30球団ルーキー・ウオッチング

各チームのストーブリーグ戦略(第2回)


友成那智さん

友成那智さん (0)

2007/11/09 16:38

<ア・リーグ中部地区>

ア・リーグ中部地区5球団のうち、大きなテコ入れがありそうなのはロイヤルズとホワイトソックスだ。とくにロイヤルズはトロイ・ヒルマンの監督就任で日本人投手の獲得に積極的に動く構えだ。

◆クリーブランド・インディアンス今オフの補強戦略 先発を1人確保すれば来季に臨める状態!補強はトレード主体で

<予算枠1500万ドル前後>
インディアンスは若手主体でチームを構成しているため、今オフもFAでチームを出る選手はごくわずか。FAでチームを去ったケニ―・ロフトンに代わる外野手の獲得と、まだ去就が決まっていない先発4番手のポール・バードが抜けた場合の、後釜を手当てすれば来季に臨めそうな陣容だ。
バードに関してはチームに選択権のあるオプション(08年は年俸800万ドル、ないしは25万ドルのバイアウト)が設定されていて、現時点(11月6日)では残留の可能性はフィフティ・フィフティといったところだ。仮に球団がオプションを行使して年俸800万ドルで残留したとしても、バードは違法薬物であるヒト成長ホルモンの使用が発覚しており、コミッショナーから25~50試合、出場停止処分を受ける可能性が高い。そのためバードが残留した場合でも、シャピーロGMは12、13勝を見込める投手の獲得に動くものと思われる。その場合、FA市場はいつになく不作なので、トレードでの獲得になりそうだ。このチームには、バーフィールド、デルーチ、マイケルズ、クリフ・リーといった、他球団からたくさん引き合いが来そうなトレード要員がわんさかいる。
<FAでチームを出る選手>
ケニ―・ロフトン(レフト)、トロット・ニクソン(ライト)、クリス・ゴメス(内野のユーティリティ)
<契約更新およびオプション行使で残留が決まった選手>
なし
<去就が決まっていない選手(◎残留確実、○残留の可能性大、△微妙、×FA確実)>
◎ジョー・ボロウスキー(クローザー)、△ポール・バード、○アーロン・フルツ(ミドルリリーフ)

◆デトロイト・タイガース今オフの補強戦略 レンテリア獲得のあとは先発左腕1人とセットアッパー1人

<予算はほとんど使い切っている>
今オフ、ドンブロウスキーGMは素早い動きを見せている。最大の課題はファーストにコンバートされるカルロス・ギーエンの穴を埋める遊撃手の確保だったが、ブレーブスとのトレードでエドガー・レンテリアを獲得。残るはケニ―・ロジャーズに代わる左の先発投手と、肩の手術で来季前半の出場が絶望的になったジョエル・ズマヤの穴を埋めるトップセットアッパーの確保だ。レンテリア獲得ですでに来季の年俸総額が今季を上回っているので、FA市場で高い買い物をする余力はない。ロバートソン、インファンテあたりを交換要員にしたトレードでの獲得になるだろう。
<FAでチームを出る選手>
ケニー・ロジャーズ(先発3番手)、ショーン・ケイシー(正一塁手)、ネイフィ・ペレス(内野のユーティリティ)
<契約更新およびオプション行使で残留が決まった選手>
イバン・ロドリゲス(正捕手)
<去就が決まっていない選手(◎残留確実、○残留の可能性大、△微妙、×FA確実)>
○トッド・ジョーンズ(クローザー)
<トレードで獲得した選手>
エドガー・レンテリア(正遊撃手・ブレーブスから)
<トレードでチームを去った選手>
ジェア・ジャーレンス(先発5番手候補・ブレーブスへ)、ゴーキス・ヘルナンデス(マイナー外野手・ブレーブスへ)

◆ミネソタ・ツインズ今オフの補強戦略 補強の優先順位はセンター、サード、DHの順!それも長打力があることが条件だ

<予算2000万ドル前後>
ツインズはFAでトリイ・ハンター(センター)、カルロス・シルバ(先発3番手)が抜けるが、投手陣に人材が豊富なので、シルバの穴は自前で育てた人材で十分穴埋め可能だ。しかし、チーム得点が今季リーグ14チーム中12位だった打線から、107打点のハンターが抜けることは大きなダメージだ。そのため今オフの重点課題は長打力のあるセンター、DH、サードの獲得だ。マイナーの有望投手を交換要員にしたトレードが主体になるだろうが、ハンター、シルバらが抜けたことで補強に2000万ドルくらい使えるため、FA市場で大物を獲得する可能性もある。
<FAでチームを出る選手>
トリイ・ハンター(正中堅手)、カルロス・シルバ(先発3番手)、ロンデル・ホワイト(DH、レフト)、ルー・フォード(4人目の外野手)
<契約更新ないしはオプション行使で残留した選手>
ジョー・ネイサン(クローザー)
<去就が決まっていない選手>
なし

