小関順二が高校野球を語る

文星芸大付高エースの将来性


小関順二さん

小関順二さん (9)

2007/08/19 01:43

選手権11日目に注目したのは第1試合の今治西高対文星芸大付高戦。この中でも文星芸大付高の左腕エース、佐藤祥万のピッチングに目が釘付けになった。135、6キロと表示されるストレートの伸びが素晴らしく、5回までに奪った9三振のうち7つの結果球がストレート。さらにそのうち4つは見送りだった。よほどキレがよくなければ、強打の今治西高打線にこういう芸当はできない。
 ストレートだけではない。縦に割れるカーブ、スライダーのキレが抜群で、ストレートと絶妙な緩急のアンサンブルを奏でる。カウント球にこういう変化球があるからこそストレートを勝負球にした三振ショーが可能になったのである。
 プロ野球で近いタイプを探せば、高橋尚成(巨人)がすぐ思い浮かぶ。修徳高、駒沢大時代の高橋もストレートに目をむくような速さはなかったが、直曲球のキレとコントロールのよさで注目を集め、社会人の東芝でストレートの速さが加わり、ドラフトでは逆指名の権利を勝ち取って巨人入りを果たした。
 佐藤は果たして高橋尚成と同じ道を歩むことができるだろうか。そのためにはピッチングだけよくてもダメで、ディフェンス全般に対する目配りが必要になる。この試合の3回表には次のようなプレーがあった。走者一塁で尼田一輝、武内涼平が続けて送りバントを行ったが、佐藤はこれを素早いダッシュで捕球すると抜群の判断力で二塁へ送球し、それぞれ一塁走者を二塁で封殺するのである。
 不満は6回以降のピッチングだ。今治西高がストレートに的を絞って攻略しようとしているのに佐藤ー赤川知宏のバッテリーはストレートに執着し、6失点を許してしまった。変化球にタイミングが合っていないことは一目瞭然だったので、ストレートをボール球にして変化球勝負する極端な配球のほうが効果的だったはずだ。この敗戦は高橋の今後に大きな糧となるだろう。

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コメント (3)

メルローさん

メルローさん (3)

2007/08/19 07:08

 佐藤投手にはセンスの良さを感じました。プロにチャレンジしてほしいですね。

小谷野俊哉さん

小谷野俊哉さん (43)

2007/08/19 11:10

文星は宇都宮学園時代から
左腕のいいピッチャーがいると
強いから注目してました。

過去にも影山(専大→富士重工)、松(東北福祉
→ダイエー)など・・・

佐藤君はストレートのキレもいいし、カーブ、
スライダーもいい物を持っているので
甲子園でも去年の経験を生かして
そこそこやってくれると思っていましたが
大活躍でしたね。

ボールのスピードがいまいちだから、
上へ行ってどうかな? と思ってましたが
高橋尚も、元々、そんな感じのピッチャー
だったんですね。

これからも、佐藤君を応援していきたいと思います。

ディープコンパクトさん

ディープコンパクトさん (38)

2007/08/19 20:43

上背がそれほどあるわけではないが、あの存在感はそれを感じさせませんでした。いきなりプロはどうか分らないが、進学にせよ社会人にせよ、これからも注目していきたいですね。とにかく怪我だけには気をつけて欲しい



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