移籍は大変だったと思います。自分だけでなく、家族のこともありますから。しかし、立派でしたね。移籍初戦でいきなり勝利に貢献する活躍をし、その後も毎試合ヒット。日本人メジャー初の両リーグ本塁打も記録しました。<br />　気持ちの切り替えは、口で言うほど易しいものではないでしょう。メジャーの水を井口は身をもって受け入れ、その苦難に打ち勝ってみせたのです。<br /><br />　&lt;ドジャース斎藤&gt;　横浜監督時代に抑えに起用した投手でもあります。ドジャースでの活躍ぶりは、あえて説明する必要はないでしょう。日本では持病の腰痛、ひじ痛を抱え、あっちが痛いこっちが痛い、と苦しんでいたものでした。しかし今は、相変わらず腰に爆弾を抱えながら、ひと言も言わない。<br />　たくましくなったなあ、と思います。<br />　西海岸の、湿気が少ない気候が体に好影響を及ぼしたことはあるでしょう。技術的には、斎藤にとってはメジャーの縫い目の高いボールが、武器のスライダーにマッチしたとも聞きます。何より、マイナー契約から、1年勝負で臨むその姿勢が、今の姿につながっているのではないでしょうか。<br /><br />　海を渡ってきた日本人選手を見ていると、１年１年、成長しているような気がして、とてもうれしい。メジャーリーグという、いろいろな意味で厳しい環境の中に身をおき、真正面から向き合いながら、メジャーリーガーとしての自分がつくられていくのでしょう。<br /><br />　ほかの選手たちも、それぞれのチームで貴重な働きをしています。苦労している選手、メディアにたたかれている選手、放出と報じられた選手もいますが、それも含めてメジャーリーグ。数字だけではありません。「一流」になっていく姿を見届けていけるのは、本当に楽しいものです。<br />]]>
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      <![CDATA[　日本ではクライマックスシリーズに向けてし烈な戦いが繰り広げられていますが、メジャーも地区優勝とワイルドカードをめぐり、より熱を帯びてきました。<br />　７日にはボンズが通算７５６号本塁打を放ち、歴代１位記録を更新。メディアの扱いも、メジャーリーグに集まっています。<br /><br />　そんな中、日本人として、プロ野球ＯＢとしてうれしいのは、日本から海を渡ってきた選手たちが力を発揮し、その多くが優勝争い、またはワイルドカード争いでし烈な戦いをしているチームの勝敗に直結する活躍をしていること。そして、立派にふるまっているなあ、という点です。<br />　最近関心したことを、記してみます。<br /><br />　&lt;ヤンキース松井&gt;　みなさんご存知のように、７月の月間ＭＶＰを獲得しました。そのときの松井の談話に、こんな文言がありました。<br />　「もう終わったこと。次が始まっている」。<br />　松井に限らず、多くの日本人選手に言えることですが、アメリカに渡った選手は、どこで教わったのかなと思うほど、きちんとした言葉を発しますね。<br /><br />　&lt;マリナーズ・イチロー&gt;　７月に総額１億ドル（約１２２億円）になるとみられる大型契約でマリナーズ残留を決めましたが、さすがだなと思うのは、その後も、さらに活躍していることです。人間ですから、安心してしまってもおかしくないのですが、その逆。大きな契約を結んだ選手としての責任のようなものを感じます。<br />　そんな姿勢もあるのでしょう。日本に比べ、それはそれは厳しい米メディアですが、イチローが結んだ契約にケチをつける論調は、私が見る限り１つも出てきていません。<br />　むしろ、当然だと。<br />　残してきた数字に文句をつけようがないのは言うまでもありませんが、これほどの大型契約といえば、これまでは本塁打を量産できるクリーンアップを打つタイプか、サイヤング賞をとるようなレベルの投手がほとんど。イチローは、強肩、好守、俊足のリードオフマンとして、確たる地位を築いたのです。<br /><br />　イチロー、松井。日本を代表するバットマンは、数字以外でも私を魅了してくれています。<br /><br />　他の選手にも感じたことがあります。それは「その２」で。]]>
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    <dc:date>2007-08-10T13:16:37+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　あきれてものも言えない、とは、このことかもしれません。<br /><br />　日本球界にもっとよくなってほしいと、このコミュニティでも発言してきました。しかし、日本からの報道でプロ野球オーナー達の発言を知り、情けなくなってしまいました。このエヌスク内でも何人かの方が書かれていますが、７月１８日に行われたオーナー会議でのことです。報道によれば、日本球界を盛り上げてもらうため、ＮＨＫに対し、中継を含めた大リーグ報道の自粛を求める申し入れをする方針を固めた、というのです。<br /><br />　なんと情けないオーナー達。責任転嫁、本末転倒…。<br /><br />　言葉を発することさえ空しくなるというものです。その前に、やることはいっぱいあるでしょう。<br /><br />　まず、放送について。ジャイアンツと日本テレビの関係は、みなさんご存知の通りです。しかし今年は、昨年の６３試合中継から、巨人主催７２試合のうち４２試合と大幅に減らした（地上波）といいます。<br /><br />　中継試合数を増やしてもらう方策を考えるのは当然ですが、中継方法もです。