小関順二のドラフト最前線

ベース到達タイムのベスト5を発表


小関順二さん

小関順二さん (7)

2007/12/17 13:05

今回は今年最後の締めということで、打者走者の「一塁到達、二塁到達、三塁到達、本塁到達(ランニングホームラン)タイム」のベスト5を紹介する。ちなみに、球場に行ってストップウオッチで計測した試合はアマチュア315、プロ33の合計348試合。
<アマチュアの部>
◇一塁到達
①和泉 将太3・58秒(法大・遊撃手)
②山田  諒3・60秒(茨城ゴールデンゴールズ・二塁手)
③小手川喜常3・62秒(Honda・左翼手)
③池田 将之3・62秒(JR東日本・遊撃手)
⑤小島 脩平3・65秒(東洋大・遊撃手)
◇二塁到達
①川本 洋平7・65秒(国士館大・遊撃手)
②坂井 貴文7・75秒(東洋大・右翼手)
③堂薗 圭介7・71秒(熊本ゴールデンラークス・左翼手)
④川端 崇義7・82秒(JR東日本・中堅手)
⑤植田 達也7・85秒(富士重工業・指名代打)
◇三塁到達
①藤村 大介11・10秒(熊本工・遊撃手)
②小島 脩平11・16秒
③早川 辰徳11・18秒(Honda・右翼手)
④松本啓二朗11・28秒(早大・右翼手)
⑤前原 達也11・37秒(八王子高・二塁手)
◇本塁到達
①伊藤 真志14・98秒(NTTグループ東北マークス・遊撃手)
②榎堀  剛15・10秒(奈良産大・中堅手)
③矢沢 英典15・60秒(中京大中京高・三塁手)
④村尾 賢吾15・96秒(八戸大・二塁手)
<プロ野球編>
◇一塁到達
①工藤 隆人3・66秒(日本ハム・右翼手)
②松本 哲也3・68秒(巨人・中堅手)
②青木 宣親3・68秒(ヤクルト・中堅手)
④工藤 隆人3・78秒
⑤石井 義人3・80秒(西武・三塁手)
◇二塁到達
①工藤 隆人7・64秒
②田中 賢介7・75秒(日本ハム・二塁手)
③本多 雄一7・78秒(ソフトバンク・二塁手)
④田中 賢介7・90秒
⑤栗山  巧7・95秒(西武・代打)
◇三塁到達
①田中 賢介11・35秒
②早川 大輔11・42秒(ロッテ・中堅手)
③荒木 雅博11・53秒(中日・二塁手)
④サブロー 11・66秒(ロッテ・右翼手)
⑤田中 浩康11・74秒(ヤクルト・二塁手)
◇本塁到達
①田中 賢介15・26秒
 すべての試合を網羅していないので公平な記録とは言えないが、アマチュアなら「ドラフト候補」とは異なる顔ぶれが多いので、野球界の裾野の充実ぶりは理解していただけたと思う。これはストップウオッチで計測した記録だが、これとは別に打者が「どのポイント」で始動したかによって、技術的な成熟度も見ることができる。これは新刊『プロ野球でモノになる奴の法則』(廣済堂出版)で詳しく書いているのでお読みいただきたい。
 来年はハワイで行われているウインターリーグなど海外の野球も見て歩いて、詳しいレポートを書いていくつもりである。それでは皆さん、よい年を。

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コメント (1)

Eagles fly freeさん

Eagles fly freeさん (3)

2007/12/17 22:51

小関さん、こんばんは。
確かな観察眼に裏付けられたコラム、いつも興味深く拝見させて頂いております。

アマチュアの部は実際に観たことがない選手の名前も多く、仰る通り、野球界はいまだ豊饒、こちらの証左ですね。一野球ファンとして、とても嬉しく思います。

また、プロ野球編では、三塁到達の3~5位に(左に比べてベースから離れた位置に立つ)右打者がランクインしていることに目をひかれました(早川選手は両打ちなので不明ですが、おそらく左打席でのタイム(8/5の対ファイターズ戦でしょうか?)だと推察致します)。
個人的に彼らを観ていて共通すると思うのは、
・各ベースまで極力真っ直ぐに走る(決して大回りしない)
・次塁に向かう際、ベースを利用して小さく鋭く方向転換する
この二点です。
中でも5位にランクインしているスワローズの田中浩康選手は、純粋な走力という点ではこちらに挙げられている選手の皆さんと比べると決してずば抜けているわけではない(一塁到達4.20~4.40秒程度、だ)と思うのですが、凡打でも常に全力疾走で、掲載されている三塁到達タイムが表す通り走塁にも無駄がなく、観ていて本当に清々しい選手だと感じます(この一年で二塁の守備やランナーを進める打撃にも長足の進歩がみられたと思います)。
この点、アマチュアの選手はあまりプロの試合を観戦することが少ないと漏れ聞くのですが、是非彼のような真摯な選手を手本にして頂いて技術を磨き、近い将来、全力でプレイする選手で溢れかえるプロ野球になって欲しいと願っています。

乱筆乱文、失礼致しました。
ハワイ、お気をつけていらしてください。
レポート、楽しみにしておりますので。

追伸
新刊、早速購入させて頂きました。
掲載されていたチェックポイントの数々、拝見していて首肯することが多く、是非来年の野球観戦に活用させて頂きたいと思っております。



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