小関順二が高校野球を語る

延長15回引き分け再試合の効果


小関順二さん

小関順二さん (9)

2007/08/14 23:03

7日目の選手権は、第3試合の佐賀北高対宇治山田商戦が延長15回引き分け再試合という大熱戦だった。宇治山田商の先発投手はMAX147キロの快速球が評判の平生拓也で、初めて見る逸材はどんな投手なのか胸をワクワクさせて見守った。ストレートは甲子園でも最速147キロを表示して速かったが、押し出すようなリリースには違和感があった。左肩が開きストレートがほとんど高めに抜けるという変則派で、3イニング目を迎えるとストレートが140キロを超えなくなり、よさがなくなってしまった。
 リリーフした中井大介は平生にくらべると投手らしいが、変則には変わりない。下半身と上半身が連動せず、腕の振りが体から遠く、コントロールが定まらないという乱調ぶり。投球フォームが原因の制球力のなさや抜け癖だから正確には「乱調」ではない。それでも真下に叩きつけるリリースには思想らしきものが感じられ、16日の再試合ではひと味違うピッチングが見られるのではないかという期待感がある。この日もイニングを経るごとに下半身と上半身が、心なしか連動しだしたように見えた。
 平生が何度も言うように147キロ、中井のこの日の最速が146キロだから、普通の本格派ではない。投球フォームが悪いのに高校レベルを超えたストレートを投げられるのだから素質がいいに決まっている。甲子園大会史上に残る熱戦を繰り広げたという自信が彼らの心にどのような“化学反応”を起こすのか期待したい。

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コメント (1)

メルローさん

メルローさん (3)

2007/08/15 07:31

 甲子園で成長してほしいですね。どとらの投手が化けるか楽しみです。



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