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第1打論その6-土田浩翔


RMUさん

RMUさん (27)

2008/03/07 06:14

さて、私が第1打に字牌を切らない理由の後編です。

112234m23p1235s西北 ドラ5s

この配牌がやってきたのが東1~3局あたりの親番だったとします。
さて何から切り出すのか?

通常であれば、字牌(ましてやオタ風)から捨てれば何も問題ありません。
ところが、字牌を第1打に選ばないことをフォームにしている私としましては、次なることを頭に思い描くわけなのであります。

(1)開局早々でありながら、早くも試練の局がやってきたな。ツキは決して自分に味方していない局なのだろう

(2)123と234の三色が見えるものの、ドラの5sが孤立している手牌ゆえ、三色の深追いは避けたほうがいいだろう

(3)テンパイしたとしても、ツキが味方してないはずなので、リーチはかけないほうがいいだろう

字牌をすんなり切ればいいものを、何をまたややこしいことを考えているのか?と思われても仕方ありません。
ただ、私にとっては、第1打に字牌を切らないことが、「彷徨えるツキの海」を航海していく羅針盤の役割を果たしているので、逆にその局進むべく方向がわかりやすくなっているのです。

この配牌から、字牌以外を切るとするならば、1m・2m・4m、もしくはドラの5sしかありません。
これまた決まり事のようにしていますが、第1打のドラ切りは、うっかり切ってしまった時か、Wリーの時以外、絶対に捨てません。
なぜならば、次巡ドラを引いてくることだってあるからです。
もちろん、私はドラを引けない局を見つける訓練は積んでいます。
なので、引けないなと思う局は、2~5巡目あたりで手放します。
でも、オマジナイみたいなもので、粗末にするような第1打切りは絶対避けるようにしています。
よく、点棒をたくさん持ってたり、あとのない状況で、南場の親番を迎えた人が、第1打に役牌のドラを切り出すケースがあります。
どうせ鳴かれるなら、早いうちにどうぞ、みたいな感覚か、敵がトイツにならないうちに切ってしまおう、という魂胆なのでしょうが、私から見れば情けないの一語。
何が悲しくて、自分でトイツにする可能性を第1打から否定してしまうのか?
私には理解できませんし、ただの怖がりにしか見えません。
もっと堂々と打ってほしいものです。

話を戻しましょう。
ドラの5sには手をかけませんから、ワンズ候補3つから選ぶことになります。
1m切りは、123と234の三色を生かそうとする打ち方ですから、私が配牌を見て描いた考えに矛盾するので除外されます。
あとは、2m切りか、4m切りかということになるわけですが、私は2m切りを支持します。
本当は、4mを捨てて、
112233m123p123s西西
みたいな仕上がりを強く意識していくタイプなのですが、第1打から「困ったな」という局は、そんな高望みはあっさり棄てることにしています。
なぜなら、そんな高望みが叶う局ならば、第1打に苦労することはありませんから。
2mを第1打に選んだ時点で
11234m234p12356s
みたいなフィニッシュを覚悟しています。
もっと最悪な最終形
11234m12356p123s
のようにドラすらも手放さなければならないフィニッシュも想定内なのです。
それくらい配牌時に危機感をもたされている局なのです。

では次の配牌はどうでしょう?

22468m45678p67s西北 ドラ7s

状況は先の問題と同じと考えてください。
本来であれば、西や北から切り出せば簡単な手牌なのですが、字牌を切らないことをフォームにしていると、雀頭崩しの2mか、三色決め打ちの4m切り、あるいはタンピン狙いで内側に寄せる8m切りしかありません。
ただし、高目追求路線でも不自由ない4m切りは、先の問題と違って強力にプッシュできる打牌になっています。
つまり、もしかするとツキは追い風かもしれない、と考えるべきなのです。
この4m切りのあと、678の三色になっていく、7m・3p・6p・8sを引いてくることができれば、もうこれは強気で押しまくれる局になるはずです。
逆に三色が崩れる、9pや5sを引いたときには、素直にコウベを垂れ、ヤミテンでサッとアガリを拾えなかったときは、中盤以降(受け)に撤したほうがいいでしょう。

第1打には、打ち手の魂がこめられるべきです。
「字牌を切るな!」とは言いませんが(ホントは、全国1千万の打ち手たちに言いたいのですが…)安易に字牌から切り出す習慣が身についてしまうと、それこそ生活習慣病になって、局面を見通す力が弱くなります。
局面を見通す力を「大局観」とも言いますが、この力は打ち手の生命線です。
その力を養うため、そして最終形を見抜く力をつけるため、私は第1打に字牌を切らないフォームにしているのです。

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