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      <![CDATA[<p>　Ｗ杯アジア最終予選のドローはこちらバーレーンでもＡＲＴなどで生中継された。組み合わせがオーストラリア、日本、バーレーン、ウズベキスタン、カタールに決まり、湾岸の国が２つ日本と同組（しかも２５％の確率をビンゴしてバーレーンと再び一緒）になり筆者がにんまりしていると早速バーレーン人からメッセージが入った。<br />　「おめでとう日本代表、また同じ組だね。最終予選の初戦はあの（思い出の）場所でバーレーンｖｓ日本だよ、ひっひっひっ」</p><p>　筆者の見ていたＡＲＴはドローの現場を映しただけで解説はなかったのだが、知人によると組み分けに関しての感想を語り合っていたＴＶ局もあったようだ。前回コラム「イラクｖｓカタール場外乱闘、最後まで死の組」でもご紹介したカタール系のアル・カス・チャンネルはまたまた「お怒り」であったようだ。</p><p>　それによると、まず、Ａ組はＷ杯出場経験国が日豪２カ国だけで、Ｂ組はすべての国が出場経験がある（韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、ＵＡＥ）が、見た目とは違って自国カタールの入ったＡ組のほうが実質的には厳しい組であり、再び「死の組」に入ったと言うのだ。</p><p>&nbsp;</p><p><img title="qatar" src="/files/bc380e67461821f893bc6b398fbf536d.jpg?community_id=311" border="0" height="301" alt="qatar" width="400" />&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　筆者もこれにはかなり同意できる面がある。２００６年Ｗ杯ドイツ大会（含むアジア予選）での実績だけをみても、オーストラリアが本大会１６強、日本が本大会出場、バーレーンとウズベキスタンがアジア最終予選のそれぞれ５位と６位であり、ここに入ったのだからカタールサイドが嘆くのも当然であろう。<br />　Ｂ組はイランが本調子に程遠く、北朝鮮も最近の実績はドイツＷ杯アジア最終予選進出までで、ＵＡＥなども格下視していることも影響があるのだろうか。</p><p>　３次予選では日本でも&ldquo;死の組&rdquo;と呼ばれた一番の激戦区（オーストラリア、中国、イラク、カタール）に放り込まれ、それをやっとのことで勝ち抜いた喜びもつかの間、最終予選はまた試練の組に入ってしまった、というわけだ。議論は多少エキサイトしたようで、「カタールはいつもタフなグループじゃないか。ＡＦＣにはカタールの本戦出場を望まない人間でもいるのではないのか。陰謀だ、これは！」とまで言っていたとのこと。今回のドローはＷ杯本大会のドローと違って、複数の人間がかかわるのではなく、１人の担当者がすべてを仕切っていたが、そのあたりにもケチがつけられていたようだ。</p><p>　アル・カス・チャンネルが見たカタールの有利な面はスケジュール。今回の最終予選ではカタールは第５ポット扱いになったが、この第５ポットは初戦と２戦目を両方ともホームで戦うことができ、対戦相手がそれぞれ第４ポット（ウズベキスタン）と第３ポット（バーレーン）なので、この２戦でいいスタートを切って、波に乗って上位国との対戦といったイメージも持ちやすい。</p><p>　さて、同じく湾岸の小国バーレーンの報道はどうだろう。<br />　ドロー翌日のＧＤＮ紙にはバーレーン代表のチームマネージャーであるハッサン・ファルハンのコメント（マチャラ監督は休暇中のためであろう）が出ていた。「Ｗ杯に出たいのであれば、出場経験もありＷ杯のレベルにある日豪を倒さなければいけない。マチャラが休暇に出る前にも日本と再びあいまみえる可能性も話し合っており、本当にそうなった。最終予選がこのように厳しいのは当たり前のことだ」。</p><p>　初戦の日本戦に向けた同氏の言葉も威勢がよく「バーレーンには大きなアドバンテージがある。最終予選の初戦の日本戦がマナマのスタジアムであること。３月に（日本から）１－０の歴史的勝利をあげた場所なんんだからね。