小関順二が高校野球を語る

常葉菊川の伊藤新悟に期待すること


小関順二さん

小関順二さん (8)

2007/08/21 18:08

21日の準決勝は広陵高が4対3、佐賀北高が3対0でそれぞれ常葉菊川高、長崎日大高を下した。ここで注目したのが常葉菊川高の伊藤新悟。17日の日南学園戦では代打同点3ランホームランとサヨナラ安打を放ち、これは史上初の快挙だった。さらに20日の大垣日大高戦では同点の場面で勝ち越し安打を放ち、勝利に貢献。そして広陵高戦では三塁打と左前打を放ち、あわや逆転勝ちという場面を作った。これほど鮮烈に甲子園デビューした選手は歴史的に見ても少ない。
 1、2年の下級生には毎年活躍を期待し、今年なら黒羽剛広(聖光学院・外野手)大島隆宏(創価高・外野手)、米田易弘(甲府商・投手)、有馬翔(日南学園・投手)のプレーに固唾を飲んだ。しかし、ベスト8を前に全員姿を消し、寂しかった。そういうときに伊藤は飛び出したのである。ガイドブックを見ると、静岡大会の成績はなし。それもそのはずで、ベンチ入りしておらず、スタンドから応援していたという。それが歴史に残る大活躍をするのである。
 さてバッティングだが、打つ形はよくない。性急にステップするので緩急の攻めにはひとたまりもないことがわかる。さらに体重の後ろ残りがあるのでアッパースイングになりがちで、ヘッドが深く投手のほうを向くトップの形は、速かったり、キレがあったりする投手と対戦したらすべて差し込まれるだろうという想像をさせる。それでも打つのだから、何か「星」を持っているとしか思えない。
 秋の新チームからはレギュラーが用意されていると思うが、結果オンリーは甲子園までと決めてほしい。バッティングもピッチングも一番大事なのは「フォーム」。それをおろそかにして一流になった選手は1人もいない。厳しく自分を律することが成功への近道である。

ソーシャルブックマークへ投稿(ソーシャルブックマークとは はてなブックマークに追加 Buzzurlにブックマーク

コメント (1)

メルローさん

メルローさん (3)

2007/08/22 06:50

 勝負強いバッターでしたね。これからはマークも厳しくなるでしょう。「フォーム」をしっかり固めて、また甲子園に戻ってきてほしいです。



トラックバック (0)

トラックバックは受け付けていません。