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      <![CDATA[今年もお花見の季節がやって来ましたね。<br />私は、この季節が大好きです。<br /><br />もともと性格的にのんびりしているので、散歩や花や季節の移り変わりを楽しむことが好きでした。<br /><br />一方、潜在意識の中では争い事をいつも避けて通る臆病な性格が、好きになれなかったのかも知れません。<br /><br />いつしか、自分に無いものや欠けているものを表現出来る麻雀にのめり込んでいきました。<br />そんな青年だった私が１９歳の時、偶然出会った方－今思うと必然だったかもしれません－が、師匠である安藤満（故人）です。<br /><br />師匠は、天才肌で勝負事を好む一方、自然界における命の営みに目を向けることが好きな、とても心の優しい方でした。<br /><br />そして、そういったことの中にこそ物事の真理が隠されている－人生や麻雀でつまずき迷路に入り込んだときの脱出のヒントが隠されている－ということを教えてくれた方でもあります。<br /><br />いつも平均点しか取れない凡人青年には、とても魅力的で個性的な方だったんですね～。<br /><br /><br />また“安藤イズム”は、私に限らず、土田浩翔、古久根英孝、多井隆晴を始めとするＲＭＵの面々に脈々と受け継がれているのです。<br /><br /><br />最初から話が横路にそれてしまいましたが、本日３月２７日は、師匠の命日ということもあり、みなさんにお話しておきたかったのです。<br /><br /><br />では、改めて本題に入りましょう！<br />今回の講座は、凡人流リーチ判断の続きです。<br /><br /><br />ピンフ系の手というは、手牌がある程度まとまってくれば、テンパイまでそうそう悩むことはありませんし、リーチ判断もさして難しい局面というのは無いでしょう。<br /><br />しかし、それ以外の手は、メンツ選択や牌の残し方、喰い仕掛けの是非やタイミング、最後のマチどりやリーチ判断などなど、数え切れないほどの選択肢に遭遇する難しい手と言えるでしょう。<br /><br /><br />例えばこんな手牌…<br /><br />３４５７７ｍ２２２６７８ｐ２４６ｓ<br /><br />ドラ無しからドラ３までのいずれの場合でも、凡人流の基本は２ｓ切りのダマテンです。<br /><br /><br />ドラ１の時だけ、リーチをかけてツモればマンガンになるのでもったいない気がしますが、他家の本手に押し返された場合に寒い思いをしますので、手替わりを待ちながら様子を見るのが無難です。<br />しかし、どうしても裏ドラが見たい！という方は、２ｓ切りでリーチをして下さい。<br /><br />何度も言うようですが、タンヤオの手牌は内側に寄せるのが基本です。<br />ましてや５には赤が有ります。<br /><br />麻雀は、ツモアガリを目指す手組みをしなければ絶対に勝てないのです。<br /><br />が、ツモアガリを目指すために、６ｓ切り即リーチの方がお得な場況というのが実はあるんです。<br /><br />それは、自分の目に２ｓが３枚以上見えていて、他家の２人以上が３、４巡目以内に捨てている時です。<br /><br />何故ならば、早い巡目に２３３とか２３３３の形から、２を捨てるケースは、非常に少ないからです。<br /><br />つまり、２ｓを捨てている他家は、３ｓをまとめて持っていないケースが多いわけですから、この場合の３ｓはヤマにいる公算が高いことになるわけです。<br /><br />但し、チートイツなどの変則手が２人以上いる場合は、この限りでは無いと思った方が良いでしょう。<br /><br /><br />あなたが選ぶその道(牌)が、幸せ(勝利)へと続いていますように…。<br />]]>
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      <![CDATA[今回は「第１打の選択」という面ではある意味究極ともいえる、ダブリーについて考察していきます。<br /><br />天からの贈り物として誰からも歓迎されるダブリー。<br />このダブリーが実は曲者であることは意外に知られていないようです。<br /><br />何が曲者かと言うと、天からの贈り物ということもあって、さしたる疑念を抱くこともなくリーチへのゴーサインを出すわけです。<br /><br />ところが、テンパイの形によっては、かけてはいけないものが含まれています。<br />ここに気がつかないと、ひとつのダブリーをきっかけにして、【ツキ】が急降下していく恐れがあります。<br /><br />１２４５６６６８ｍ３４５ｐ４６ｓ　ツモ５ｓ　ドラ４ｐ<br /><br />西家の１巡目です。ダブリー・ドラ１。<br />待ちはペン３ｍとあまり良くはありませんが、ツモれば裏が乗らなくてもマンガンありますから、多くの打ち手が、ダブリーをかけるのではないでしょうか。<br /><br />でも、こういう形のダブリーほど気をつけなければならないのです。<br />なぜならば〈リーチ〉をかける動機と〈ダブリー〉をかける動機に著しい違いがあってはならないからです。<br />１ハンの違いを意識しすぎて、お得なリーチという感覚に陥らないで欲しいのです。<br /><br />先の手牌は、４５６・３４５の三色はもちろん、タンヤオ・ピンフへの手替わりも十分見込める手牌ゆえ、あわててダブリーをかける必要がないのです。<br /><br />いつも言うようですが、麻雀は自分の運を育てるゲームであるとともに、自分自身をも育てていくゲームです。<br />ですから、避けなければいけないことは、楽な道を選ぶこと。<br />これだけは避けなければいけません。<br /><br />ダブリーは、違った見方をすれば、楽な選択をしていることに他なりません。<br />ですから、第１打を捨てる段階でテンパイが入ってしまったら、よく牌姿を見て、そのまま楽をしていいのかどうか、自問自答するべきです。<br /><br />では次の手牌はどうでしょう？同じく西家の手牌です。<br /><br />１１６７８ｍ５６７ｐ３４６ｓ北北　ツモ２ｓ　ドラ５ｓ<br /><br />もしかすると、先の手牌よりダブリーをかける打ち手は多いような気もします。<br />なぜならば、ただ貰い同然のリーチだからです。<br />待ちの１ｍと北が、ダブリーゆえに早めに他家から打ち出される可能性が高いため、かけなければ〈損〉みたいな考え方に陥るのです。<br /><br />私は断固反対します。<br />第１ツモがドラの５ｓであれば、まだダブリーをかけてもいいかなと思いますが、安目の２ｓ引きでリーチをかけるのはどうかと思います。<br /><br />〈安目引きテンパイにリーチ無し〉という格言があるように（もしかすると、私しか知らない格言だったりしますが…）トーンダウンした直後なのに「リーチ」を発声できる人の気が知れません。<br /><br />１ｍや北を外していけばいいじゃないですか（私の第１打は、もちろん１ｓです）。<br />８巡目くらいには、きっと<br /><br />６７８８ｍ５６７ｐ２３４５６７ｓ<br /><br />みたいなテンパイになることだってまんざら絵空事ではありません。<br /><br />逆にダブリーをかけてしまったがゆえに、２～３巡目までにあっさり決着がついてしまい、この手牌が大きく化けることに気づかぬまま、その局が終わってしまうことも、しばしばあるはずです。<br /><br />気づかぬことは不幸です。<br />せめてこのコラムを読んだ方くらいは、〈ダブリーの悲劇〉として脳裏に焼きつかせておいてください。<br /><br />では、最後の配牌です。<br /><br />４４５５６ｍ４６６ｐ２２６６６ｓ　ツモ６ｍ　ドラ５ｐ<br /><br />さてさてどうしますか？<br /><br />たぶん答えは、ふたつ。<br /><br />ひとつは、素直に４ｐ切りのダブリー。<br />ふたつめは、６ｓ切りのチートイツ狙いのダブリー。<br /><br />でも、どちらも目の前にあるアガリを強く意識した理由付けになっています。<br /><br />先にも書きましたが、麻雀は【運】を育て自分自身を育てるゲームです。<br />アガるためだけに打っていると、テンパイ最優先の絵あわせゲームに成り下がってしまいます。<br /><br />そこのところを打破するために【第１打論】を勉強しているのです。<br /><br />私の第１打は、４ｐです。<br /><br />すんなりと、ドラの５ｐが引けたテンパイならば、私もダブリーをかけるでしょう。<br />ところが第１ツモが６ｍ。<br />これでイーペーコーが完成し、ダブリーをかければ、出アガリ裏ナシでもマンガンの収入になります。<br />だから、アガリやすい２ｓを狙ったシャンポンダブリーをかけるんだ、という現実的な打ち手が多いのも納得済みです。<br /><br />でも４ｐを第１打に捨ててヤミテンに構えます。<br />狙いはもちろん以下の手牌。<br /><br />４４６６６ｍ６６６ｐ２２６６６ｓ<br /><br />タンヤオ・トイトイ・三色同刻・三暗刻。<br /><br />夢物語かも知れませんが、私の世界では〈アガれるアガれない〉は関係ないんです。<br />そういうチャンスがあるんなら、とことん狙う、それが麻雀をしていることになるんです。そしてこのテンパイになったら、迷わずリーチをかけるでしょう。<br /><br />〈ダブリーのみ〉は〈リーチのみ〉よりタチが悪いシロモノです。<br />第１打に重みを持たせる意味でも、安易なダブリー、アガリたいためだけのダブリーは卒業しましょうね！<br />]]>