１回勝ったわけだから、日本代表は（今までイメージしていたような雲の上の存在なんかではなく）勝てる相手だと、みな信じているよ」と日本人にとってはあまり思い出したくないポイントをつついてくる。</p><p>　一般のバーレーン人にこの組の予想を聞くとかなり謙虚に「やっぱり日豪でしょう、バーレーンは３位でプレーオフをサウジアラビアとやるよ」などと言ってはくるものの、その言い方からして、どこかでバーレーンの２位以上を信じているフシもなくはない。それが証拠に３次予選の組み合わせの後は、本気で（目が本気だった！！）「勝ち抜けは日本とオマーン」と言ってくるか、（バーレーンの勝ち目がないと見て）興味を失った人が多かったから。</p><p>　マナマでの日本戦決勝ゴールを決めたＦＷアラー・フバイルもやはり９月６日の日本戦を意識しており、「予想していたこととはいえ、本当に厳しいグループ。みんなで協力しないといけない。新しいチャレンジであり、違う種類のチャレンジだ。バーレーン代表をめぐるいろいろな問題（監督と選手のあいだの軋轢や国籍取得選手のことなどか？）は忘れて、準備に集中しなければならない。９月６日の日本戦はとても重要だ」（アル・アヤム紙）。</p><p>　バーレーン代表選手だが、バーレーンやカタールのリーグも終わり、６月２２日の日本代表との３次予選最終戦から３週間の休暇が与えられている。始動は７月中旬からの２週間のオーストリア合宿になるようだ。</p><p>　バーレーン、カタールともに自国のリーグ日程を最終予選を戦いやすいように組むことを検討している。バーレーン代表選手がカタールリーグに何人もおり、このあたりは両国ともに最終予選に進出したアドバンテージになりそう。自国の代表のＷ杯出場がかかっているとあれば、要所要所でリーグを中断したり日程変更するのは当たり前だ。この組でのバーレーン－カタールの湾岸ダービーもし烈なものになりそうだが、一方で両国の「共同戦線」もまた注視すべきポイントといえそうだ。</p><p>　筆者の夢（日本、バーレーンがＷ杯にともに出場）はかなうのであろうか？　かなうとしたらどんな形になるのであろうか。ドラマの幕開けは２カ月後だ。</p><p><strong>※写真は北京五輪最終予選で日本と対戦したＵ－２２カタール代表。Ａ代表には何人が出てくるのか（撮影・蔦林史峰）</strong></p>]]>
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      <![CDATA[<p>＜Ｗ杯アジア３次予選：カタール１－０イラク＞◇６月２２日◇１組◇ドバイ<br />　南アフリカＷ杯アジア３次予選、注目の死の組、１組はオーストラリアが最終予選進出を決めて残る１枠を勝ち点７で並ぶイラクとカタールで争っていたが、最終戦での直接対決をカタールがＦＷセイエッド・アル・バシールのゴールで制し、最終予選進出を決めた。</p><p>　試合後、カタール系の（サッカーを主に流す）テレビ局であるアル・カス・チャンネルやアル・ジャジーラ・スポーツなどはお祭りムード一色かと思いきや、とある「場外乱闘」の続きで、別の意味でお祭り騒ぎだった。発端は元浦和のエメルソンの国籍取得に関する問題だ。エメルソンは国籍取得を「完了」したあと、カタールのドーハで行われたＷ杯アジア３次予選の２戦目（３月２６日）のイラク戦に出場。ゴールにからむ活躍もあってカタールを２－０の勝利に導いた。</p><p>　この死の組のレース展開が２位の座をイラクとカタールで争う図式になったせいもあるのであろう、イラク協会はエメルソンが過去にブラジルの年代別代表として出場した経歴があることや、カタール在住期間が規定に満たないことを問題視しＦＩＦＡに抗議のレポートを出していた。</p><p>&nbsp;</p><p><img title="qatar" src="/files/25beb28e9078d1057d4c2c584e4da8c4.jpg?community_id=311" border="0" height="350" alt="qatar" width="315" /></p><p>　このイラク協会の行動がカタール側を激怒させた。もちろんグループ２位の座を争う直接のライバルであるからなのだが、それより大きな理由は、日本ではあまり知られてないものと思うが、カタールがイラクサッカーのサポートを惜しまずしてきたという自負があるからだ。