というのは、ハワイでも機械さえ取り付ければ日本の放送はすべて見られるのですが、野球好きな人が言うのです。「日本のプロ野球中継は、観る気がしない」と。<br /><br />　なぜでしょう。中継が途中から始まって、途中で打ち切られてしまうことが、ままあるからです。<br /><br />　米国のスポーツ中継は、野球に限らず、始めから終わりまで完全に中継するのが当たり前。そういえば、と思い出すことがあります。９７年のワールドシリーズ（インディアンス対マーリンズ）を取材したときのこと。ある試合の開始時間が３０分遅れました。ワールドシリーズの試合開始予定時間が変更になるとは、いったい、何があったのか。<br /><br />　理由を聞いて、納得しました。アメリカンフットボールの試合が３０分延び、両方とも試合開始から終了まで中継するために、後から始まる野球の開始時間を遅らせたとのことでした。<br /><br />　そのような契約になっているとはいえ、テレビ観戦のスポーツファンのことを考えれば、当然のことかもしれません。もし、どちらかでも中途半端な中継になろうものなら、スポンサーにとってマイナスになってしまうそうです。文化の違い、では片付けられない気がします。<br /><br />　オーナー会議についての報道で、もう１つ気になる発言がありました。<br /><br />　オリックスの宮内オーナーが「日本のプロ野球は苦労して選手を育ててきた」「メジャー数名の選手ばかりを取り上げるのは極めて異常で不愉快だ。公共放送なんだから」「イチローはうちから出た選手だけど、１打席目から流し放しはいかがなものか」などと語ったといいます。おや？　大リーグに選手を出して、見返りに巨額を手にしたのは？　ポスティングシステムをつくったのはどなたでした？　ポスティングシステムで巨額を手にした球団は、ほかにもあります。<br /><br />　テレビや新聞が、なぜメジャーを取り上げるのか。ファンが望むからでしょう。日米の違いはあれ、野球への興味が広がったともいえるでしょう。オーナー会議として考えなければならないことは、山ほどあるはずです。何かあっても本質を見つめない。今回のオーナー会議の件が、とりつくろってその場をしのぐことが多い、寂しいまでの体質を象徴していると感じたのは、私だけでしょうか。]]>
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    <dc:date>2007-08-01T17:47:00+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[　日本では年金問題が大きな関心を呼び、参院選の争点になっているようですね。年金は、私もとても大事な問題だと思います。<br /><br />　ところが、プロ野球選手が、どれほど年金について関心をもっているか。薄いのが実情です。<br /><br />　先ごろ、労組日本プロ野球選手会が、ＦＡ権を取得するまでの期間短縮を求めて訴訟を起こす方針を決議しました。ＦＡの是非は別にして、選手会の動きはうなずけます。何しろ、ＮＰＢときたら、あまり積極的に動いてこなかったのでは。改革すると言いながら、一時の繕いで済ませたり先送りでしのいでばかりですから。<br /><br />　でも、と、敢えて問題提起をしたい。ＦＡ権もいいが、年金問題にも本腰を入れるべきではないかと。以前から言ってきたことですが、なかなか取り上げられない問題です。<br /><br />　なぜ、プロ野球界で年金なのか。<br /><br />　選手寿命は、ご存知のように、決して長くありません。４０歳を超えてプレーする選手もいますが、多くは20代、30代がピーク。いずれにせよ、野球をやめてからの人生の方が長いのです。入団時の契約金、大型契約と、億単位の契約が表には出てきますが、大きなお金を手にできるのは一握り。現役引退後に指導者や評論家として野球に携われる人も、そうです。いずれにせよ、収入は減ります。<br /><br />　人生設計。<br /><br />　これから入ってくる選手にしてみても、精一杯野球をやれて、将来の生活が保障されていた方が、いいに決まっているでしょう。<br /><br />　その点で、メジャーリーグは意識が高いと言えます。プロ野球の年金規定では、最高額の勤続年数１５年以上で１４２万円と定められています。一方、メジャーリーグは、メジャーリーガー１０年で約１６００万円。雲泥の差ですよ。長谷川投手がマリナーズ時代に、将来について「年金で十分に食べていけます」と言っていたのを思い出します。<br /><br />　マイナーリーガーが必死になってメジャーを目指したり、メジャーからマイナーに落ちた選手が懸命に復帰を目指す、そんな姿も、年金資格、額と無縁ではないでしょう。もちろん、純粋にメジャーを目指す気持ちがあるのは当然ですが、年金もモチベーションの１つに大いになりうると思うのです。<br /><br />　先ごろ、イチロー選手が５年９０００万ドル（約１０９億８０００万円）、出来高を含めると総額１億ドル（約１２２億円）になるとみられる大型契約で、マリナーズ残留を決めました。報道で知る限りですが、さすがだな、と思うところがあります。それは、年俸総額の一部が、契約切れ後または現役引退後に分割して支払われるというものです。<br /><br />　ここにも、ユニホームを脱いだ後のことをしっかり考える姿勢が、表れていますね。<br /><br />　日本の選手も、もう少し、将来のこと、年金に関心をもつべきだと思います。]]>
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