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      <![CDATA[今回からの講座は、凡人流リーチ判断について、いくつかの例をあげながら解説していきましょう。<br /><br /><br />まず東風戦の場合、テンパイ即リーチは基本！と思っていただいて差し支え無いと思います。<br /><br />やはりリーチをすることによる戦略的効力は大きく、加えて一発や裏ドラのご祝儀という副産物（むしろ現行の東風戦では着順よりこちらがメイン）を考えれば、これを最大限に利用しない手はありません。<br /><br />しかし、です。<br />常に棒テン即リーを繰り返していただけでは、リーチ成功率や勝率が下がることはあっても上がることはありません。<br /><br /><br />では、どうすれば！？とお思いの方々のために、私がテンパイ即リーチに踏み切らない条件を下にまとめておきました。<br /><br /><br />（１）ピンフのみなどの安手<br />（２）マチが悪い<br />（３）手替わりがある<br />（４）ダマテンでも十分な打点がある<br />（５）オーラスやアガリトップなどの条件がつく<br />（６）自分の状態が悪い<br />（７）状態の良い人とぶつかりそう<br /><br /><br /><br />細かく言えばもっとありますが、大まかにはこんなところでしょう。<br /><br /><br />まず（１）～（３）の条件は重なることが多いですね。<br /><br />やはりピンフのみの安手やタンヤオのみのカンチャンマチなどは、赤牌やリャンメンへの振り替わりを待ちながら他家の動向を伺うという…といった打ち方が賢明です。<br />面倒くさいからリーチや怖いからリーチは、敗者の心理以外の何物でもありません。<br /><br />例えば親のリーチが入ったとか、ドラポンが入ったなどの緊急事態にも、ダマテンに構えていれば自由に対応出来るわけです。<br /><br />もちろん、トップ目のオーラスなどの条件が絡めば、ノミ手で勝負しなければならない場面は出て来ますが、やはり安手に全力を注ぐより、勝負手一発に力を使ったほうが、ケガが少なくより効率が良いのです。<br /><br />これは、前にも解説したように私が安易な役牌の一鳴きや2,000点や3,900点クラスのポンテン、チーテンをとらない…という思考にも通じています。<br /><br />逆にピンフドラ１、ピンフ赤赤などは、基本的には勝負手ですから、ソバテンだとかリーチ宣言牌が鳴かれそうだとかは気にせず即リーチしたほうが良いでしょう。<br /><br /><br />では、ここで問題を出しましょう。<br /><br />東1局1本場、東家<br />持ち点37,000<br /><br />開局に4,000オールを引いた同１本場、他家に動きはありません。<br /><br />タンピンドラ１の5,800点を７巡目にテンパイしました。<br /><br />あなたの選択は？<br /><br /><br /><br />少し意地悪な問題だったかも知れませんね。<br />4,000点オール引いた直後であり状態は悪くないと見て即リーチで、基本的には問題はありません。<br />しかし、この場合は（４）と（５）の条件が絡んでくるため、念のためのダマテンがより確実でより安全です。<br /><br />オーラスでもないのに条件？なんじゃそりゃ？！と思いますか？<br /><br />この状況での条件とは、5,800点は7,300点（１本場1,500）、もしくは、2,600点は3,100点オールをアガれば、決定打になるということです。<br /><br />決定打は確実に決めておくのが、スキの少ない打法と言えます。<br />そして決定打をモノにしたあとは、ほぼやりたい放題です。<br /><br />逆に言えば、決定打を決めてトップを取れないようであれば、あなたに致命的な欠点があるか、よほどの好調者か上級者と同卓しているということになります。<br /><br />その後の戦略の立て方や、自分や他家の状態の把握の参考にすれば良いでしょう。<br /><br /><br />あまり多くをいっぺんに解説するのも何ですから、今回はこのくらいにしておきましょう。<br />続きはまた次回です。<br /><br /><br />あなたが選ぶその道(牌)が、幸せ(勝利)へと続いていますように…。<br />]]>
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    <dc:date>2008-03-13T16:02:03+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[さて、私が第１打に字牌を切らない理由の後編です。<br /><br />１１２２３４ｍ２３ｐ１２３５ｓ西北　ドラ５ｓ<br /><br />この配牌がやってきたのが東１～３局あたりの親番だったとします。<br />さて何から切り出すのか？<br /><br />通常であれば、字牌（ましてやオタ風）から捨てれば何も問題ありません。<br />ところが、字牌を第１打に選ばないことをフォームにしている私としましては、次なることを頭に思い描くわけなのであります。<br /><br />（１）開局早々でありながら、早くも試練の局がやってきたな。ツキは決して自分に味方していない局なのだろう<br /><br />（２）１２３と２３４の三色が見えるものの、ドラの５ｓが孤立している手牌ゆえ、三色の深追いは避けたほうがいいだろう<br /><br />（３）テンパイしたとしても、ツキが味方してないはずなので、リーチはかけないほうがいいだろう<br /><br />字牌をすんなり切ればいいものを、何をまたややこしいことを考えているのか？と思われても仕方ありません。<br />ただ、私にとっては、第１打に字牌を切らないことが、「彷徨えるツキの海」を航海していく羅針盤の役割を果たしているので、逆にその局進むべく方向がわかりやすくなっているのです。<br /><br />この配牌から、字牌以外を切るとするならば、１ｍ・２ｍ・４ｍ、もしくはドラの５ｓしかありません。<br />これまた決まり事のようにしていますが、第１打のドラ切りは、うっかり切ってしまった時か、Ｗリーの時以外、絶対に捨てません。<br />なぜならば、次巡ドラを引いてくることだってあるからです。<br />もちろん、私はドラを引けない局を見つける訓練は積んでいます。<br />なので、引けないなと思う局は、２～５巡目あたりで手放します。<br />でも、オマジナイみたいなもので、粗末にするような第１打切りは絶対避けるようにしています。<br />よく、点棒をたくさん持ってたり、あとのない状況で、南場の親番を迎えた人が、第１打に役牌のドラを切り出すケースがあります。<br />どうせ鳴かれるなら、早いうちにどうぞ、みたいな感覚か、敵がトイツにならないうちに切ってしまおう、という魂胆なのでしょうが、私から見れば情けないの一語。<br />何が悲しくて、自分でトイツにする可能性を第１打から否定してしまうのか？<br />私には理解できませんし、ただの怖がりにしか見えません。<br />もっと堂々と打ってほしいものです。<br /><br />話を戻しましょう。<br />ドラの５ｓには手をかけませんから、ワンズ候補３つから選ぶことになります。<br />１ｍ切りは、１２３と２３４の三色を生かそうとする打ち方ですから、私が配牌を見て描いた考えに矛盾するので除外されます。<br />あとは、２ｍ切りか、４ｍ切りかということになるわけですが、私は２ｍ切りを支持します。<br />本当は、４ｍを捨てて、<br />１１２２３３ｍ１２３ｐ１２３ｓ西西<br />みたいな仕上がりを強く意識していくタイプなのですが、第１打から「困ったな」という局は、そんな高望みはあっさり棄てることにしています。<br />なぜなら、そんな高望みが叶う局ならば、第１打に苦労することはありませんから。<br />２ｍを第１打に選んだ時点で<br />１１２３４ｍ２３４ｐ１２３５６ｓ<br />みたいなフィニッシュを覚悟しています。<br />もっと最悪な最終形<br />１１２３４ｍ１２３５６ｐ１２３ｓ<br />のようにドラすらも手放さなければならないフィニッシュも想定内なのです。<br />それくらい配牌時に危機感をもたされている局なのです。<br /><br />では次の配牌はどうでしょう？<br /><br />２２４６８ｍ４５６７８ｐ６７ｓ西北　ドラ７ｓ<br /><br />状況は先の問題と同じと考えてください。<br />本来であれば、西や北から切り出せば簡単な手牌なのですが、字牌を切らないことをフォームにしていると、雀頭崩しの２ｍか、三色決め打ちの４ｍ切り、あるいはタンピン狙いで内側に寄せる８ｍ切りしかありません。<br />ただし、高目追求路線でも不自由ない４ｍ切りは、先の問題と違って強力にプッシュできる打牌になっています。<br />つまり、もしかするとツキは追い風かもしれない、と考えるべきなのです。<br />この４ｍ切りのあと、６７８の三色になっていく、７ｍ・３ｐ・６ｐ・８ｓを引いてくることができれば、もうこれは強気で押しまくれる局になるはずです。<br />逆に三色が崩れる、９ｐや５ｓを引いたときには、素直にコウベを垂れ、ヤミテンでサッとアガリを拾えなかったときは、中盤以降（受け）に撤したほうがいいでしょう。<br /><br />第１打には、打ち手の魂がこめられるべきです。<br />「字牌を切るな！」とは言いませんが（ホントは、全国１千万の打ち手たちに言いたいのですが…）安易に字牌から切り出す習慣が身についてしまうと、それこそ生活習慣病になって、局面を見通す力が弱くなります。<br />局面を見通す力を「大局観」とも言いますが、この力は打ち手の生命線です。<br />その力を養うため、そして最終形を見抜く力をつけるため、私は第１打に字牌を切らないフォームにしているのです。<br />]]>
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    <dc:date>2008-03-07T06:14:34+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[みなさん、こんにちは。<br /><br />前回までの講座で、序盤から中盤までの切り出しと手牌の膨らませ方について解説してきました。<br /><br />これらは、あくまで自分がまだフラットな状態、もしくは少なくとも悪くは無いであろう…という前提でのものです。<br /><br />悪い状態の時に、目一杯手牌を広げていたら放銃の確率が高くなるだけでしょうし、呑気にいつまでも門前にこだわっていてもあまり良いことは無いでしょう。<br /><br /><br />では、悪い状態とは、具体的にどうやって認識、又は判断すれば良いのでしょう。<br /><br />下に悪い状態の前兆となるものを挙げておきますので、三つ以上当てはまるようなら、少なくとも良い状態では無いと認識し、少しガードを上げたほうが、大きなケガをしなくてすむでしょう。<br /><br />◎早くて高いダマテンに振りこむ。<br />◎ツモ切りが多く手が進まない。<br />◎門前でテンパイ出来ない。<br />◎ダマテンやポンテンがアガれない。<br />◎ワンチャンスやノーチャンスの牌が良く当たる。<br />◎マチが他家にアンコウにされている。<br />◎マチがヤマの深いところやワンパイにいる。<br />◎親番やオーラスで手が入らない。<br />◎ツモアガりがない。