</p><p>　今回の組み分けで両国が別組であれば、イラクはホームゲームをカタールの首都ドーハで実施していた可能性は高く、過去にもドーハをホームにしていたことはよくあった。そういった場合にも合宿をカタールで行い費用のほとんどをカタールが持つなど、両国の協会の関係も緊密（＝カタールがイラクを強力にサポートする関係）だったのだ。Ｗ杯最終予選進出をかけているとはいえ、カタールにすればイラク側が「ささいなこと」で騒ぎたて、恩をあだで返してきたというわけだ。</p><p>　今回、イラク代表はアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）でホームゲームを実施したが、「場外乱闘」は続いた。ドバイのアル・アハリ・スタジアムに集結したイラクサポーターたちがとんでもない垂れ幕（ゲームが始まってしばらくして撤去されたようだが）を掲げ、その言葉を歌にして歌ったという。その文言は、</p><p>　＜われわれのチームに「外国人のプレーヤー」がいないことを神に感謝しよう＞</p><p>　というものだった。<br />　湾岸エリアでもカタール代表は国籍取得者の割合がずば抜けて高いことで有名。ＦＷセバスチャン・ソリア（ウルグアイ）、ＭＦファビオ・セザール（ブラジル）あたりはよく知られているが、ＦＷセイエッド・アル・バシール、ＤＦアブドラ・コニー、ＧＫモハメッド・サクルなどはアフリカ諸国の出身だし、アラブ系の顔立ちの選手の中にもヨルダンやエジプト出身の者がおり、そこにさらにエメルソンが入ってきた。試合自体はその歌にも歌われた、あまたいる「外国人」のセイエッド・アル・バシールに決められてしまったのだから、皮肉なものである。</p><p>　どこまで本当なのかはわからないが、そのテレビの激論では、主催者のイラク側がカタールのメディアをスタジアムにいれようとしなかったことや、１万３０００人収容のスタジアムにカタールサポーター用に１０００席確保するように要求したが、結局５００席しかもらえなかった（ＱＦＡが費用もちでサポーター専用の飛行機３機＝６００人をドバイに飛ばしたりしたのに）ことまで表沙汰（それまでは我慢して黙っていたようだ）にした。他にもかなり尾ひれがついているような信じがたい話も出てきたが、勝ったにもかかわらずかなりカタールサイドはエキサイトしている。</p><p>　普段は緊密な関係にあるアラブ勢同士とはいえ、Ｗ杯予選となると話は別だ。この戦い、途中経過はもとより、こういった終わり方をみても「死の組」の前評判はダテではなかったようだ。</p><p><strong>※写真は浦和で活躍していた当時のエメルソン（０５年撮影・栗山尚久）</strong></p>]]>
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      <![CDATA[<br />　Ｗ杯アジア３次予選で日本がバンコクでタイ代表と対戦する６月１４日、バーレーン－オマーンの湾岸ダービーも６時間ほど後にバーレーンのマナマでキックオフされる。４試合を終えた時点で勝ち点が、バーレーン１０、日本７、オマーン４、タイ１となっており、首位バーレーンが圧倒的に有利なのは明らかだ。<br /><br />　１２日付けのアル・ワサット紙のスポーツ版１面では、湾岸各国のサッカー評論家４人がダービーの行方などを語っている。オマーン代表は０７年７月のアジア杯以降だけでも監督交代が２回あり、依然、低迷期にあることや、現在の両チームの勝ち点の差が６ということで、残り２試合での逆転は難しいのは当然。どの識者も「バーレーンの方がずっとチャンスが多い」としている。<br /><br />　その中の１人モハメッド・アル・ジョカル（ＵＡＥ）は、「過去のオマーン代表のガルフ杯準優勝などは（当時オマーン代表監督だった）マチャラの功績。今回もまたマチャラがいるバーレーン代表をいい結果に導くだろう」と述べている。<br /><br />　もっとも、現在はバーレーン代表を率いているマチャラは「私はオマーンに（通算）４年いて、オマーン代表を築いてきた。素晴らしい選手がいることはよく分かっている。代表監督も新しくなり、どの選手も自分を新監督にアピールしようと必死になっている。次の対戦はタフになるよ」とまずは自信過剰をたしなめている。