30球団ルーキー・ウオッチング

(4)井川慶(ヤンキース)


友成那智さん

友成那智さん (0)

2007/12/07 21:36

カモにしている強打者(3打席以上)
フランク・トーマス(ブルージェイズ)3打数、0安打、2三振(被打率.000)
ミゲール・テハダ(オリオールズ)3打数、0安打、2三振(被打率.000)
トリイ・ハンター(前ツインズ)3打数、0安打、2三振(被打率.000)
デービッド・オルティス(レッドソックス)3打数、0安打、0三振、併殺打2(被打率.000)

苦手な打者(3打席以上)
トロイ・グロス(ブルワーズ)2打数、2安打(被打率1.000)二塁打0、本塁打2、打点3、四球1
トラヴィス・ハフナー(インディアンス)3打数、3安打(被打率1.000)二塁打0、本塁打0、打点1
メルヴィン・モーラ(オリオールズ)3打数、2安打(被打率.667)二塁打1、本塁打1、打点5
ロッコ・バルデッリ(レイズ)3打数、2安打(被打率.667)二塁打1、本塁打1、打3
岩村明憲(レイズ)5打数、3安打(被打率.600)二塁打1、打点1

相性のいい球場
マカフィー・コロシアム(オークランド)1試合 0勝0敗 防御率3.38
被打率.150 被本塁打1
AT&Tパーク(サンフランシスコ)1試合 0勝0敗 防御率3.86 被打率.263 被本塁打0

相性の悪い球場
ヤンキースタジアム(ニューヨーク)9試合(うち先発7)2勝1敗 防御率6.54 被打率.295 被本塁打12 与四球22
トロピカーナフィールド(セントピーターズバーグ)2試合 0勝1敗 防御率6.75 被打率.270 被本塁打2 与四球8
カウフマン・スタジアム(カンザスシティ)1試合 0勝1敗 防御率7.94 被打率.304 被本塁打0 与四球2

よく打たれるシチュエーション
得点圏にランナーがいる場面…70打席、56打数、19安打、二塁打5、本塁打3、与四球13、奪三振10、死球1(被打率.339、被出塁率.471)

あまり打たれないシチュエーション
無死走者なし…73打席、70打数、11安打、二塁打3、本塁打1、与四球4、奪三振12(被打率.157 被出塁率.203)

相性の悪いアンパイア
ジム・ウルフ(6月22日ジャイアンツ戦と、7月26日ロイヤルズ戦の主審。ジャイアンツ戦では5回に辛い判定でダーラムを歩かせ満塁にしたあと、ボンズも辛い判定で歩かせ、押し出しの1点を相手に献上して降板)
ジェリー・デービス(9月25日レイズを5回まで0封した試合の主審だが、87球中41球がボール。ストライク率52.9は今季最低)

相性のいいアンパイア
ポール・エメル(初勝利をあげたインディアンス戦の主審。ストライク率67.4%は今季最高)

よく打たれるカウント<平均と比較して>
3ボール2ストライク…被打率.313(34打席、16打数、5安打、二塁打0、本塁打2)三振8、与初球17、死球1
0ボール2ストライク…被打率.276(31打席、29打数、8安打、二塁打2、三塁打1、本塁打1)三振11、死球2
3ボール1ストライク…被打率.500(17打席、4打数、2安打、二塁打1、本塁打1)与死球12、死球1

あまり打たれないカウント<平均と比較して>
1ボール1ストライク…被打率.136(22打数、3安打、二塁打1、本塁打1)
0ボール0ストライク…被打率.259(27打数、7安打、二塁打2、本塁打0)
2ボール1ストライク…被打率.235(17打数、4安打、二塁打0、本塁打2)

本塁打をよく打たれた球種
速球(カッター、ツーシーム含む)11本

あまり打たれなかった球種
カーブ0本
スライダー1本
チェンジアップ4本

相性のいいキャッチャー
ホルへ・ポサダ 被打率.277(13試合、249打数、69安打、被本塁打15)

相性のあまりよくないキャッチャー
ホセ・モリーナ 被打率.304(1試合、23打数、7安打、被本塁打0)
(※)ホセ・モリーナとのバッテリーは制球の悪い日に1度組んだだけなので、そのデータだけではなんとも言えない。慣れてくればリード、ボールブロックのうまいモリーナとの相性はよくなる可能性が高い。

<寸評>

井川は、個々のボールがメジャーで通用していないのではない。逆にヤンキースの先発投手陣の中で、打者に「芯で捕らえられる比率」は一番低かった。昨季前半が終了したあとInsideEdgeが発表したデータを見るとヤンキースでこの比率が一番低かったのはマリアーノ・リベラの13.1%だが、先発陣では井川の19.6%が一番低く、次がクレメンスの20.4%だった。

もうさんざん言い尽くされてはいるが、不振の原因はひとえに制球難にある。それも「よく打たれるシチュエーション」のデータを見れば分かるように、セットポジションになると肩に力が入ってリリースポイントが一定しなくなっていた。ピンチの時ほど四球が多くなるのも、2点本塁打が多いのもそれが根底にある。

ただ、オフには投球メカニズムのチェックを入念にやっているので同じことが繰り返される心配はないだろう。個々のボールの威力は十分あるのだから、制球が安定してくれば被本塁打、四死球とも大幅に減少し、大勝ちするかもしれない。

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