|
友成那智さん (0) |
2007/10/25 12:12
◆野茂英雄 ウインターリーグ経由でメジャー復帰を目指す野茂英雄は05年7月にデビルレイズを解雇されてからメジャーのマウンドには立っていないが、昨年6月に受けたヒジの手術のダメージもなくなり、メジャー復帰への足がかりとして今月からベネズエラ・ウインターリーグのカラカス・ライオンズ(レオーネス・デ・カラカス)で投げている。ベネズエラのウインターリーグは現役メジャー・リーガー、および、メジャーとマイナーのボーダーラインにいる選手が多数出場するためレベルが高いことで知られ、各球団のスカウトが多数集うため新人の登竜門になっているが、復帰を目指すベテランが実力をアピールする場でもある。 野茂の描いているのは、ベネズエラリーグで復活をアピール→大リーグ球団とマイナー契約してキャンプに招待選手として参加→好成績を挙げてメジャーのローテーション入りという図式。道は決して平坦ではないが、焦らずにじっくりリハビリに取組んだので、新たなドラマが生まれる可能性は十分ある。最初の登板となった20日のラガリア戦は2回に雨で長い中断があったため1イニング投げただけで終わったが、無失点に抑えているので今後に期待が持てそうだ。 同じチームにはヤンキースのボビー・アブレイユ、インディアンスのフランクリン・グティエレス、西武ライオンズのアレックス・カブレラなども登録されているが、彼らは顔見せ的に数試合~十数試合出場するだけだろう。ただ、有名選手でもキャッチャーのヘンリー・ブランコ(今季はカブスでプレー)は来季契約してくれるチームを確保する必要があるためか、開幕から正捕手格でマスクを被り張り切っている。20日に野茂が投げた際もブランコが受けていたが、ボールブロックがうまく、しかも強肩で知られるキャッチャーなので野茂にとってはうってつけのキャチャーといえる。 またドジャースで一緒だったロジャー・セデーニョも1週間遅れでチームに合流し、野茂同様、招待選手からのメジャー復帰を狙っている。 ◆桑田真澄 足首の手術を受けリハビリ中、本人は復帰に意欲満々8月にパイレーツを退団した桑田は9月にロサンゼルスで足首の手術を受け、現在リハビリ中。本人はパイレーツと再度マイナー契約して来春のキャンプに参加したい意向のようだが、リトルフィールドGMが解任されたため、その希望が叶うかどうかは微妙な情勢だ。ただ、ケビン・マクラッチー・オーナーが日本への橋渡し役として桑田に期待しているふしがあるので、キャンプに間に合うようならマイナー契約して招待選手としてキャンプに呼ぶ可能性はある。 ◆藪恵壹 入団テストで高い評価を受け招待選手にはなれそう藪は05年にアスレチックスで投げたあと昨年はロッキーズとマイナー契約しキャンプに招待選手として参加したが、5試合に登板して(うち先発1試合)1勝2敗0セーブ(防御率12・38)という惨憺たる成績で開幕前にマイナー行きを通告され、それを拒否して退団している。 その後、昨シーズンは、シーズン途中からメキシカンリーグのポトロス・デ・ティフアナ(ティフアナ・コルツ)に加わって11試合にリリーフで登板。0勝0敗5セーブ(防御率3・00)という数字を残している。 今季はどのチームのキャンプにも参加できず、黙々と1人でトレーニングに励みながら声が掛かるのを待っているうちに時間が過ぎてしまったが、最近になって藪がアリゾナで数球団のワークアウト(スカウトのいる前で実際に本格的な投球をして見せること)を受けるという報道があった。アリゾナでテストを受けるのは、アリゾナ秋季リーグ(以前の名称は教育リーグ)の開幕で各チームの球団幹部やスカウトたちがアリゾナに集まっているためだ。 藪はすでにロイヤルズ、ジャイアンツの球団幹部やスカウトの前でワークアウトを行なっており、速球のスピードがマックス148キロを記録したことや、フォークの落ちがいいこと、変化球の制球がいい点などが評価されている。 数球団が藪に関心を示しているのは、リリーフで使えば、制球のいいスライダーピッチャーなので「第2の斎藤隆」になり得るのではないかという期待があるためで、これまで藪のピッチングを実際に見たロイヤルズ、ジャイアンツ、レンジャーズは、どれも中継ぎ投手の補強が課題になっているチームだ。しかも、この3チームは招待選手をたくさん獲る傾向があるので、招待選手になること自体はそれほど難しくないだろう。速球が148キロと斎藤隆並みのスピードになっていることはいい材料なので、今後テストを受ける球団が増えれば複数からマイナー契約のオファーがあるかも知れない。 アメリカのメディアではCBSスポーツのレンジャーズ担当記者が、10月9日に藪がレンジャーズのスカウトの前でワークアウトを行なったことを短い記事で伝えている。 招待選手発表は12月上旬からさみだれ式に順次行われるので、11月中には所属球団が決まるだろう。仮にキャンプでメジャー枠に残れなくても、中継ぎ陣の駒が慢性的に不足しているチームはいくつもあるので、マイナーでそこそこのピッチングを見せていればシーズン途中からメジャーのマウンドに引き上げられるチャンスは大いにあるだろう。
|
コメントはまだありません。
トラックバックは受け付けていません。