30球団ルーキー・ウオッチング

第12回:カージナルス&アストロズ&レッズ


友成那智さん

友成那智さん (0)

2008/10/17 11:02

第12回はカージナルス、アストロズ、レッズのルーキーです。カージナルスはセットアッパーのカイル・マクレラン、アストロズはミドルリリーフのウェズリー・ライト、レッズは先発のジョニー・クエトを取り上げます。

<カージナルス>

カイル・マクレラン Kyle McClellan
■193センチ 93キロ 右投右打
■ポジション:セットアップ
■生年月日:1984年6月12日
■メジャー昇格:2008年4月1日
■出身地:ミズーリ州
■出身校:ヘイズルウッド高
■ドラフト:2002年、25巡目 カージナルス
■速球のスピード 140キロ台中頃~後半(シンカー主体)
■持ち球と決め球 ◎カーブ ◎スライダー ○シンカー チェンジアップ
リーグ最多の30ホールドをマーク

<プロフィール>
カージナルスのスカウトが地元の高校で投げているところを発掘した投手。マイナー時代、2度もヒジの手術を受けているがそれを乗り越えてメジャーに昇格しただけでなく、セットアップマンとして目覚しい働きを見せたことは賞賛に値する。ピッチングはシュートしながら沈むシンカーと高速スライダー、カーブのコンビネーションが基本で、チェンジアップは時折交える程度。右打者に対してはシンカーと高速スライダー、左打者に対してはシンカーとカーブのコンビネーションを軸にして組み立てている。最大の武器はカーブで、落差が大きいだけでなく横にも大きく変化する。ピンチになると、このカーブか高速スライダーを決め球に使ってタフなピッチングを見せるため、ランナーがいない場面での被打率が2割9分8厘であるのに対し、得点圏被打率は1割9分8厘という低さだ。弱点はシンカーが浮くと球質が軽いため一発を食いやすいことだ。

<ファイブツール評価:5点満点>球威2 制球3 緩急4 守備牽制3 マウンド度胸4
<将来性:10点満点>★★★★★★(6)

<アストロズ>

ウェズリー・ライト Wesley Wight
■180センチ 73キロ 左投右打
■ポジション:ミドルリリーフ
■生年月日:1985年1月28日
■メジャー昇格:2008年3月31日
■出身地:アラバマ州
■出身校:ゴーシェン高
■ドラフト:2003年、7巡目 ドジャース
■速球のスピード 150キロ前後(フォーシーム)、140キロ台中頃(ツーシーム、カッター)
■持ち球と決め球 ◎フォーシーム ◎カーブ ○スライダー チェンジアップ
一発病の克服が課題

<プロフィール>
細身の小さい体から伸びのある速球を投げ込んでくる右打者にも強いサウスポー。ピッチングはフォーシームの速球とパワーカーブのコンビネーションが基本形で、スライダー、チェンジアップは時折交える程度。ドジャースから07年12月のルール5ドラフトで獲得した投手だが、キャンプで好投して開幕メジャー入り。左のワンポイントでも、セットアップでもいける使い勝手のよさが評価されて、フルシーズン、メジャーのマウンドで投げ抜いた。弱点は、フォーシーム主体のピッチングのため一発を食いやすいこと。それと、球種が少ないため、右打者を攻めあぐんで歩かせてしまうことが多い。好投している割に防御率が高いのは四球で歩かせて一発を食うケースが何度もあったからだ。

<ファイブツール評価:5点満点>球威3 制球2 緩急3 守備牽制3 マウンド度胸3
<将来性:10点満点>★★★★★(5)

<レッズ>

ジョニー クエト Johnny Cueto
■203センチ 101キロ 右投右打
■ポジション:先発
■生年月日:1986年2月15日
■メジャー昇格:2008年4月3日
■出身地:ドミニカ
■ドラフト:2004年、ドラフト外 レッズ
■速球のスピード 150キロ代前半(フォーシーム主体)
■持ち球と決め球 ◎フォーシームの速球 ◎スライダー ○チェンジアップ
一発病を克服できればエース球に成長可能

<プロフィール>
ベイカー監督お気に入りのパワーピッチャー。キャンプで制球が定まらず防御率が5点台だったが、その球威に惚れ込んだベイカー監督が開幕から先発で起用。ルーキーながらフルシーズン、ほぼローテーション通り登板し期待に応えるピッチングを見せた。投球は150キロ台前半の伸びのあるフォーシームと、縦に鋭く変化するスライダーが主体で、右打者にはこの2つのコンビネーションで投げ、左打者に対してはこれにチェンジアップを交える。最大の強みはスライダーを武器に、狙って三振を取れること。泣き所はフォーシーム主体なので、ボールが浮き出すと一発を食うケースが多くなること。とくに本拠地球場のグレートアメリカン・ボールパークはメジャーきっての狭い球場なので、被本塁打29のうち18本をホームゲームで打たれている。課題は力まないで投げること。ボールが浮くのも、力んで投げるのが原因。この点が改善されれば、第2のヴォルケスになる高い潜在力を秘めた逸材だ。

<ファイブツール評価:5点満点>球威5 制球3 緩急3 守備牽制3 マウンド度胸3
<将来性:10点満点>★★★★★★★★(8)

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