<br />◎赤牌が来ない。<br />◎赤牌がある時に手がまとまらない。<br /><br />とまあ、こんなところでしょうか。<br />これが五つ以上当てはまるとなると最悪の状態と言えるでしょう。<br />立て直すのには、かなりの時間が要されると思われます。<br /><br /><br />最悪の状態では、何をやっても裏目に出てしまうわけですから、資金と時間と体力に余裕がない限りは、早めに切り上げるのが無難です。<br />が、その手前なら、少しの我慢が出来れば、立て直すことは東風戦であるがゆえにそう難しい話ではありません。<br /><br />なぜなら、巷の打ち手で強い人は、ごく一部です。<br />強い人は、ミスが少ないから強いのは当たり前ですが、それ以外の大半は“良いお客さん”です。<br /><br />頼んでもいないのに勝手に転がり落ちて来てくれます。<br />自分より明らかに状態が悪い人が出来た…と認識出来たとき初めて少し前に出ていけば良いのです。<br /><br />すぐに好調にはならなくとも、そこそこ良い勝負は出来るはずです。<br />但し、現時点ではやはり好調者には、なるべく逆らわないようにするのが賢い選択と言えるでしょう。<br /><br /><br />そしてもう一つ、浮上のキッカケになりやすい簡単なケースがあります。<br /><br />それは上家が下りポンやチーをしたときです。<br /><br />この時、もし門前で手が入るようなら、多少の状態とマチの悪さは気にせずに前に出てみてください。<br />もちろん所詮状態が良くないわけですから、相も変わらず悪い結果が待っている場合もありますが、吉と出ることが結構多いはずです。<br /><br /><br />あなたが選ぶその道(牌)が、幸せ(勝利)へと続いていますように…。<br />]]>
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    <dc:date>2008-02-28T10:36:05+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[場面によって求められるアガリの速さと高さ。<br />両者は一般的に相反するものなのだが、彼はこれを両立させ得るとした。<br /><br />最速最強。<br /><br />この世界でトッププロと呼ばれるには、複数のビッグタイトルを獲ることが必須である。<br />すでにトップリーグに在籍していた多井がこの条件を満たしたのは、2005年の第31期王位戦であった。<br /><br />王位戦の決勝は、7半荘という比較的短期で行われる。<br />いきなり連勝でスタートした多井だが、まだ安心できるポイント差でもない。<br /><br />そして３回戦の出だしはあまり良くなかった。<br />というか、嫌なパターンにはまる予感が彼にはあった。<br /><br />３回戦開局。起家多井の５巡目。<br /><br />１１３４５６７ｓ東南西西北白　ドラ４ｍ<br /><br />ここからトータル２位の上家が捨てた１枚目の１ｓをポン。<br />一発や裏ドラがない競技ルールにおいて、染め手の威力は大きい。<br />子方に字牌を絞らせ、特にターゲットの上家の手を遅らせ、テンパイ連荘を目指した鳴きである。<br /><br />だが、彼が標榜する「最速最強」とは真逆となる、遅く、しかも安い仕掛け。<br />つまり麻雀の本質から外れた、戦略的な仕掛けである。<br /><br />多井が勝ちきれない時期が続いた時、その原因は戦略の多用にあるという評が多かった。<br />その後フォームを修正し結果を出していたが、やはり有効な戦略は活用しようというわけだ。<br /><br />本局は結局、彼の注文通りにはいかず他家に押し返され、南家に満貫をツモられてしまう。<br />せっかくの好調が、一つの鳴き判断によって－しかも苦い経験をもつ戦略的な仕掛けによって－離れていってしまう予感が、多井を襲う。<br /><br />流局をはさんだ東２局１本場。好配牌を得る。<br /><br />２３７９ｍ２３ｐ１ｓ東東南中中中　ドラ３ｍ<br /><br />ホンイツやチャンタをからめて、メンゼンならハネ満まで狙えそうな手である。<br />開局に仕掛けて失していることもあり、ここは腰を据えて打ち、態勢を立て直したいところだ。<br /><br />第１ツモ８ｓで、打南。<br /><br />上家が１ｍを捨てる。<br />８ｍや東ならともかく、ツモを放棄してリャンメンからチーする手は弱い。<br /><br />と、多井は「チー」。<br /><br />すぐ東も鳴け、５巡目に９ｍを重ねテンパイ。<br />８巡目に安めながら４ｐで5,200を出アガった。<br /><br />９９ｍ２３ｐ中中中　ロン４ｐ　ポン東東東　チー１２３ｍ　ドラ３ｍ<br /><br />「あの時はかなりヤバイと感じてたから、配牌を見た瞬間、これは落とし穴だと気が付いた。だから普段なら鳴かない牌から仕掛けていったんだ」<br /><br />多井の師匠は故安藤満。不調時の脱出法「亜空間殺法」という技を極め、麻雀界のタイトルを総なめにした偉人である。<br /><br />１ｍチー。<br /><br />この鳴きとアガリを観た瞬間、多井と安藤の姿が重なって、私の眼には映じた。<br /><br />トイツマスター土田浩翔が以前、トイツ打法を完璧にこなす多井に舌を巻いたことがある。<br />「他人から盗んだ技術を、まるで自分が編み出したかのように使いこなす。間違いなく天才だね」<br /><br />かくして速攻で本局を制した多井は、その後も安定した闘いで王位を獲得する。<br /><br />優勝杯を掲げるその姿を見ながら、終わりのない命題を、いずれ彼は解き明かしてしまうのかもしれないと、私は思った。<br /><br />最速かつ最強という、命題を。<br /><br />（文　室生述成）<br />]]>
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    <dc:date>2008-02-25T09:13:16+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[最近ブログを始めましたが、ファンの方からこういう質問をよくいただきます。<br />「なぜ土田プロは、第１打に字牌を切らないのですか？」<br />「字牌を切らないと不便なことも多いのでは？」<br /><br />そこで今回は、私が第１打に字牌を切らない理由を書かせていただきます。<br /><br />１３５５６ｍ７８ｐ２３６６ｓ西北白<br /><br />東３局親の配牌でドラ８ｐ。さて、みなさんだったら何を第１打に選びますか？<br /><br />西かな、それとも北かな。<br />ま、いずれにしても、そのオタ風２種のうちのどちらかでしょう。<br /><br />そして、この配牌から描く現実的な最終形は、次の３つ。 <br /><br />３４５５６ｍ６７８ｐ２３４６６ｓ<br /><br />１２３５６ｍ７８９ｐ１２３６６ｓ<br /><br />５６７ｍ７８９ｐ２３６６６ｓ白白<br /><br />こんな絵を描きながら、２巡目以降の摸打を繰り返していくはずです。<br /><br />もしこの配牌から、字牌を第１打に捨てられないとしたら、果たして何を捨てていきますか？（そんな非現実的な話につき合ってられないよ！なんて言わないで考えてみてください）<br /><br />１ｍしかないだろ、とおっしゃる方と、５ｍでもいいかなとおっしゃる方がいそうですね。<br /><br />私は６ｓに手をかけます。<br />なんか、先々を読みながら、パズルを解く感覚で面白いと思いませんか？ <br /><br />エッ？！そんな小難しいことしないで、さっさと字牌から捨てればいいじゃないか、と言われそうですね。<br /><br />でも実はここが一番の肝になっていて、字牌を捨てないことによって、その局の見通しを第１打の段階からチェックできるようになるのです。<br /><br />いやいや、そんな不自由なことしなくたって、その局に対する自分の姿勢（大局観）くらいわかったうえで第１打を選択してるから、という反論もあるでしょう。<br /><br />でも、本当に第１打にオタ風を捨てるとき、その局の行く末を見据えて打ち出しているでしょうか？<br /><br />私の目からは、どうしても手牌を整理する習慣、もしくは型にはまった手順をただ遂行しているだけにしか見えません。<br /><br />たぶん…多くの打ち手は、３～４巡ツモってから（もっとわかりにくいときは、６～７巡ツモってから）その局の方向性や攻守の判断をしています。<br /><br />ここが問題なのです。<br /><br />何事もそうですが、気づくことが早ければ早いほど、物事は処理しやすくなります。<br /><br />この道理がわかっているにもかかわらず、いざ麻雀を打つ段になると、もう少しツモや他家の情勢を見てみないと…という考え方が主になってしまうのは、伏せられた牌があまりにも多いからでしょうか。<br /><br />でも、考えてください。<br />見えてからでは「時すでに遅し」なのですよ。<br /><br />私は、第１打を捨てる段階で、配牌をスタート、最終形をゴール（勘違いしてはいけないことは、必ずしもアガリがゴールではないということ。実りのないアガリと、実りあるテンパイの違いを理解してほしいなと思います。この項については改めて書きたいと思います）とすれば、その局自分が走るコースを描けるかどうか？<br />ここが大きなポイントになります。<br /><br />描くコースには、<br />・最短距離のコース<br />・少し迂回していかなければならないコース<br />・回り道してもいいから、たくさんの実を摘んでくるコース<br />・ゆっくりゆっくり、障害物をよけながら慎重に歩いていくコース<br />・険しい山道なので転落しないよう石橋を叩きながらいくコース<br />いろいろありますが、走ってみてからじゃないとわからないとか、歩いてみなきゃわからない、というような話ではなく、スタートする段階で見極めよう、という見地に立ったとき、私は第１打に字牌を選ばなくなったのです。<br /><br />いろいろ書きましたが、この項はまだ書き足りないところがありますので、前・後編に分けさせていただきます。<br />]]>
