30球団ルーキー・ウオッチング

(16)桑田真澄(パイレーツ)


友成那智さん

友成那智さん (0)

2008/01/25 18:51

メジャーに再チャレンジするビューティフル・ドリーマー。奇跡は2度起きるかもしれない。

カモにしている打者(2打席以上)
ジェフ・ベイカー(ロッキーズ)2打数、0安打(被打率.000)、二塁打0、本塁打0、打点0、三振0、四球0
ハウィー・ケンドリック(エンゼルス)2打数、0安打(被打率.000)、二塁打0、本塁打0、打点0、三振1、四球0

ホームランを打たれた打者
(1)アレックス・ロドリゲス(ヤンキース)6月10日 6回 ヤンキースタジアム カウント:初球 球種:カーブ(122キロ) 方向:ライト 推定飛距離:120M 2ラン
(2)ハンリー・ラミレス(マーリンズ)6月27日 7回 ドルフィン・スタジアム カウント:0B1S 球種:スローカーブ(109キロ) 方向:レフト 推定飛距離:115M  ソロ
(3)デミアン・ミラー(ブルワーズ)7月2日 7回 PNCパーク カウント:1B1S 球種:スローカーブ(111キロ) 方向:レフト 推定飛距離105M 満塁
ラスティングス・ミレッジ(メッツ)7月24日 8回 シェイスタジアム カウント:1B0S 球種:カーブ(119キロ) 方向:レフト 推定飛距離:105M 2ラン
クリス・コスト(フィリーズ)7月28日 5回 シチズンズバンク・パーク カウント:初球 球種:カッター?(138キロ) 方向:レフト 推定飛距離:110M 3ラン
ダン・オートマイア(ジャイアンツ)8月13日 7回 PNCパーク カウント:2B1S 球種:スローカーブ(113キロ) 方向:ライト 推定飛距離:110M 2ラン

<チェック!>
6回被弾したうちの3回は110キロ前後のスローカーブ。ピッツバーグの地元メディアが「スシ(寿司)ボール」と呼んでいたやつだ。フィリーズ戦でクリス・コストに打たれたのは、多少沈む軌道なのでカッターに見える。

相性の悪い球場(2試合以上)
PNCパーク(ピッツバーグ)8試合 0勝1敗0S 防御率13.00 被打率.368 被本塁打2

相性のいい球場(2試合以上)
セーフコ・フィールド(シアトル)2試合 0勝0敗0S 防御率0.00 被打率.125 被本塁打0
エンゼル・スタジアム(アナハイム)2試合 0勝0敗0S 防御率0.00 被打率.125 被本塁打0

<チェック!>
マリナーズ戦では好調で、寿司ボールでイチローを三振に仕留めている。

あまり打たれないシチュエーション
ランナーがいない場面 43打数、9安打(被打率.209)、二塁打1、三塁打0、本塁打1、与四球7、奪三振5

よく打たれるシチュエーション
得点圏にランナーがいる場面 24打数、10安打(被打率.417)、二塁打4、三塁打1、本塁打3、与四球8、奪三振4

<チェック!>
桑田の真骨頂はボールになる変化球を振らせる技術。それがやりにくくなるランナーが得点圏にいる場面ではよく打たれていた。

相性のいいアンパイア
トム・ハリオン(6月21日のマリナーズで2イニングを1安打無失点に抑え、4つ三振を奪ったときの主審。26球中21球がストライクだった)

相性の悪いアンパイア
ティム・ティモンズ(7月28日のフィリーズ戦で2イニングを投げて3三振を奪ったものの、昨年最多の3四球を出して3失点したゲームの主審。48球中ストライクは26球のみ)

あまり打たれないカウント
フルカウント…被打率.000(3打数、0安打、二塁打0、本塁打0、与四球5)
2ボール1ストライク…被打率.000(5打数、0安打、二塁打0、本塁打0、犠飛1)
1ボール2ストライク…被打率.118(17打数、2安打、二塁打0、本塁打1)
0ボール2ストライク…被打率.143(7打数、1安打、二塁打1、本塁打0)
2ボール2ストライク…被打率.167(12打数、2安打、二塁打1、本塁打0)

打たれるカウント
1ボール0ストライク…被打率.583(12打数、7安打、二塁打2、本塁打1)

<チェック!>
ボールになる変化球で打者を誘えるカウントになると強い。ツーアウトをとったあと、アウトを取れなかったのは8%だけ。

よく打たれた球種
速球

あまり打たれなかった球種
スライダー

相性のいいキャッチャー(5試合以上)
ライアン・ドゥーミット 被打率.229(9試合、48打数、11安打、被本塁打3)
相性のあまりよくないキャッチャー(5試合以上)
ロニー・ポーリーノ 被打率.321(9試合、28打数、9安打、被本塁打2)

<チェック!>
正捕手のポーリーノは昨年キャッチャー防御率が4.61でドゥーミットの5.51よりはるかにいいが、桑田との相性は良くなかった。

<寸評>

桑田が今季もパイレーツとマイナー契約を交わし、キャンプに招待選手として参加する。昨シーズンはパイレーツのリリーフ陣に故障者が続出したこともあって幸運にもメジャーで投げるチャンスを得た。今季もパイレーツのリリーフ陣は弱体。これといった補強もしていないため、メジャーのキャンプではリリーフ投手枠の7つのイスを23人の投手で争う。このうちクローザーもキャップス、セットアップのマーテ、ミドルリリーフ要員のグレイボウは当確なので、残る4つのイスを20人が争うことになるが、昨年同様開幕メジャー入りはよほどの幸運に恵まれない限りないだろう。

ただ、リリーフ陣にめぼしい投手が不在のため、トリプルAで頑張っていれば、また声がかかるかもしれない。昨年は日本通のコルボーン前ピッチング投手がいるパイレーツを選択したことと、マイナー落ちが決まる直前ゲーム中にケガをしたことが幸いしたが、今季も何が幸いするかはわからない。ただ、メジャーで通用するボールが何もないのが辛いところだ。

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