こうした謙虚な姿勢が名将の名将たるゆえんなのだろうが、ある程度、本音と思われる部分もある。第２戦、ホームで日本を破って一気に波に乗ったバーレーンだが、第４戦で、ほぼ死に体のタイと引き分けた影響が予想以上に重くのしかかっている。<br /><br />　「勝ち点１０でまだ最終予選進出が決まらないとは信じがたい。（前戦のホームでのタイ戦引き分けで）状況は少し難しくなった。われわれの組は特別なんだ。オマーンか日本、どちらからも勝ち点１を取るのは思ったほど簡単ではない」とのぼやきも出始めている。<br /><br />　バーレーンは最終戦は埼玉で日本と戦うが、中村俊輔、松井大輔など欧州組の合流などで３月の対戦時とはチーム編成がかなり変わったことはこちらでも知られており、いかに前回マナマで日本から大金星を挙げたとはいえ、日本のホームで勝ち点１を取るのも難しいであろうことはファンを含めよく分かっている。<br /><br />　一方、オマーンの６戦目はホームでタイを迎え撃つ。おそらくはこの時点で最終予選進出の望みがなくなっている可能性の高いタイとのマスカットでの戦いは、オマーンにとっては勝ち点３は計算しやすいものになりそうだ。<br /><br />　そうなると、バーレーンとしては５戦目のオマーン戦で確実に決めておかないといけない。バーレーンは引き分け以上で最終予選進出が決まるが、仮に６時間前に日本がタイに勝っていたとしたら（その可能性は高いだろう）、その時点で勝ち点４のオマーンは勝たなければジ・エンドとなるため、アウェーでの戦いとはいえ、リスク覚悟で点を取りにくる。調子の差はあるものの地力の差はそれほど大きくはない両チームのこと、何が起こっても不思議ではない。オマーンのアザニ監督はマチャラがオマーン監督時代にアシスタントコーチをしていた人物で師弟対決となり、お互いに手の内は知りつくしているというのも、崖っぷちのオマーンに有利に働くかもしれない。<br /><br />　結局は第４戦できっちりとタイに勝って勝ち点１２で最終予選進出を決めておかなかったこと、日本がオマーンを下してとどめを刺しておかなかったという結果は、バーレーンにとって最悪のシナリオとなったということだ。<br /><br />　第３、４戦のタイ代表との対戦は１勝１分けで乗り切ったもののゲーム内容も悪く「タイ代表ごときにこれではこの先思いやられる」というバーレーンサポーターのイライラも募っているようで、ゲーム展開によってはバーレーン人が自国代表選手に罵声を浴びせる場面も出てくるのが怖いところだと筆者は恐れている。<br /><br />　余裕がありそうで実は追い詰められてもいるバーレーン。３次予選を通して、筆者がずっと追いかけ続けたバーレーンとオマーンがこのようなガチンコ勝負をすることになるとは、喜ばしい限りである。個人的には日本代表とバーレーン代表がそろって最終予選進出を望んでいるのだが、果たしてオマーン代表の大逆転があるのか？　あるとしたら落ちてしまうのは、バーレーン代表なのかそれとも&hellip;。<br />&nbsp;<br />]]>
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      <![CDATA[<div><div><div><p>＜Ｗ杯アジア３次予選：日本３－０オマーン＞◇２組◇２日◇日産スタジアム</p></div></div></div><p>　前回「ヨレヨレのオマーン代表は内部崩壊目前？」では、オマーン代表の守りの要である２枚のＣＢ、モハメッド・ラビアとカリーファ・アイル（ともにカタールのアル・サッド所属）が横浜での試合に出場できなさそうと書いたが、やはりそろって欠場。この２人は湾岸エリアではＤＦトップ１０に入るほどの実力者で、かなり長期にわたって固定して使われていた。このため代役のＤＦの実力も経験値もかなり落ちるという、オマーンにとってはあまり認めたくない事実を大きすぎる代償を支払って実証したゲームだったと言えよう。</p><p>　空中戦のスペシャリストを２枚欠き、最初の失点がＣＫからの中沢のヘッドだったことは象徴的だった。早い時間に先制され、ゲームプランが大きく狂う。第２戦のタイ戦でイエローカードを延べ９枚も受けたのが影響したのか、いつものような球ぎわの厳しさもなく、接戦でよく見るラフプレーも皆無に等しかったのが逆に印象に残った。