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    <dc:date>2008-02-15T04:06:16+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[みなさんは、麻雀における序盤をどのように捉えているでしょうか？<br /><br />少し強い人なら、序盤の切り出し如何でその局だけでなく、そのゲームの結果まで大きく左右する…ということは当たり前のように知っています。<br /><br />すなわち、序盤が最も重要で、その切り出しが一番難しいのです。<br />勝ち組と負け組の差はここに集約されていると言っても過言ではありません。<br /><br />前回までの講座で、いくつかの例題を上げて解説しましたが、<br />字牌を切るタイミングはやはり重要です。<br /><br />しかし、だからといっていつまでも字牌を抱え込んでいては、手牌が死んでしまいます。<br />ときに慎重に、ある時は大胆に攻める。何事もメリハリが大事です。<br /><br /><br />では、今回の例題です。<br /><br />東場２局南家  配給原点<br /><br />１２３３４ｍ４５６ｐ２３４５ｓ東 ドラ２ｓ<br /><br />この手牌に、５巡目のツモは赤５ｐ、東は生牌（ションパイ）です。<br /><br />あなたなら何を切りますか？<br /><br />十分形なので生牌の東をケアしながら手拍子で５ｐを切ってしまう人が多い気がします。<br /><br />もちろん相手の手牌進行速度も絡んできますが、自分の状態が少なくとも悪くはない！と判断したときは、目一杯に構えてみましょう。<br /><br />よって東切りが正解です。<br /><br />なぜなら、次巡のツモが７ｐだったら、打５ｓで…<br /><br />１２３３４ｍ４５赤５６７ｐ２３４ｓ<br /><br />マンズ５種、ピンズ６種の何をもってきても両面もしくはノベ単のテンパイです。<br />これなら当然即リーチで良いでしょう。<br /><br />仮に親にダブ東を鳴かれたとしましょう。<br />その親が自分より状態が良いと思われる場合、その河に自分のマチが捨てられていたらダマテンという選択もあるでしょう。<br /><br />更に言えば、わたしならこんな最終形を想定します。<br /><br />次巡のツモが３ｐだとしたら…<br /><br />２２３３４４ｍ３４５赤５ｐ２３４ｓ<br /><br />あるいはドラの２ｓ…<br /><br />１２３３４ｍ３４赤５ｐ２２３４５ｓ<br /><br /><br />おわかりでしょうか？<br />自分の状態が悪くなく手牌が内に寄っている時は、怖がらずに目一杯手牌の可能性を追求してみて下さい。<br />別に放銃に回ったとしても良いじゃないですか。その時々の着順など大した話ではないのですから。<br /><br />長い目で見てみてください。<br />打点力、トップ率、ご祝儀獲得率など、各段に差が出てくるはずです。<br /><br /><br />あなたが選ぶその道(牌)が、幸せ(勝利)へと続いていますように…。<br />]]>
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    <dc:date>2008-02-08T01:20:52+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[土田浩翔－第22期鳳凰戦　最終18回戦南1局<br /><br />トイツマスター土田浩翔。<br /><br />過去に散見していた牌の重なりに関する理論を初めて体系づけたのみならず、その特異な打法でビッグタイトルを獲り続けたからこそ、土田は畏敬の響きと共にそう呼ばれる。<br /><br />ある研究会でチートイツの待ち選択について解説中、若手選手から質問された。<br />「土田さんの理論だと、この牌がツモりやすいということですか？」<br /><br />「…これは俺の理論じゃない。チートイツの理論だ」<br /><br />普段のやわらかな物腰とは違う、その凛とした主張に、彼のプロ魂を感じたものである。<br /><br />さて本局は、近年筆者がもっとも衝撃を受けた１局であり、プロの間でも話題になった、土田ならではの名局である。<br /><br />鳳凰戦は、トップリーグの年間トータル上位３名と、前年の鳳凰位による18回戦の決勝である。<br />土田は時の十段。対するは３連覇中の阿部孝則鳳凰、多井隆晴王位、瀬戸熊直樹發王と、現役タイトルホルダーによる決勝ということもあって注目度は相当なものだった。<br /><br />３日間に及ぶ激闘の末、瀬戸熊がリードして最終戦を迎えたが失点。<br />２位土田との差が２万点を切ったところで、南１局、親土田の７巡目。<br /><br />２２５５６ｍ２３３４ｐ４５５６ｓ　ツモ７ｍ　ドラ４ｓ<br /><br />土田は打３ｐ。タンヤオを確定させ５ｍと５ｓのくっつきテンパイを狙う。<br /><br />だが次巡のツモは意に反して２ｍである。<br /><br />２２５５６７ｍ２３４ｐ４５５６ｓ　ツモ２ｍ　ドラ４ｓ<br /><br />テンパイではあるが５巡目に手順で８ｍを放している。<br />「とりあえず打５ｍと構えて、３ｍ４ｍ３ｓ４ｓ６ｓ７ｓ引きを待つだろうな。打２ｍはやりすぎだろう…」<br />私はそう見ていたし、他のギャラリーもほぼ同意見であったろう。<br /><br />しかし、土田の応手は誰にも考えつかないものだった。<br /><br />「リーチ」<br />ためらう風もなく、５ｓを横に曲げたのだ。<br /><br />２枚使いの上に、８ｍは自身の河を含め２枚見えている。<br /><br />この、暴挙ともいえるフリテンリーチに、ざわつくわけにはいかないギャラリーは、周囲の者と顔を見合わせている。<br /><br />そして２巡後、土田は涼しい顔で５ｍを引き寄せた。<br />「3,900オール…」<br /><br />オォー！！っと会場全体がどよめく。<br /><br />信じられないものを現実に見た私は、少し放心しながら開かれた手牌を眺めていた。<br /><br />２２２５５６７ｍ２３４ｐ４５６ｓ　ツモ５ｍ<br /><br />実は多少の懐疑があった。<br />「トイツ理論はあくまで土田理論であって、麻雀の恒久的な理論とはいえないのではないか」<br /><br />そんな私に、５ｍは静かに何かを語りかけているようにも映った。<br /><br />この一撃で瀬戸熊との差を一気に詰めた土田はその後逆転。<br />そして数分後、彼は２度目の鳳凰の座に就いたのだった。<br /><br /><br />祝勝会の席で、嬉しそうに土田は語った。<br />「２ｍがアンコになったから、自分のツモ筋に５ｍは必ずいる。しかも山の浅いところにね。８ｍの枚数は問題じゃないよ」<br /><br />聞きながら私は、あのセリフを思い出していた。<br />「俺の理論じゃない。チートイツの理論だ」<br />]]>
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    <dc:date>2008-02-01T18:04:31+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[第１打に限った話ではありませんが、「ツキ」の上下によって打ち方をその度合いに合わせて変化させていく手法を私はとっています。 <br /><br />「そんなこと気にしてたら、マージャンにならないよ」というご意見もあるでしょうが、私はデジタル派（？）なので、自分のツキの容量にフィットした打ち方をしてないと不安で仕方ないのです。<br /><br />簡単に言えば、ツキがあればあるほど、描ける絵の中でも最高の絵を描こうという手順を選びます。<br /><br />逆にツキが離れていればいるほど、こんな絵でいいの？と思えるくらい美しくない絵を描く手順を選びます。<br /><br />私の打ち方はある意味、メチャクチャに映るようですが、それはツキが味方してくれてないケースのときで、自分としては精一杯の手順を踏んでいるつもりなのです。<br /><br />以上の背景をもって第１打に関しても、ツキが落ちてきたら、極端に見えるくらい大胆に変化させた一打を放つようにしています。<br /><br /><br />Ａ　１５６９ｍ２３８ｐ１２９９ｓ北中　ツモ白　ドラ７ｍ<br />Ｂ　２５８９ｍ１９ｐ４５８ｓ東南西發　ツモ北　ドラ７ｍ<br /><br />Ａ・Ｂともに南１局西家の配牌です。<br /><br />持ち点はともにマイナス１万２千点。<br />しかも持ち点以上に寒々とした状況に置かれていると思ってください。<br />そんな中での第１打を考えてみましょう。<br /><br />もし…という仮定での話ですが。<br />Ａの配牌をツキがあるときにもらったら、私の第１打は間違いなく９ｍになります。<br /><br />調子のいいときは最高の最終形を目標に据えた手順を意識しますから、<br /><br />１２３５６７ｍ２３ｐ１２３９９ｓ<br />とか、<br />１２３ｍ１２３７８ｐ１２３９９ｓ<br />という絵を描きたいなと思うわけです。<br /><br />ところが、いままさに絶不調という状況下での第１打ということになりますと、私はドラ表示牌の６ｍから切り出し、次に５ｍを捨てていく手順になります。<br /><br />これはアガりに向かうという前提での話ではなくて、これ以上自分の状態を悪化させないための防御策なのです。<br /><br />調子の落ちてきたときに、アガりに向かってもいいケースというか、目安としては「第１ツモ」への着目があります。<br /><br />親番の第１ツモは？<br /><br />言うまでもなく、チョンチョンと配牌をとる最後の２枚のふたつめです。<br /><br />最近普及している配牌が上がってくる自動卓であれば、わかりやすく親の第１ツモからゲームがスタートしていますよね。<br /><br />この第１ツモが自分の描きたい絵（不調時であれば身の丈に合った絵）とフィットするようなツモであれば、配牌を解体工事することなく打ち進めていいと思います。<br /><br />たとえばＡの配牌に第１ツモが７ｐや３ｓであれば、私も６ｍ→５ｍ外しなどせず、１ｍを第１打に選びます。<br />９ｍを第１打に選ばないのは、ツキがあるときの第１打と同じになってしまうからです。<br /><br />いまは不調時。１２３の三色を見てしまうと１ｍを残してしまうわけですから（身の丈に合った）絵を描かなければなりません。<br />ですから第１打から三色は否定していくのです。<br /><br />ところが……Ａの配牌に第１ツモが白。<br /><br />覚えておいて損はないと思います。