小関順二のドラフト最前線

プロがほしがる左打者殺しのドラフト候補は誰だ


小関順二さん

小関順二さん (9)

2007/10/24 22:10

 アマチュア球界に左打者が劇的に増え、プロにもその波が押し寄せている。巨人などは無理しなくても全員左打者というスタメンを組むことができるほど。それがクライマックスシリーズ初戦、中日の左腕投手・小笠原孝に屈した原因と言ってもいいほどだ。言わんとすることがバレてしまった。そう、増殖した左打者を打ち取るために、各球団とも左投手を獲得しようと躍起になっているのだ。
 11月19日に行われる大学生&社会人ドラフトで人気になる左腕は加藤幹典(慶大)を筆頭に、長谷部康平(愛知工大)、宮西尚生(関西学院大)、古川祐樹(明大)、根本朋久(横浜商大)、服部泰卓(トヨタ自動車)と少なくない。この6人はいずれも1巡目候補だから、いかにプロが左腕投手をほしがっているのかがわかる。
 しかし、左腕だからといって誰でも左打者殺しになれるわけではない。岩瀬仁紀(中日)、武田勝(日本ハム)のようにスリークォーターか、ウィリアムス(阪神)のようにサイドスローであることが重要。ここに挙げた6人のうち、オーバースローでないのは長谷部、宮西の2人だけである。
 長谷部は肩口から押し出すようなリリースからMAX152キロのストレートを投げ込み、130キロ台前半の横スライダーもキレ味鋭い。対する宮西は長谷部のような速いストレートがない代わりに、ボールを低めに集めるコントロールに長け、スライダーのキレ味も長谷部に勝るとも劣らない。
 長谷部は星野ジャパンがセットアッパーで起用したように、プロでも同じ起用法が考えられるが、宮西の場合は短いイニングで猛威をふるうストレートの速さがないので当初は先発で起用されるだろう。プロがほしいのはイニング中盤から後半にかけた勝負どころでの左打者殺し。そう考えると、数多いドラフト候補の左腕の中でも長谷部が最もプロの需要に合っているように思うのだが、皆さんはどのように考えられるだろうか。

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コメント (4)

メルローさん

メルローさん (3)

2007/10/25 06:47

 明大の古川も1巡目候補なんですか!それだけ左腕は貴重なんですね。

ヤナヨシさん

ヤナヨシさん

2007/10/26 05:40

なんか小粒のような気もします。
いい選手だとは思いますが。
左打者殺し=ワンポイントを1順目で指名せざるを得ないほど、先発型や大型野手がいないということでしょうか。

小関順二さん

小関順二さん (9)

2007/10/26 20:31

先発タイプや大型野手がいないと言うより、左打者には左の変則投手が有効という合理性をプロ野球が最優先課題にしているということでしょう。20年くらい前には多かったスイッチヒッターが減りつつあるのも、スイッチより一塁に近い左打者のほうが合理的(有利)だという価値観がプロ、アマ双方にあるのだと思います。ストップウオッチを常に持っていても、合理性ばかり追求すると野球が小粒になりすぎて面白くないと思うのは皆さんと同じです。

kumaさん

kumaさん (1)

2007/10/26 23:53

左の本格派の投手、右の大打者が少なくなってきたような気がします。

そういった意味でも左の技巧派が重宝されるのではないでしょうか。



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