◆シカゴ・ホワイトソックス今オフの補強戦略 最優先は強打のセンター、次に先発の4番手、トップセットアッパーの順

<1000万ドル以内>
ホワイトソックスは今季チーム得点がリーグ最下位で得点力のアップが急務になっている。ケン・ウィリアムズGMはセンターに据える強打者の獲得を最優先課題に位置付けており、第1ターゲットにトリイ・ハンター、その次にアーロン・ローワンドを想定しているようだ。ただ、ホワイトソックスには1000万ドル以上の高給取りが6人もいるため、来季の年俸総額はすでに今季とほとんど同じレベルに達している。そのため、強打のセンターの新年俸が1500万ドル、次に必要な先発の3番手か4番手に500万ドル、優先順位3番目のトップセットアッパーに300万ドルと仮定すれば、それだけで2200万ドル必要になるので、年俸1000万ドル以上の投手が1人、トレードで放出されるのは必至だ。ジョン・ガーランドに白羽の矢が立つ可能性が高い。
<FAでチームを出る選手>
ダリン・アースタッド(センター)、マイク・マイヤーズ(シチュエーショナルレフティ)
<契約更新ないしはオプション行使で残留した選手>
ホアン・ウリーベ(正遊撃手)
<去就が決まっていない選手>
なし

◆カンザスシティ・ロイヤルズ今オフの補強戦略 優先順位は長打力のある外野手、先番3番手、トップセットアッパーの順!日本人投手も視野に

<予算3000~3500万ドル>
ロイヤルズは高給を取りながら、ケガでチームにほとんど貢献していなかったスウィーニーやサンダースが契約切れでチームを去るため、来季の年俸総額を7000万ドル(今季開幕時は6712万ドル)と仮定すれば、3000~3500万ドル補強に回す予算がある。弱体チームだけに補強が必要なところは多々あるが、優先順位は1に長打力のあるレフトかライト、2に先発の2、3番手で使える投手、3にトップセットアッパー、4にDH選任のパワーヒッターという順になるだろう。ただ、今オフは予算があっても、FAマーケットに人材が乏しいので、強打のレフトくらいはFA市場で調達できるだろうが、投手の方はFA市場経由での獲得は望み薄だ。そのため、潤沢にある予算を使って日本人投手の獲得にも力を注ぐことになろう。トップセットアッパー候補として薮田、福盛あたりの名が挙がるのではないだろうか。ヒルマン監督が密かに目をつけていた投手に獲得の手が伸びる可能性もある。
<FAでチームを出る選手>
マイク・スウィーニ―(DH)、レジー・サンダース(レフト)、ジェイソン・ラルー(控え捕手)、オダリス・ペレス(先発投手)、デービッド・リスキー(トップセットアッパー)、ジョン・トムソン(先発投手)
<契約更新ないしはオプション行使で残留した選手>
マーク・グルゼラーネク(正二塁手)
<去就が決まっていない選手>
なし

ソーシャルブックマークへ投稿(ソーシャルブックマークとは はてなブックマークに追加 Buzzurlにブックマーク

コメント (2)

shunsanさん

shunsanさん

2007/11/09 23:59

インディアンスは先発ですかぁ~。元ベイのペタンコートもいるから黒田が入ればいいのかな?あのロフトンって
いなくなっていいもんですか?

タイガースってズマヤの後釜なんて見つからないでしょ?160kmの速球は凄いよね。

ロイヤルズはヒルマンか!藪田、福盛あたりは通用するだろうね。福盛はもっと球速があがるかな?上がれば自
信がついてMr2-3の異名はなくなるんじゃない?

友成那智さん

友成那智さん (0)

2007/11/20 01:27

shunsanさんへ
①黒田は人気がありすぎてインディアン時の資金力じゃあ無理でしょう。

②ズマヤはフォーシームの160キロなので、日本人大リーガーの一人にズマヤのことを聞いたら「あれよりは、150キロでボールを動かしてくる方がよっぽどイヤだって言ってました。トッド・ジョーンズは防御率5点台、ズマヤは後半から出てきて3点台と見ています。ロドニーも故障持ちなので、タイガースはロッキーズのフエンテスを獲りにいってるという情報があります。

③薮田は大丈夫じゃないですか。ロイヤルズ、ホワイトソックス、レッドソックスが候補みたいだけど、おっしゃるようにロイヤルズでやって欲しいですね。
 福盛は中継ぎが大量に抜けるロッキーズから話が来ているようです。が、
トモくん



トラックバック (0)

トラックバックは受け付けていません。