</p><div> <div><div><img title="oman" src="/files/f57e598edcabbf246dc51cfd391e547f.jpg?community_id=311" border="0" height="300" alt="oman" width="276" /></div></div> </div><p>　さて、０－３の完敗を受けて、翌６月３日のオマーン各紙は厳しい批判を代表に向けている。中でもジュリオ・セザール・リバス監督に対しの非難が目立つ。<br />　「火星のゲームプラン。代表は風で吹き飛ばされた」（オマーン・デイリー紙）<br />　「３点だぞ、リバス！！　守備的戦術の代償は負け戦と、消えかかる（最終予選進出の）希望」（アル・ワタン紙）<br />　「日本代表、オマーン代表をものともせず」（オマーン・オブザーバー紙）<br />　オマーン・デイリー紙は「こういった結果を予想していなかった。オマーンサポーターは代表のレベルの低下にショックを隠しきれない。９０分の間、監督が何かを工夫した様子が見られなかった」とし、「今回のゲームプランは（地球のものとは思えない）火星のものだ」と激しい怒りをタイトルに託したようである。<br />　「点を入れられてからもしゃかりきになってボールを奪おうともしなかったし、日本のＧＫ楢崎はまるで観客のように突っ立ったままだった」と相手ゴールをほとんど脅かすことなく終わった自国代表選手にも手厳しい。<br /><br /><br />　だが、やはり一番の怒りの矛先は監督のようだ。０－３になった後半１０分、モハメッド・アル・ムシェイヒに代わって出場したのがハイサム・ハミスという選手だった。あまり見たことがない選手だなと思っていたのだが、これが国際Ａマッチ初出場だったようで「大きく負けている時に何ということだ！！」と他紙の記事に出ていた。日本代表が後半３９分に香川真司を余裕ある形で送り出したのとは対照的である。<br />　ケガや累積警告などで離脱者があまりに多かったせいであろう。「イエローカードをもらわないように、とにかく気をつけろ」というコンセプトがあったのは筆者にも感じられた。あの状況だと、かなりラフに来るのがオマーン代表というチームだから。<br />　「マスカットではまったく別のオマーン代表になるから要注意だ」という意見に全面的に賛成したいところだが、オマーンには更なる頭痛の種がある。あれだけ気をつけていたはずの警告をエースＦＷイマド・アル・ホスニが受けてしまい次の日本戦（７日）には出られないことに。<br /><br /><br />　リスクを負ってでも攻勢に出なければいけない試合に、現監督との不仲がうわさされるバデール・アル・マイマニとホスニという飛車角がともに欠場になりそう。そうすると、タイ戦でイエローを２枚もらって退場させられた、タラール・ファルハンあたりが戻ってくるとはいえ、前線のコマ不足はかなり深刻だ。ボランチのアハメッド・カヌーあたりが積極的に攻撃参加しないと得点のチャンスも生まれにくくなってくる。そうなると、守備が手薄になってくると、悩みは尽きないのがオマーン代表の置かれた現状だろう。<br />　最後の望みをかけて、７日のゲームにはスタジアムに多くのサポーターがつめかけるのであろうか。リスクを覚悟で前がかりにならざるを得ないオマーン代表。日本代表がアウェーゴールを決めた瞬間に、ほとんどの客が発炎筒をたいて帰路につくだろう。筆者にとってはまさにドイツＷ杯アジア１次予選で見たデジャビュである。４年前の光景が再現される可能性はかなり高いと思う。<br />&nbsp;「バーレーンはね、オマーンと一緒に最終予選に行きたいんだよ」などと言っていたバーレーン人も日本－オマーン戦の後は一転して、「やはり４戦目はともに勝って、はやばやと最終予選進出を決めちゃおう」などと言っておりますし&hellip;。<br /><br /><strong>※写真は日本－オマーン戦より。空中戦は日本の圧勝に（撮影・為田聡史）</strong></p>]]>