<br />不調時の第１ツモが孤立役牌のときは、用心に用心を重ねてその局を過ごす必要があるということ。まずもって自分に風が吹いていませんから。<br /><br />というより、思いがけないポンやロンの声がかかりやすい局になるということを自覚したほうがいいでしょう。<br /><br />それくらいＡの配牌に対する第１ツモ白は、厳しい局面になることの暗示牌になっているのです。<br /><br />Ａの手牌から、ドラの受けを拒否する６ｍそして５ｍを手放せば、アガリより受けを意識して打っていけるはずです。<br /><br />人間は弱い生きもの。<br />少しでも自分が助かりそうな道があるとわかれば、いろいろな言い訳をして、すがったりあがいたりしてしまいます。<br />その弱さを第１打によって封印してしまうのです。<br /><br /><br />ではＢの手牌はどうでしょう。<br />この配牌、そして第１ツモ、さて何を第１打に選びますか？<br /><br />第１ツモはオタ風の北。<br />Ａの手牌の第１ツモ白よりは印象の薄いツモに見えます。<br />でもこの北のツモで、孤立牌として風牌が揃い踏みしてしまいました。<br /><br />不調時はもちろんですが、通常モードでも第１ツモで孤立風牌が揃い踏みするときは、その局に対する締めつけ（受け）を厳しくしたほうがいいでしょう。<br /><br />ましてや、不調時。<br />もうこれはノータイムで、４ｓ・５ｓというリャンメンから壊していくべきです。<br /><br />先にも書いたように、配牌を解体工事する作業は、不調時にはごくごく当たり前のことと覚えておいてください。<br /><br />「何かを壊して何かを創りだす」<br />この意識をもつことは、マージャンを打つ場合とても大切な意識になります。<br /><br />４ｓ・５ｓと外し、国士無双を遠くに見ながら、ワンズの一色手にみえる捨て牌作りをします。<br />あとは、中盤以降、徹底的に受けに回る。<br />この考え方が、下降線を辿っているツキの流れに歯止めをかけるはずなのです。<br /><br /><br />不調時の第１打ほど、冷静沈着な思考が求められます。<br /><br />どうか、いつもの「第１打」とはひと味もふた味も違う一打を放ってくださいね。<br />]]>
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    <dc:date>2008-01-24T17:31:00+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[みなさんこんにちは。<br /><br />今回は、前回出た序盤の切り出しについて、もう少し具体的に解説していきましょう。<br /><br />まずは早速、例題です。<br /><br />東１局南家の配牌です。<br /><br />赤５６８９ｍ４７７ｐ２３４６ｓ東發　ドラ３ｓ<br /><br />ここにツモ７ｓときました。悪くありません。<br /><br />さて、何を切る？の前に、みなさんはどのような最終形を想定しますか？<br /><br />私なら理想は高く、こんな感じです。<br /><br />赤５６ｍ４４赤５６７ｐ２３４５６７ｓ<br /><br />最低でも…<br /><br />４赤５６ｍ３４７７ｐ２３４６７８ｓ<br /><br />くらいにはなりそうです。<br />まぁタンピン三色は出来過ぎとしても、そう非現実的な話ではありません。<br /><br />つまり答えは最終形にはない８９ｍ落としとなります。<br /><br />確かにスピードが重要視される東風戦では、マンガンが見える手牌の目先のシャ<br />ンテン数を下げるのは勇気がいるかも知れません。<br />しかし、この手牌８９ｍを先に払わずに、打發なり東とした場合、４７ｍの二度<br />受けがネックとなってしまいます。<br />というより７ｍと心中になってしまうと言って良いでしょう。<br /><br />別に４ｐにくっついてからでもペン７ｍを払うのは遅くないのでは？<br />と思う方も多いかも知れませんが、それでは字牌に対するケアが甘くなり、<br />攻守、手組において非常にバランスの悪い手順になってしまいます。<br /><br />さらに極端に言えば、このような手牌で毎回發東８９ｍと捨て牌に並べてしまうと、<br />行き当たりばったりの丁半博打になってしまいます。<br />ゆえに負け組は、ほぼ確定的です。<br /><br />逆に８９ｍ發東とした場合。<br />相手の出方を伺いながら、手牌に可能性と余裕を持たせ充分形になってから前に<br />出て行けます。<br />これが懐が深い麻雀と言えるでしょう。<br />勝ち組への第一歩です。<br /><br /><br />次の例題にいきましょう。<br /><br />２８ｍ４赤５ｐ５８９ｓ東西西北發中　　ドラ４ｓ<br /><br />東１局西家の配牌です。<br /><br />ちょっと厳しいですね。<br />自風の西を頼りにただアガリに向かって仕掛けて行くと、ケガをする公算が非常<br />に高くなるでしょう。<br /><br />第一ツモで７ｓでも引き入れられば少し話は変わってきますが、ツモは９ｐです。<br /><br />さて、どういう構想で手を進めて行けば良いのでしょう？<br /><br />私なら、字牌とピンズ、ドラそばの５ｓには一切手を付けずに、混一模様の捨て<br />牌を作り、相手を牽制しながら手を進めて行きます。<br /><br />中盤に入るまでに、例えば…<br /><br />３４赤５９９ｐ４５ｓ東西西發中中<br /><br />のような形までもってこれればアガリの可能性が出てきます。<br /><br />仮に途中で２枚目の西を鳴いたとしても、ちょっとツモがかみ合えば…<br /><br />３４赤５５６ｐ中中　ポン９９９ｐ　ポン西西西<br /><br />こんなテンパイも決して夢ではないのです。<br /><br />配牌が良くても悪くても、心のゆとりと手牌の可能性を追求することを忘れないで<br />下さい。<br /><br /><br />あなたが選ぶその道(牌)が幸せ(勝利)へと続いていますように…。]]>
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    <dc:date>2008-01-17T18:40:45+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[「自分の描きたい絵にできるだけ近づける」<br /><br />これが私の東１局～３局までのテーマになっています。<br /><br />もし、その３局のなかで、うまく絵が描けたなら（納得のいく形でアガれたなら）そのままのテーマで打ち続けます。<br />つまり、自分にツキがあるかぎり、そのツキを更に伸ばすもっとも効果的な打ち方が、このテーマだと思っているからです。<br /><br />【量よりも質】これがツキを持続させる本質と私は捉えているのです。<br /><br />もちろん、東１局～３局までの間にうまく絵が描けず、苦戦を強いられたときは、まったく違う考え方になります。<br />その考えとは、自分の描きたい絵から、描かなければならない絵へと、質的な転換を図ること。<br />もう少しわかりやすく言えば、芸術家から職人への転身を図るということです。<br /><br />つまり、その局自らが置かれている状況（ツキの量）に照らし合わせ、アガリがあるとすればどの程度のものなのか、その値、そのスピードを算出したうえで（もちろん大局観の裏打ちなしには計算できないものですが）身の丈に合った最終形を描いてみるのです。<br />そしてその最終形を目指す手順を打っていく、これが匠の技となるのです。<br /><br />さて、前置きはこれくらいにして、今回も例題を使いながら、第１打について考えていきましょう。<br /><br />東２局親の配牌です。<br /><br />３３４ｍ２４６７７ｐ３７８９ｓ西中　ドラ３ｓ<br /><br />第１打には何を選びますか？と聞くまでもない問題に見えるかもしれません。<br />「西しかないだろう。これ以外に何を捨てるの？」<br />という考えに支配されてはいませんか。<br />このなんてことはない、ごくありふれた配牌にこそ、打ち手の力量が透けて見えてくると、私は思うのですが…。<br /><br />この配牌を見たとき、自分が描きたい絵を２つ３つ考えてみてください。<br /><br />私なぞ欲張りなものですから、すぐに<br />２３４ｍ２３４７７ｐ３４６７８ｓとか<br />３４ｍ２３４６７８ｐ３３７８９ｓとか<br />２３４ｍ６７８ｐ３３７８９ｓ中中という最終形が浮かんできます。<br /><br />もちろん、現実的な落としどころとして<br />３４ｍ６７８ｐ３４５７８９ｓ西西とか<br />２３４ｍ５６７ｐ２３７８９ｓ西西とかも浮かびますが、面白くもおかしくもない最終形と言えるでしょう。<br /><br />ただ、いずれにしても、次善策に西があれば便利なので、第１打に雀頭候補の西を選ぶことはありません。<br />（私が第１打に字牌を捨てる打ち手だったとしても）自分にとってのオタ風は、ピンフの雀頭にはもってこいの牌ですし、安全牌化しやすい牌でもあります。<br />案外理解されてない方も多いので書いておきますが、オタ風牌はとても使い勝手のイイ牌なのです。覚えておいて損はありません。<br /><br />私の第１打は３ｍ。<br /><br />２３４の三色を第一本線に考えているわけですから、この３ｍを２枚抱えておく必要はほとんどありません。<br />２ｍを引いてきて２３３４ｍという形になれば、ワンズで２組作れるじゃないか、だからまだ捨てるのは早すぎるという反論を、私は百も承知しております。<br />でもドラが３ｓゆえに、このドラを手放してまで、ワンズで２組作る価値があるとは思えないのです。 <br /><br />麻雀がアガリ回数を競うためのゲームであれば、私だって第１打に西や中を選びます。<br /><br />でも麻雀はそういう類のゲームではなく、自分の「運」を育てるゲームなのです。<br />運を育てるということは、人生もそうであるように、効率よく育つなんてことはほとんどなくて、手間暇を惜しまず、間断なき努力と工夫を重ねて実るものなのです。<br /><br />ですから、東１～３局までは、ただ単にアガるということに留まらず、自分の描きたい絵をどういう手順で描いていくのかをじっくり考える時期と捉えるべきなのです。<br /><br />親番なのに、そんな悠長なこと考えてたら、すぐに子方に蹴られて親番を一回失ってしまうじゃないかと言われるかもしれません。<br />でも私に言わせれば、目先のアガリや連荘に目を奪われて、本質的なもの、つまり運を育てることを放棄した手順を打つと、収穫の季となる南場で苦労を背負うことになります。<br /><br />どちらの打ち方をとるのも自由ですが、第１打から魂をこめて運を育てる打ち方をしたほうが、実り多き未来が待っているものです。<br /><br />昔から言うじゃないですか！「苦労は買ってでもしろ」と。<br /><br />東場の早い段階から、親だから…などという理由で、アガるための効率だけを追った楽なアガリをしていると、結局、得たものを手放してしまうばかりか、今よりももっと貧しい状況になってしまうだけなのです。<br />第１打を放つには、それ相応の麻雀哲学、もっと言えば人生哲学をもつべきだと私は思っています。<br /><br />次回は、順風満帆ではない状況下における第１打について考えてみたいと思います。<br />お楽しみに。<br />]]>
