森流野球考

中日ナインの戸惑い感じたクライマックスシリーズ


森祇晶さん

森祇晶さん (0)

2007/10/24 12:46

 このほどハワイから日本に一時帰国し、ずっと気になり、このコミュニティでも問題提起してきたクライマックスシリーズ(CS)をじっくり観戦しました。日刊スポーツ野球担当の飯島智則記者とのやりとりが日刊スポーツ紙面に掲載されましたので、紹介します。

 
 --初のCSが終わった。パ・リーグはリーグ優勝の日本ハムが勝ち抜いたが、セでは優勝の巨人が敗れた。2位の中日が日本シリーズへ出場する
 
 さまざまな矛盾を抱えた制度といえる。中でも、中日が日本シリーズ出場を決めた20日の試合に最大の矛盾が見えた。9回裏2死。「さあ、あと1人」という場面でも中日選手はベンチの中にいた。普通ならばマウンドへ駆け出すために身を乗り出しているところだろう。胴上げも、ビールかけもなし。素晴らしい勝利だったが、この勝利をどう受け止めるべきかという戸惑い、複雑な思いがあったのだろう。
 
 
 --本来ならば最高の瞬間のはず
 
 そう。何度体験しても、たまらない瞬間。さまざまあったイヤなこともゴタゴタも、すべて忘れ、頭が空っぽになるところ。それなのに「リーグ優勝は巨人で…」と、頭の中で理屈を考えなければいけない。中日は日本一になっても「リーグでは負けた」という思いが残るだろう。
 
 
 --あくまでセ優勝は巨人
 
 巨人も複雑だろう。長いペナントを制したが、セの勝者として心から誇れるか。中日も、巨人も本当の喜びを得られない。ここに大きな違和感がある。ファンも同じだろう。
 

 --CSを導入した最大の理由は、球団の利益増といっていい。CSはもちろん、出場しないチームも消化試合が減れば観客動員が増える。経営難の球団が救われる
 
 弱者救済もいい。それならば、もっと根底から変えるべきところがある。球界として弱者を救うならば、ドラフト制度の完全ウエーバーや、大リーグのようなぜいたく税なども考えられる。そこに手を付けずCSだけを導入して解決するのか。何とも中途半端な印象を受ける。
 

 --プレーオフ制には賛成できない
 
 基本的に反対。
 

 --だが、すでに導入された。今後どうするべきか
 
 続けるとすれば、第1ステージを5試合制(3勝先勝)。第2ステージを7試合制(4勝先勝)にすべきだろう。
 

 --理由は
 
 わずか3試合、5試合では、一瞬で1年間が逆転してしまう。ある程度、長い方がじっくり戦えるし、実力が出やすい。逆転現象があっても、現場もファンも納得しやすいだろう。また、日本一へのステップという重要な舞台と考えるならば、やはりホーム&アウエーで公平にやるべき。さらに、収益面を考えても試合数が多い方がいい。
 

 --改善が必要
 
 CSも日本シリーズと同様に、日本野球機構が主催してリードすべき。同じイベントなのにリーグにより対応がバラバラだった。同じ時間にセ、パが試合をしていたり、パにはCSのMVPがあるのに、セはない。大リーグは宣伝を含めてMLBが主導して非常にうまくやっている。球界として盛り上げる姿勢を持ってほしい。CSに限らず、現在の球界の問題点といっていいだろう。

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コメント (2)

大和猛虎魂さん

大和猛虎魂さん (6)

2007/10/26 10:33

中日のとった姿勢は共感できますね。
やっているほうも戸惑う制度はやはり見直しが必要と思います。

shunsanさん

shunsanさん

2007/11/05 16:06

セリーグ1位はペナントレースの1位。CSを日本シリーズの予選会と言ったのが落合監督と聞きました。

勝利の後のコメントもそう言っていました。

正直なところ、今回中日ドラゴンズは助かりましたが、やめても構わないと思います。

セリーグ優勝の読売は堂々と優勝パレードをやればいいのにって思うけどね。

『日本シリーズ予選会』で負けただけなんだから 



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