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      <![CDATA[<p>　中東サッカー情報を皆様にお届けする筆者は、日本のネット情報に目を通しつつ、Ｗ杯アジア３次予選で日本代表が対戦するオマーン代表の情報を得ようと、現地紙をのぞいている。５月下旬、韓国合宿に入って地元のクラブなどと親善試合などをこなしているのだが、めっきり記事が少なくなった。以前から韓国合宿は完全非公開と言われていたので、ある程度は覚悟していたのだが「ここまでとは」という感じだ。だが、数少ない情報の中から現在のオマーン代表が抱える問題が見えてくる。</p><p>&nbsp;</p><p><img title="oman" src="/files/9ab194215eb593db973b7339d915c23c.jpg?community_id=311" border="0" height="300" alt="oman" width="236" /></p><p>&nbsp;</p><p>　アラビア語紙「アル・ワタン」５月２６日の紙面は韓国での試合について「先日の親善試合の内容は悪くなかった」という簡単なコメントのみで、スタメンなどの詳細には触れていない。触れたくても触れられない、というのが真実に近いかもしれない。何しろ０４年アジア杯以降の固定メンバーのうちの１人が招集されているにもかかわらず、まだ姿を現していないのだ。ＤＦモハメッド・ラビア（カタールのアル・サッド所属）という選手で、あの元浦和のエメルソン（ついにカタール国籍を取得し代表入りもした）のチームメートである。関係者が探し回ったところまだカタールにいることが判明した、と同紙は伝えている。<br />&nbsp;<br />　「なぜチームにまだ合流していないのか」との質問に対して、ラビアは３つほど理由をあげたようだ。まず、ちょっとしたケガを抱えていること（故障箇所や程度、治療にかかりそうな時間は言及せず）。２番目には奥さんが病気でカタールを離れられないこと。そして最後に、子供も勉強中であり、（送り迎えなどの）面倒を見なければならないこと。<br />　「ラビアとチームの間には何か問題があるって事さ」と記事を訳してくれた友人はいう。湾岸では何かができないことの言い訳に家族のことを持ち出すのはよくあることであり、社会的にもかなり広く認められているのではあるが、さすがに代表選手の言い訳としては十分ではない。<br />&nbsp;<br />　実際にオマーン協会サイドはこういった言い訳を信じてはおらず、「来ない本当の理由は何なのだ」と問い詰めている模様。<br />&nbsp;<br />　同じ記事の中で、ラビアのチームメートであるＤＦ(ＭＦ)カリーファ・アイルについても書いている。この選手は軽いけがということで横浜でのアウェー戦には無理には帯同させなかったのだが「治療の指示がドクターから出されているのだが、ちゃんと従っていない。これでは日本戦はアウェーもホームも難しいぞ」と記者は頭を抱えている。<br />&nbsp;<br />　それもそのはず、モハメッド・ラビアとカリーファ・アイルは所属クラブのアル・サッドでは、それぞれＣＢとワンボランチのレギュラー。オマーン代表では４バックでも３バックでも２人が並んでＣＢを務める息のあった守りの要なのだから。<br />&nbsp;<br />　前回コラム「岡田ジャパンに神風、迷走オマーン代表」の中で、オマーン代表の飛車＝バデール・アル・マイマニが落とされたことを紹介した。このままいくと、さらに銀が２枚落ちての戦いを強いられるだけに、心配になるのも無理はない。日本代表に置き換えれば、早々と高原が離脱して、闘莉王を招集したのに姿はなく、鈴木啓太が故障でアウェーには行かない、といった感じだろうか。<br />&nbsp;<br />　同日の「アル・シャビーバ」紙でもハイサム・ハリル氏は「離脱者があまりにも多すぎる。今までの親善試合でもリバス監督の戦術はあまりに守備的でものたりない。しかも弱小チームばかりが相手だ。一方の日本はコートジボワール、パラグアイというビッグネームとのマッチメーク」と述べており、オマーン人の「だめだ、こりゃ！」という悲鳴が聞こえてきそうである。<br />&nbsp;<br />　バデールの離脱がこの２人のＤＦに影響を与えたのであろうか。３人ともカタールリーグでプレーしているオマーン代表の固定メンバーという点では共通している。ＧＫのアル・ハブシは「マチャラの時代はオマーン代表としての活動が６カ月くらいとれた時期もあったんだけどね、今は&hellip;」と言葉を濁す。