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    <dc:date>2008-01-10T07:43:51+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[明けましておめでとうございます。<br /><br />本年もＲＭＵともどもよろしくお願い申し上げます。<br /><br /><br />さてこの『凡人的東風講座』では、いかにマイナスを少なくし、どれだけプラスを伸ばせるかを当面のテーマとしています。<br /><br />他のギャンブルならハイリスク・ハイリターンは当たり前の話ですが、麻雀に関しては、コンスタントな成績を残す道があるのも事実です。<br /><br />勘違いされてしまいそうですが、私個人としては、何も高レートの賭け麻雀を推奨してるわけではありません。<br />ただ経験しないよりは経験していたほうが、より麻雀の幅が広がるのは事実です。<br /><br />逆に、競技の麻雀をしたことがないという方は、是非一度、競技会に参加してみて下さい。<br />普段の麻雀にはない面白さを見つけられることでしょう。<br />子供の頃、将棋やオセロなどのゲームでクラスメートに負けた悔しさ、勝った時の嬉しさ楽しさに似ているのかも知れません。<br />麻雀は、ギャンブルとしではなくても、充分に面白いゲームなのです。<br /><br /><br />では、本題に入ります。今回は、序盤の切り出しについて触れておきましょう。<br /><br />東南戦でもそうですが、ドラが多く局が少ない東風では、特に序盤の字牌の処理に充分に気を使わなければなりません。<br /><br />なぜなら…役牌赤ドラドラとか、２役混一のような楽なマンガンを簡単にアガらせてしまっては、相手が有利になるばかりか、あなたはより苦しくなってしまいます。<br /><br />これは前回触れた、自ら動かずして誰かに高い手をアガられることなど、比較にならない程の罪だと私は認識しています。<br /><br />それともう一つ、自ら字牌を切り出してしまっては、誰の手牌が良くて誰が悪いのかが解らなくなってしまいます。<br /><br />例えば…<br /><br />親の捨牌が、<br /><br />９ｍ白東１ｓ２ｓ<br /><br />などとなったら普通は要注意です。<br />いつ親リーチがとんできてもおかしくありませんし、すでに親マン級のダマテンを決め込んでいるかも知れません。<br /><br />しかし、親より先に白や東を打ち出していると、本来この捨牌から読み取れるはずの「手牌の進行速度」という大事な情報がぼやけてしまいます。<br /><br />これでは何の備えもないまま親に打ち上げ、「ツイてない」とぼやくハメになるだけです。<br /><br />極力自ら情報を出さずに巡目を進めていくことは、相手の情報を取得出来るばかりでなく、自分の力を温存することにつながります。<br /><br />これは、Ｆ１や競輪などのテールトゥノーズのようなものに似ているかもか知れません。<br /><br />そして、ゴール前で一気にフルパワーで走り抜ければ良いのです。<br /><br />まずは、自ら字牌を切り出すことをギリギリまで我慢してみて下さい。<br /><br />今まで見えなかったモノがきっと見えてくるはずです。<br /><br /><br />あなたが選ぶその道（牌）が、幸せ（勝利）へと続いていますように…。<br />]]>
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    <dc:date>2008-01-03T07:33:11+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[第１打論？？そんなテーマでコラムが成り立つの？と思われる方もいらっしゃるでしょう。<br />でも本気でこのテーマにおつき合い願うとすれば、優に一冊の本を超えるくらい、私は皆さんに知っていただきたいことがあります。<br /><br />麻雀を打っていくうえで、それくらい重要なテーマであることを改めてご理解の上、私の話に耳を傾けていただければと思います。<br /><br /><br />東１局、起家を引いたあなたの配牌です。<br /><br />１３３６８９ｍ２５７ｐ２３ｓ東西中　ドラ１ｓ<br /><br />さて何を第１打に選びますか？<br /><br />【西】まぁこれが一般的でマジョリティなんでしょう。これ以外何を選べばいいの？と思う方はたくさんいらっしゃるでしょう。<br /><br />【９ｍ】字牌の切り出しに注意を払うタイプであれば、第１打に字牌を選ぶということはまずしません。<br /><br />ご存知の方も多いでしょうが、私は第１打に字牌を捨てることはありません。<br />試しに第１打の字牌切りをやめると…といっても気の遠くなるような時間が必要になるかもしれませんが、麻雀という神秘に満ちたゲームの正体が見えてくるはずです。<br />ホントですよ。<br /><br />さて、手牌に話を戻しましょう。<br /><br />９ｍを第１打に選ぶ方は、数牌の並びをスリムにし、他家から早いリーチがかかっても即座に「受け」の形がとれるタイプです。<br />いつ何時、敵の攻撃が始まるのか読めないゲームゆえ（正確にいえば、それすら察知できるノウハウはあります）、いたずらに手幅を広げない構えをとる打ち手のほうが、大きなダメージは受けないものです。<br /><br />いつもいつも第１打といったら、オタ風や他の字牌から切り出しているあなたへ！忠告しておきましょう。<br /><br />字牌は確かにシュンツにならない性質をもった、ある意味利便性に欠ける牌ですから、手牌に不要になっていく優先順位が高いのは当然です。<br />しかし、だからといって杓子定規に第１打から並べていくのは賛成しかねます。<br />他に捨てていける数牌があれば、できるかぎり字牌切りは後回しにしたほうがいいのです。<br />これは、その局に対する自分自身の構えを問うクイズみたいなものと考えてもらってかまいません。<br /><br />今局オマエさんは何をしたいの？<br />アガりたいの？<br />アガりたいなら、メンゼンでアガりたいのか、仕掛けてアガりたいのか？<br />速く安くアガりたいのか？時間がかかっても高くアガりたいのか？<br />アガれる状態じゃない？<br />だったら、どんな捨て牌を作りにいくのか？<br />そして何巡目くらいまで、他家を牽制するのか？<br /><br />これら（大局観）を踏まえたうえで、その局の行く末を睨んだ第１打を選ぶべきなのです。<br /><br />１３３６８９ｍ２５７ｐ２３ｓ東西中　ドラ１ｓ<br /><br />東１局にこんな配牌をもらったら、私は迷わず、<br /><br />１２３７８９ｍ２３ｐ１２３ｓ西西<br />１２３４５６８９ｍ１２３ｓ西西<br />１２３７８９ｍ７９ｐ１２３ｓ中中<br /><br />みたいな最終形をパッと思い浮べます。<br /><br />もしくは、もっと大胆に、<br /><br />１９ｍ１９ｐ１９ｓ東南西西白發中<br /><br />という最終形すら頭の片隅において闘牌します。<br /><br />皆さん、東１局ですよ！<br />べつに慌ててアガリを拾いにいく局面でもないでしょう。<br />起家を引いたからといって、バタバタ連荘を画策する必要もありません。<br />スケールの小さいマージャンを打っていると、いつまでたってもそのスケールから抜け出せませんよ！<br /><br />よって、私の第１打は５ｐです。<br /><br />３ｍから捨てる手もありますが、ワンズ一色になる可能性だってあるわけですから、あらゆる可能性をキープするための第１打ということになります。<br />５ｐを捨てた後に６ｐを引いてきたらどうするの？とか、４ｐを引いてリャンメンチャンスを逃がしたら？とか考えている方がいらっしゃるなら、本日をもちまして、そのスケールの世界から卒業しましょう。<br /><br />４５６ｐとか５６７ｐなんてシュンツは、自分の描いた絵に必要のない組み合わせなんですから、第１打から拒否していくんです。<br /><br />そんなバカな…親なのに…と、いまだに考えてしまう方へ。<br />次号をお楽しみに。きっと目が覚めますよ！<br />]]>
