30球団ルーキー・ウオッチング

第13回:パイレーツ&ダイヤモンドバックス&ロッキーズ


友成那智さん

友成那智さん (0)

2008/10/20 10:35

第13回はパイレーツ、ダイヤモンドバックス、ロッキーズです。パイレーツは内野のブライアン・ビクスラー、Dバックスは先発のマックス・シャーザー、ロッキーズは内野のイアン・スチュアートを取り上げます。

<パイレーツ>

ブライアン・ビクスラー Brian Bixler
■185センチ 91キロ 右投右打
■ポジション:ショート、セカンド
■生年月日:1982年10月22日
■メジャー昇格:2008年4月6日
■出身地:オハイオ州
■出身校:イースタンミシガン大
■ドラフト:2004年、2巡目 パイレーツ
5人目の内野手でメジャー定着を目指す

<プロフィール>
メジャーの厚い壁を超えられないでいるショートでもセカンドでも使える選手。ウリは野球頭脳が発達していることと、かなりの俊足であること。そのため出塁するとうるさい存在になりそうだが、3Aでは打率2割8分をマークできても、メジャーでは打率、出塁率ともお話にならない低さで、足を生かすチャンスがなかなかない。守備面では成長が見られる。マイナー時代はミスが多いため守備面での評価が低かったが、メジャーでは守備範囲の広さ、送球の正確さ、ダブルプレーの際の敏しょう性はどれも平均レベルで、しばしばダイビングキャッチで難しいゴロをさばいて、ピッチャーを助けていた。そのため打率2割4分、出塁率3割くらいのラインをクリアできるようになれば、5人目の内野手としてメジャーに定着できるかもしれない。

<ファイブツール評価:5点満点>ミート2 長打力2 守備3 走塁4 肩3
<将来性:10点満点>★★★★(4)

<ダイヤモンドバックス>

マックス・シャーザー Max Scherzer
■191センチ 97キロ 右投右打
■ポジション:先発
■生年月日:1984年7月27日
■メジャー昇格:2008年4月29日
■出身地:ミズーリ州
■出身校:ミズーリ大
■ドラフト:2006年、1巡目 ダイヤモンドバックス
■速球のスピード 150キロ台前半~中頃(フォーシーム、ツーシーム)
■持ち球と決め球 ◎フォーシーム ◎ツーシーム ◎スライダー ○チェンジアップ
将来はサイヤング賞級に成長する可能性も

<プロフィール>
勝星には恵まれなかったが、シーズン終盤、先発で起用され大物の片鱗を見せた将来が楽しみな投手。ピッチングは約8割が150~158キロの速球で、これにタテに鋭く変化するスライダーとチェンジアップを交えて投げている。速球は浮き上がる軌道のフォーシームがメーンだが、打者の手元で沈む軌道を描く時速150キロのシンカーやシュート軌道の快速球も交えて軌道が単調にならないようにしている。06年のドラフト1巡目指名選手で、メジャー契約で入団。契約金300万ドルのほか、07年から10年までの4年分の年俸430万ドルにもサインしたため、この2つで計730万ドル。インセンティブも含めると900万ドル近い大型契約で入団した。エージェントは、あのスコット・ブラスだが、メジャー1年目のピッチングを見ると900万という値段も納得できる逸材だ。メジャー2年目は大勝ちする可能性がある。

<ファイブツール評価:5点満点>球威5 制球3 緩急2 守備牽制3 マウンド度胸3
<将来性:10点満点>★★★★★★★★★(9)

<ロッキーズ>

イアン・スチュワート Ian Stuwart
■191センチ 93キロ 右投左打
■ポジション:サード、セカンド
■生年月日:1985年4月5日
■メジャー昇格:2007年8月11日
■出身地:カリフォルニア州
■出身校:ラキンタ高
■ドラフト:2003年、1巡目 ロッキーズ
身体能力の高い三塁手

<プロフィール>
今季後半、サードでスタメン出場している成長著しい内野手。これはヘルトンが腰痛の悪化で戦列を離れたのに伴ないアトキンスがファーストに回ったためで、レギュラーの座を確保したわけではない。打撃面でのウリは左投手にめっぽう強いことで、対右投手打率が2割4分であるのに対し、対左投手打率は4割1分9厘という高さだ。これは小さい子らからずっとサウスポーのお父さんにバッティング投手をやってもらいながら打撃の腕を向上させたからだ。欠点は調子が出てくると、長打を狙ってスイングが大きくなってしまうこと。今季もミートを心掛けて外野にライナーを弾き返していた時期は打率が3割を超えていたが、長打志向が強まるにつれ打率がどんどん落ちてしまった。サードの守備では、つまらないエラーが多いものの、強肩で瞬発力があるため、レフト線に来た痛烈なゴロをダイビングキャッチで好捕して一塁に矢のような走塁アウトにするシーンがたびたび見られた。来期はサードにアトキンスがカムバックすると思われるが、左投手に抜群に強いので、左投手と当たるときは来季もサード、ないしセカンドで、一定の出場機会を与えられるだろう。

<ファイブツール評価:5点満点>ミート3 長打力4 守備3 走塁3 肩5
<将来性:10点満点>★★★★★★(6)

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