エースＦＷのイマド・アル・ホスニも「今までの代表監督でのベストはミラン・マチャラだ」とある記事で言っていたのを見かけたことがある。<br />&nbsp;<br />　現オマーン代表監督ジュリオ・セザール・リバスの求心力のなさがここにきて大きく出ている気がする。固定メンバーの相次ぐ離脱で戦力は大きく落ちることになりそうだ。日本のホームで「とてもじゃないがマスカットでも勝てそうもない」とオマーン代表に思い知らせるのが大切な横浜でのゲームになるが、神風も必要ないほどの楽勝もあるのでは、と思い始めている。</p><p><strong>※写真は５月２９日に来日したオマーン代表のリバス監督（撮影・中村誠慈）</strong></p>]]>
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    <dc:date>2008-05-29T19:16:30+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[<p>　Ｗ杯アジア３次予選の４連戦が近づいてきた。３戦目と４戦目がどの国も同じ相手とのホームアンドアウェーであり、日本代表はオマーン代表と対戦（６月２、７日）する。</p><p>　オマーンとは０４年に３回も対戦しているが、もう４年以上前のことであり、お互いにメンバーも大幅に入れ替わっており全く参考にならない&hellip;と言いたいところなのだが、今回のオマーン代表は０４年対戦時のメンバーがほとんどそっくりそのまま残っている。０４年アジア杯中国大会での１次リーグでの対戦時でいうと、スタメンの平均年齢が２０・６歳という驚異的な若さのＡ代表で、ＧＫのアル・ハブシ（当時はノルウェーリーグで活躍）以外は全員がアマチュアというチームだったのをご記憶のファンもいるかもしれない。</p><p>　オマーンが国の命運を託した若き戦士達は４年の間に次々とカタールやクウェートのプロリーグに渡り、その中でモマれながら成長してきたのである。４年前の対戦ですら、わが日本代表は押され気味だったことを考えると、今回の対戦は不安を感じざるをえない。</p><p>&nbsp;</p><p><img title="oman" src="/files/9c284990b7bd07740d51b36be4cbdb01.jpg?community_id=311" border="0" height="239" alt="oman" width="300" />&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　ただ、代表選手が海外でモマれて個々の能力が高くなったのはいいが、その弊害で代表として、まとまった練習や親善試合は難しくなるのは万国共通の悩み。リベリア戦（４月２４日）、キルギスタン戦（４月２７日）、イエメン戦（５月３日）、シリア戦（５月１０日）とゲームをこなしているものの、国内組主体のＢ代表のようなチームで、日本戦に向けての準備としてはいまひとつであり、日本が２戦目に対戦した（アル・ムハラクという核になる国内チャンピオンチームがある）バーレーン代表とは事情が異なっている。</p><p>　そういった意味で海外組がかなり合流して挑んだ５月１８日のトルクメニスタン戦は大きな注目を集めた。この日、アジアＣＬのため招集できなかったＤＦモハメッド・ラビアとＤＦカリーファ・アイル（ともにアル・サッド）、ＭＦファウジ・バシール（アル・ガラーファ）と、プレミアリーグがシーズンが終了してこの日はスタンドから観戦していたＧＫアル・ハブシ（ボルトン）を加えれば、日本との２連戦はやはり前回対戦時とほぼ同じになりそうだ。</p><p>　ところが、主力中の主力と言ってもいいＭＦ（ＦＷ）のバデール・アル・マイマニが外された。オマーン代表監督がミラン・マチャラ（現バーレーン代表監督）からガブリエル・カルデロンになっても、０７年アジア杯などで大活躍（筆者の目の前でもオーストラリア戦でゴール決めてくれた）した選手なのだが、現オマーン代表監督ジュリオ・セザール・リバスはなぜかこのバデールを使いたがらない。監督との感情的な行き違いがあるといわれているが実際はどうなのか。日本ではそれほど例はないと思うが、湾岸の代表チームは、固定して使われている主力クラスの選手が新監督と真っ向から対立するケースは散見される。