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    <dc:date>2007-12-28T02:58:45+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[みなさんこんにちは。<br /><br />今回から新シリーズです！<br /><br />まず、本講座で採用する東風戦の特徴的なルールは２点です。<br /><br />・１本場1500点。少し積み棒が溜まれば一発逆転の醍醐味があります。<br />・赤牌は５に各１枚ずつの合計３枚（ドラ＋御祝儀）。<br /><br />その他の部分については、一般的なものとお考え下さい。<br /><br />さて、一見するとこの東風戦というのは、超短期戦です。<br />とにかくスピード重視で、喰い仕掛けを多用し、高い手など作る必要がないと思われがちです。<br /><br />果たして本当にそうでしょうか？<br /><br />私が東風戦を打つ場合、10回戦もしくは３時間を目安にワンクールとし、それを大きな１ゲームと考えます。<br />そうすることによって例え東風戦であっても、長期戦として捉えることが出来ます。<br /><br />確かに１回毎の着順も重要かもしれませんが、途中経過では、それは大したことではありません。<br />目指すのは、手牌が中張牌であふれ赤牌が集まってくる状態です。<br />手なりでリーチがかかり、そしてツモアガる。<br />気づいて見れば、御祝儀を引きまくり何連勝もしているという感じです。<br /><br />では、どうすればこういう、「仕上がった状態」に持っていけるのでしょう？<br /><br />凡人の麻雀を思い出してみて下さい。東風戦でも東南戦でも基本は同じです。<br />早仕掛けで、「タンヤオ赤ドラ、３９００の１枚」なんてアガってる人は、言葉は悪いですが良いお客さんだと思って構いません。<br /><br />復習の意味も兼ねて、ここで例題を出しましょう。<br /><br />東１局北家、まだ序盤の５巡目です。<br /><br />４５８８ｍ２４６７ｐ２３４ｓ白白    ドラ９ｐ<br /><br />１枚目の白は当然スルーですが、２枚目を鳴く人が圧倒的に多いです。<br />また、カン３ｓならここはネックとばかりにクイタンに走る人も多々見かけます。<br /><br />誰かに高い手をアガられる前にサバいてしまい、接戦に持ち込めばいつでもチャンスがある、という気持ちは解らなくもないですが、そんな打ち方を最初からしていたのでは、正直言って「仕上がった状態」になることはまずないでしょう。<br /><br />その後も軽い手が入る保証はどこにもありません。<br />オーラスでキッチリ捲られるのがオチです。<br /><br />仮に仕掛けなかったことで、誰かにマンガン、ハネマンクラスを引かれたとしても、赤入り＋積み棒が高いこともあり逆転のチャンスはいくらでもあるのです。<br />むしろ丁度良い目標が出来たと、そこに照準を合わせていけば良いのです。<br /><br />メンゼンには無限に近い可能性があります。<br />逆にその可能性を自ら拒んでしまう安易な仕掛けは、勢いを殺してしまうばかりでなく、他家に好牌を送りこんでしまう危険があります。<br />良く鳴く人の下家がバカヅキする光景を、皆さんも何度となく目撃しているはずです。<br /><br />この流れとかツキと呼ばれるモノ、そしてそれに付随する因果関係。<br />これが東風戦攻略の重要なカギになると言えるでしょう。<br /><br />また、この因果関係を一度悪くしてしまうと、例え相手の腕が数枚下であっても、それを修復するのは、東風戦であるがゆえに大変困難になります。<br />ましてや相手が上級者であれば良い流れを簡単には手放してくれないでしょう。<br /><br />ではそうならないためには、やはり最初の２、３回戦くらいまでに自分の状態と相手３者の状態をある程度把握する必要がでてきます。<br />誰が調子が良くて誰が悪いのか？対する自分はどうなのか？といった具合です。<br /><br />それらを計る上でも、打点、御祝儀、守りなど全てにおいてメンゼンで手を進めたほうが、より解りやすくより有利なのです。<br /><br /><br />今回は、大きな１ゲームの序盤の戦い方と心構えの、ほんのさわりの部分を解説したわけですが参考になりましたでしょうか。<br /><br />あなたが選ぶその道(牌)が幸せ(勝利)へと続いていますように…。<br />]]>
    </content:encoded>
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    <dc:date>2007-12-21T14:18:47+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[第１打。<br /><br />この１局のはじまりを司どる初手に、果たして皆さんはどれほどのエネルギーを費やしているでしょうか？<br /><br />パッと見て、なんとなくいらない字牌や老頭牌に手をかけているのではないでしょうか。<br /><br />ダブリーがかかっていないかぎり、第１打を放つときには何の制約もないはずです。<br />プレッシャーゼロで打てる局面など数少ないわけですから、思う存分、自身の意志を表していけばいいのです。<br /><br />自身の意志とは、大局観に裏打ちされたその局に対する方向性のことです。<br />また、大局観とは、ツキ（運）の度合いや、他家とのバランスを測ったうえで、その局の自身の役割を考えることを意味します。<br /><br />第１打を放つ前に、アガリに向かっていい局なのか、それとも受けに回る局なのかという判断が必要です。<br />この判断は、できれば配牌を取る前に考えておいてほしいものです。<br />並の打ち手は、配牌を見て、ツモを５～６巡経てから、その局の役割を考えるものですが、それでは手遅れということなのです。<br /><br />ツキ（運）の流れは正直なものです。<br />そして大局観に優れた打ち手は、どんなに調子が悪い日でも、負けを最小限に抑えられます。<br />勝ち組の多くの勝率は、せいぜい５割台後半です。<br />百回麻雀を打つ機会があるとすれば、55～59回勝って、45～41回は負けているのです。<br />その差は、10～18。<br />実際、仲間内でやっていても実感できることですが、この差がとてつもなく大きく感じられるはずです。<br />なぜならば、勝ち組は、勝つ回に大きく勝ち、負ける回は傷口を最小限に食い止めているからです。<br /><br />話を戻しましょう。<br />大局観に基づいてアガリに向かおうと決めた場合、次に考えるべきことは、メンゼンでアガリに向かうのか、仕掛けも辞さずの構えでいくのか、ということです。<br />そんなこと、配牌とツモを見てみないとわかるわけないじゃないか、と言われそうですが、私の考え方は違います。<br /><br />私の考えはこうです。<br />流れの（ツキの動きが）見えない東１局や東２局であれば、配牌から考えうる最高形を目指して打っていきます。<br />その際、役満であれメンチンであれ、その可能性が感じられるかぎり、否定しない第１打を選ぶようにしています。<br /><br />流れが見えはじめれば、その流れの指示に沿って、速くアガるべきなのか、高くアガるべきなのか、二者択一をします。<br />前者は、言うまでもなく、仕掛けも視野に入れた１巡でも早いアガリを取りにいく打ち方で、相手に傾きかけた流れを奪い返す手法になります。<br />後者は、流れが傾いていない状況か、自分に有利に流れているときの話で、メンゼン主体の高打点狙いに撤します。<br />つまりこれは、東１～２局と同じ大局観で打つということになります。<br /><br />では、アガリに向かわずに受けていく局はどうするのか？<br /><br />この時、いわゆるベタオリはタブーと考えてください。<br />ベタオリをする打ち手は、序盤から中張牌の油っこいところをバラ切りし、中盤は他家の打牌に合わせ打ちし、終盤は安全牌化した字牌を並べていきます。<br />ところが、この打ち方の致命的な弱点は、序盤の切り出しにあります。<br />捨て牌は他家の目に映る重要な役割を果たしています。<br />とくに序盤に油っこい中張牌を並べてしまうと、他家の手組みに著しい影響を与えてしまいます。<br />ある意味、他家のアガリを導くようなことになっていると言ってもいいでしょう。<br />ですから、第１打からのベタオリ作戦は慎んだほうがいいのです。<br /><br />では、受けに回ると決めた局は、どのように打っていけばいいのか？<br />私は大まかに分けて２つのパターンを想定します。<br /><br />ひとつは、流局を目指して打っていくパターン。<br />これは、小場で進んでいるときに使いやすい手法で、オタ風も含め、序盤にはいっさいの字牌を切り出さず、捨て牌は一色模様もしくは変則手に見えるよう第１打から工夫を施します。<br />もちろん、一人よがりな打ち方になるケースもありますが、字牌にキツイ絞りを加えることにより、場の進行を１巡でも停滞させることを目的とします。<br /><br />ふたつめの手法は、流れが傾きかけている人以外の二人のうち、どちらかにアガリが生まれるよう捨て牌で導いていく打ち方。<br />とくに、アガってほしい人が役牌を抱えていそうな捨て牌であれば、頃合い（５～７巡目）を見計らって鳴いてもらうように捨てていきます。<br />逆に流れに乗っている人の捨て牌が役牌を求めているときには、絞りに絞って他家のアガリを待ちます。<br />このパターンを用いるときも、第１打から先々を読んでいかなければなりませんから、脳をフル回転させなければならないのです。<br /><br />いずれの話も、大局観の裏打ちがなければ一人相撲になるわけですから、一にも二にも自分がいま置かれている状況を正確に把握する能力、つまり大局観を養うことが大切です。<br /><br />今回は、第１打の重さについての前口上を述べさせていただきました。<br />次回から、手牌を使って具体的に、私の【第１打論】を語らせていただきたいと思います。<br /><br />第１打には己の魂をこめて打っていきましょう！<br />]]>
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    <dc:date>2007-12-13T15:10:38+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[みなさんこんにちは。<br />今年も残すところわずかとなりましたがいかがお過ごしでしょうか。<br /><br />さて今回は、今までのまとめをしておきたいと思います。<br />『凡人麻雀』では大きく分けて3つの事が出てきました。<br /><br />１ 心構え<br />２ 基本<br />３ バランス<br /><br />まず心構えですが、心にゆとりを持つ事。そして安易な方向に流されないように自分を律する事でした。<br />これは麻雀に限らす゛全てに言える事だと思いますので、まずは私生活で少しずつ色々なことに挑戦して見るのも良いかも知れません。<br />そんなこと麻雀に関係ないでしよ？！とお思いの方もいるでしょうが、少なくとも私は、大いに関係あると確信しています。<br /><br />次に基本です。<br />具体的には、門前にこだわる、手牌は内に寄せる、そして場に程良く出ている面子選択及びマチどりをするということでした。<br />このたった３つの事を基本と知って麻雀を打つのと、ただなんとなく打っているのでは大変大きな差があります。<br />なぜなら基本を知らなければ応用も出来ませんし、フォームが崩れてしまった時に修正出来なくなるからです。<br /><br />最後にバランス。<br />麻雀には色々なバランスが要求されます。<br />攻めと守り、打点と牌効率、仕掛けるタイミング、字牌の処理などもそうです。<br />麻雀においてはこれらのバランスが一番重要で、基本と応用がミックスされた最も難しい部分であるとも言えます。<br />『凡人麻雀』では、例題も少なくちょっとわかりにくかったかも知れません。<br /><br />そこでです！<br />今回で本シリーズは終了しまして、次回から新シリーズを始めます。<br /><br />次なるステップアップの場に私が選んだのは、《赤入り東風戦》です。<br /><br />最近ではネットゲームなどでも採用されていて、馴染み深い方も多いでしょう。<br />東南戦はやるけれど東風戦はちょっと苦手…という方も、まったく東風戦をやらない方も、ご心配にはおよびません。<br />『凡人麻雀』の基本は東南戦でも東風戦でもほぼ一緒です。<br />赤入り東風戦ならではの戦術は、東南戦と比較して解説していきますから、一石二鳥。<br />少しだけ触れたバランスや勝負論についても、私の実戦経験をもとに問題を用意し、わかりやすく解説していきたいと思っています。<br /><br />それでは皆さん、年の瀬体調などこわしませぬよう、次回からの新シリーズをどうぞお楽しみに！<br />]]>
