小関順二のドラフト最前線

パ・リーグで最もいいドラフトをしたのはロッテ


小関順二さん

小関順二さん (9)

2007/12/05 00:17

 セ・リーグに続き、パ・リーグで最もいいドラフトをしたのはどこか考えていきたい。即戦力候補の大場翔太(東洋大・投手)を獲得したソフトバンク、長谷部康平(愛知工大・投手)を獲得した楽天、超高校級右腕の唐川侑己(成田高・投手)を獲得したロッテ、20年に1人の怪物スラッガー中田翔(大阪桐蔭高・外野手)を獲得した日本ハムが成功組であることは間違いない。彼らの活躍は今後の努力にかかっているわけだが、評価の高い選手を思い通りに獲得できたのだか今の段階では成功と言っていい。
 4球団以外の西武、オリックスはクジ運が悪く、それぞれ1巡目で2回当たりクジを逃し、再々抽選で平野将光(JR東日本東北・投手)、小林賢司(青山学院大・投手)を獲得した。この中では西武の迷いが深刻だ。左腕がほしくて長谷部、服部泰卓(トヨタ自動車・投手)を指名したがいずれもクジを外して、右腕の平野を獲得した。
 雑誌『ドラフト2003』(日刊スポーツ出版社・03年発行)中の「スカウティングレポート」で、当時平成国際大2年の平野を「欠点は随所に顔を覗かせるが、よさのほうが強烈に印象に残っているから気にならない。こういう選手を見たあとが、一番気持ちがいい」と書いたが、24歳の現在まで未完の大器であることが高く評価することを躊躇させる。
“とりあえず成功組”の日本ハム、ロッテ、ソフトバンク、楽天は先に挙げた逸材以外でも日本ハムは大社ドラフト1巡目多田野数人(米国3A)、3巡目宮西尚生(関西学院大)という即戦力の右、左投手を獲得し、ロッテは大社ドラフト1巡目服部、3巡目根本朋久(横浜商大)という2人の好左腕を獲得し、4巡目ではMAX153キロの伊藤義弘(JR東海)を獲得しているのがいい。服部、宮西は退団した藤田宗一の穴埋め候補、伊藤はFA移籍した薮田安彦、小林雅英の穴埋め候補といった具合に、狙いが具体的で計画性を感じさせる。
 楽天も捕手・嶋基宏を脅かす存在に成り得る伊志嶺忠(東京情報大・捕手)を大社ドラフト3巡目で、さらに4巡目で内外野を守れる聖沢諒(国学院大・外野手)を獲得して、チームの上昇機運をドラフトにも反映させた。ソフトバンクは大場の実力には文句ないが、先発候補が斉藤和巳、杉内俊哉、和田毅、新垣渚、スタンドリッチ、ガトームソン、大隣憲司と揃っているのに、さらに大場が加わって指揮官の采配にかえって迷いが生じるのではないかと不安になる。「過ぎたるは及ばざるが如し」のことわざ通り、持ち過ぎることは必ずしも良いことばかりではないのである。これらを総合的に考え合わせると、ロッテが一番いい指名をしたように思う。

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コメント (3)

メルローさん

メルローさん (3)

2007/12/05 15:40

 ことごとくクジを外したオリックスはどうなるのでしょうか。イチローが抜けるまではいいチームだったのに。完全ウェーバーにしてやらないと、ますます弱くなりそうな気がします。

ケンケン・イオジローさん

ケンケン・イオジローさん

2007/12/05 16:02

ウェーバー方式。何とかなりませんかね?

弱いチームが可愛そうですね!!

ポロペロさん

ポロペロさん (10)

2008/01/04 16:16

今ごろ見ましたが、わがマリーンズに、よい評価ありがとうございました。いつぞや即戦力として、獲得した選手が活躍出来ないことがありましたから、そういうことがないことを祈ります。



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