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田家秀樹さん (0) |
2008/10/11 18:46
今年の夏に、最もたくさんライブをやったバンドは誰だろうと思って、いくつかの資料を見ていて、それが9mm Parabellum Bulletだということを知った。 彼らを初めて見たのは、2006年の年末にZEPP東京で行われたRADWIMPSのライブでのオープニングアクトだった。その時は、まだ、インデイーズでミニアルバムが出たばかりで、僕も含めて殆どの人が知らなかったはずだ。 そういう意味で本当の衝撃を受けたのは去年の秋だ。メジャーでの最初のアルバム「TERMINATION」が出た後の恵比寿のリキッドルームだった。コンサートタイトルは「硝子越の暴走」。初めてのワンマンライブで見た彼らは、ただ、激しいだけではない精神性のような筋の通ったライブを展開していたのだ。 きっと初めて彼らを見た人は、そのライブに度肝を抜かれるに違いがない。 それでいて歌われているのは、内省的な静けさを湛えたポエジーに満ちている。社会や時代の中の孤立感や焦燥感。詞を書いている菅原卓郎は好きな詩人として谷川俊太郎をあげる。ロックバンドのボキャブラリーとは思えない透明な語感も、彼らの個性だろう。そんな言葉がそうやって体当たりな演奏で歌われるのだから、アンビバレンツな詩情が生まれてくる。 そんなパフォーマンスは、初めて尾崎豊を見た時を思い出させた。 9mm Parabellum Bulletは、横浜の大学の音楽サークルの仲間で結成されている。とは言うものの、いわゆる横浜的な洗練や洋楽志向という印象がないのは、地方から集まっているということも影響しているのかも知れない。何々風というジャンルや傾向が見えない。 演奏は爆音のような激しさで、曲は歌謡曲のような親しみやすいメロデイもある。ギターのフレーズは口で歌えるくらいにキャッチーだ。新作アルバム「VAMPIRE」の中には、ベンチャーズを思わせるインスツルメンタルも入っている。面白ければ何でも取り入れるという柔軟さは、80年代半ば生まれの特徴だろうか。 そうした彼ら固有の要素が、一つになっているのは、その焦点の定まり方にある。新作アルバムの中の「Hide&Seek」という曲には、”希望の灯に見とれるなよ、希望の灯に見つかるなよ”というフレーズもある。安易な愛や希望に救いを求めないヒリヒリするようなリアリテイはロックバンドだからこそだ。ステージにも客席に媚びたような愛想笑いは一切ない。 そう、9mm Parabellum Bulletは、今のシーンの中で正真正銘のロックバンドと呼べる数少ないバンドだ。音だけではない。どんなに音を激しくしても、その内実が伴わないバンドも少なくない。演奏が終えた後のたたずまいやインタビューなどでの4人は、拍子抜けするくらいに、物静かで礼儀正しい。 それは、強大な相手と戦うには、一時的な興奮やその場だけのお祭り騒ぎでは済まない冷静な理性が必要とされるということを知っているようにも思える。例えば、ゴルゴ13のようなロックバンドというと、誤解を招くだろうか。
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ヨシ様さん |
2008/10/11 18:56
初耳のバンドですがチェックしてみたいバンドですね |
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田家秀樹さん (0) |
2008/10/28 12:35
ヨシ様・先週のアルバムチャートは竹内まりやさんに次いで二位でしたよ。快挙であります。 |
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