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    <dc:date>2007-12-06T22:31:22+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[さて前回の回答と解説です。<br /><br />100点満点中80点以上の方は、不ヅキを脱出できる強者です。恐らく向かうところ敵なし状態でしょう。<br /><br />60点以上80点未満の方は、脱出法を理解されたものの、まだ半信半疑に思われているようです。信じることが、脱出につながります。<br /><br />40点以上60点未満の方は、不ヅキ脱出まであと一息。ここまでの内容をもう一度読み直し、頭の柔軟体操を心がけましょう。<br /><br />20点以上40点未満の方は、どうしても常識の呪縛から抜けだせない方。あまり無理せず、負け始めたらすぐに席を立ちましょう。<br /><br />20点未満の方は、もうこの世にツキや流れがあるなんて忘れてください！負けてもまた明日がありますから！<br /><br /><br />【問題１】<br />東４局南家６巡目。マイナス１万３千点<br />６７７９９ｍ１２５７９p３４５s　ツモ６s　ドラ北<br /><br />A）７m<br />B）１p<br />C）２p<br />D）５p<br />E）９p<br /><br />【回答１】<br />A.15点　B.５点　C.10点　D.20点　E.０点 <br /><br />不ヅキのときは、心牌の５を中心としたシュンツは作りにくいという鉄則を忘れてはいけません。<br />さらにつけ加えると、不ヅキのときのペンチャン形は、シュンツを１組確保できる命綱のようなターツなのです。まさかとは思いますが、ソーズが伸びていくような錯覚に陥って、ピンズのペンチャンを払っていくような暴挙に出ることなど、絶対に避けることです。<br />ここでは、手牌を中に寄せず外に散らす感覚で5pを捨ててほしいものです。<br />またAの７m切りのようなリャンメン決め打ちプレーは、不ヅキのときは入りにくいのものです。<br />ただし、この手はまだ端牌に寄ったリャンメン決め打ちなので許されますが、45とか56のような心牌を使ったリャンメン形は、決め打ちしないほうが賢明です。<br />リャンメンが見えるとホッとするその感覚が、命とりになってしまうことを忘れないように。<br /><br />【問題２】<br />東４局東家配牌。マイナス１万４千点<br />１１３６８８ｍ２３３８９p西北北　ドラ７ｍ<br /><br />A）１m<br />B）３m<br />C）６m<br />D）３p<br />E）西<br /><br />【回答２】<br />A.５点　B.15点　C.20点　D０点　.E.10点<br /><br />配牌からある程度牌をツモってこないかぎり、手牌がどんな方向に向かうのかわからないだろう、などと言っているようでは、不ヅキからは脱出できません。<br />配牌を見た瞬間から、不ヅキならではの最終形が描ければ、あなたも一流の仲間入りです。<br />この配牌を見てチートイツを第一候補、チャンタを第二候補、トイトイを第三候補に見立てられないようでは思いやられます。<br />そこでBの６m切りからスタートします。<br />様子見の西切りや、リャンメン先決めの３p切りなどは、第一打としての支持率は高いとは思いますが、不ヅキのときほど安易なスタートは切らないようにしましょう。<br /><br />【問題３】<br />南１局東家６巡目。マイナス１万５千点<br />２３ｍ１２２２p２３５６７８９s　ツモ４m　ドラ白<br /><br />A）１p<br />B）２p<br />C）２s<br />D）８s<br />E）９s<br /><br />【回答３】<br />A.０点　B.５点　C.20点　D.15点　E.10点<br /><br />４ｍをツモってくるまでは、よくある三色と一通の天秤手牌でした。<br />でも御用心。不ヅキのときは、手役狙いなど二の次三の次。誘惑に駆られる手牌がやってきたときほど、その誘惑を断つ強い意志が求められます。<br />私がこの手牌をもらったら、４ｍを引く前から三色と一通を一気に壊す２ｓ３ｓ外しを敢行していくと思います。この手牌をみたときに、三色と一通に必要不可欠な１-４ｓのリャンメンターツこそが、手牌の足を引っ張るガン細胞と心得ることです。<br />ですから、ツモ４ｍでは、ごくごく当たり前のように、Cの２ｓ切りとします。３ｓから外さないのは、４ｓ引きを想定しているのではなく、不ヅキのときは、２ｓより３ｓのほうがトイツになりやすいからです。<br />１ｐを捨てて手広く構える人も多いでしょうが、不ヅキのときこそ、手狭に構えることを常としましょう。苦しいときほど、楽な形に受けないことです。<br /><br />【問題４】<br />南１局北家６巡目。マイナス１万２千点<br />８９m７８８p４５５６７８s發發　ツモ９m　ドラ９ｓ<br /><br />A）８m<br />B）９m<br />C）８p<br />D）４s<br />E）５s<br /><br />【回答４】<br />A.15点　B.10点　C.５点　D.20点　E.０点<br /><br />普段であれば打５ｓとして、ドラの９ｓも受け入れられるソーズの３メン形をまず固めるところからアガリへの手順が始まるはずです。<br />でも不ヅキのときは全く逆の発想が必要になります。このソーズの３メン形への誘惑を断つDの４ｓ切りがアガリへの手順の始まりになるのです。<br />もちろん、安く安くアガリへ向かうという不ヅキのときの基本に立ちかえれば、發をイチ鳴きしての1000点コースは、当然視野に入れます。<br />その際、６-９ｐのリャンメンから埋まってしまったら、８ｍを捨ててシャンポンに受けるのではなく、９ｍを捨ててペンチャン待ちに受けるようにすること。この細かなプレーがあってこそ、不ヅキから脱出できる糸口が見えてくるはずなのです。<br />そしてもうひとつのアガリへの道。それはチートイツです。<br />この手牌から予測した場合、トイツになりやすい牌は、手中の牌でいえば７ｐ・７ｓ・８ｓ、手中外の牌でいえば、６ｍ・５ｐです。<br />そのあたりの読みも含めて〈腕〉と言われているものなのです。<br /><br />【問題５】<br />南３局西家９巡目。マイナス１万３千点<br />２３４５６ｍ３４p２２３４４５s　ツモ１m　ドラ２ｐ<br /><br />A）１m<br />B）６m<br />C）２s<br />D）４s<br />E）５s<br /><br />【回答５】<br />A.15点　B.20点　C.０点　D.10点　E.５点<br /><br />残り２局。マイナス１万３千点で親番は無いという極めて苦しい立場。<br />こんなときに、２番手や３番手との点差をチェックして手組みを考える人もいるでしょうが、あまり賛成できる話ではありません。<br />ここまで沈んでしまったのは、自分の失態から招いたものと真摯に受けとめ、よほどの手に育たないかぎり（まぁほとんどの場合、育つものではありませんが）場を荒らさないことに専念しましょう。<br />つまり、静かに死を待つ心の構えにするということになります。<br />麻雀だから何が起きるかわからないじゃないか、と言う暴論に耳を傾ける必要はありません。そういう類の話は、絵合わせゲームに熱中している人々にお任せするとして、麻雀を打つということの意味を深く考えることが大切なのです。<br />ツモ１ｍの意味を深くとらえ、何も期待せずにBの６ｍ切りとし、あとは潔く静かに死を待ちましょう。<br />]]>
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      <![CDATA[さて今回は、「即席不ヅキ脱出法」をここまでどれくらい会得しているのか？<br />復習を含めて練習問題を５題やってみましょう。<br /><br />回答と解説は次回アップします。<br />そうそう、もう一度【不ヅキ５ヵ条】を確認してからがオススメです。<br /> <br />（一）リャンメン形や３メン形を信用しないこと。 <br />（二）高くアガれそうに見える手の時ほど、放銃する危険が迫っているということ <br />（三）ツモは中に寄らず、１や９に向かっているような外に散るツモになりやすいこと <br />（四）どうしてもアガリに向かうときは、より速く・より安くを心がけること <br />（五）いらない牌を捨てると、よくポン・チーされるということ<br /><br />【問題１】<br />東４局南家６巡目。マイナス１万３千点<br />６７７９９ｍ１２５７９p３４５s　ツモ６s　ドラ北<br /><br />A）７m<br />B）１p<br />C）２p<br />D）５p<br />E）９p<br /><br />【問題２】<br />東４局東家配牌。マイナス１万４千点<br />１１３６８８ｍ２３３８９p西北北　ドラ７ｍ<br /><br />A）１m<br />B）３m<br />C）６m<br />D）３p<br />E）西<br /><br />【問題３】<br />南１局東家６巡目。マイナス１万５千点<br />２３ｍ１２２２p２３５６７８