バーレーンのフバイル兄弟とミラン・マチャラの対立もつい最近のことだ。</p><p>　トルクメニスタン戦でも２得点したエースＦＷイマド・アル・ホスニのインタビュー記事が興味深い。『Ｏｍａｎ 　Ｏｂｓｅｒｂｅｒ』紙に載ったこの記事で「２トップの相棒として（あるいは４－５－１の１トップとして出場した時のトップ下として）組みたい相手は？」と聞かれると「やはりなんといってもバデール・アル・マイマニ。ポジショニングが素晴らしいし、僕が顔を出しそうな場所に正確なパスを供給できるのもあいつだから」と、代表から外された選手の名前を出した。場合によっては公然とした監督批判とも受け取られかねないが、多くのオマーンサッカーファンの声を代弁してもいることは間違いないだろう。</p><p>　オマーンサッカーの大きな魅力の１つがこのイマド・アル・ホスニとバデールの絶妙なコンビネーションなのであり、いわばオマーン代表の飛車、角なのだから当然のことである。イラク代表ならヨーニス・マフモッドとナシャット・アクラムのコンビに相当すると言えば分かりやすいかもしれない。ちなみに、このイラク代表の２選手はともにカタールのアル・ガラーファに所属しており、２人であうんの呼吸を見せての大活躍でリーグタイトルをアル・サッドから奪うのに大きな貢献をした。</p><p>　すでに韓国入りし合宿をスタートさせたオマーン代表だが、当然のように選手のリストにバデールの名前はない。</p><p>　この「飛車」を落としたことに加えて、親善試合の相手が実力のあまりないＦＩＦＡランクの低い国ばかりであり、（リベリア＝１３８位、キルギスタン＝１３４位、イエメン＝１４０位、シリア＝９７位、トルクメニスタン＝１４８位）、日本対策としては十分ではないといった批判。主力をそろえたトルクメニスタン戦で、２－１の結果に満足な様子の監督にブーイング（「トルクメニスタン相手ならもっと点をとれ」ということ）といった報道もあり、ファンと現監督の距離はかなり離れているようで、「こんなことで日本戦は大丈夫が」といった空気が濃厚だ。「人のいい」オマーン人もさすがにキレてきた？</p><p>　飛車、角のそろったオマーン代表の素晴らしいサッカーが見たいものだが、今回に限っては日本代表とオマーン代表とで残り１つのいすを取り合う状況になりそうなので、筆者もニンマリせざるをえない。２位争いの当面のライバルであるオマーンがいろいろともたついている。「誤算」続きの岡田日本にとっては大きな神風（＝うれしい誤算）である。</p><p><strong>※写真は０４年２月Ｗ杯１次予選の日本－オマーン（撮影・たえ見朱実）</strong></p>]]>
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      <![CDATA[<p>　「バーレーンは日本に勝ったんだぜ！！」のネタで１カ月以上いじられている。バーレーン人がよく口にするのは「なぜ欧州組を３月２６日の試合に呼ばなかったのか」というものだ。筆者が過密日程などのことを説明しても納得する人はほとんどおらず「岡田監督と欧州組は感情的な行き違いがあるんだろ」と言ってくる人が非常に多い。</p><p>　納得してもらえなくても「まあ、最終予選はバーレーンと日本でいこうね」で会話を締めることが多いのだが、人によっては「バーレーンはね、オマーンと行きたいんだよ」などと、思わず本音と思われることを口にする人もいる。</p><p><img title="bahrai" src="/files/65524b270353842fcd2701925f9a974a.jpg?community_id=311" border="0" height="350" alt="bahrai" width="319" />&nbsp;</p><p><br />　バーレーンとオマーンは金満のイメージが強いＧＣＣ諸国の中でも、サッカーにかけられる予算が最も低い部類に属する。ガルフ杯などでこの両国が最下位争いをするのは当然と思われていた時代が長く続いていた。そういった意味でこの両国がお互いにある種の連帯意識（単にＧＣＣの同胞といった以上の感情）を持っていたとしても不思議ではない。</p><p>　そして、両国とも湾岸の強国にモマれながら成長を続け、カタールやクウェートのプロリーグに自国のトップクラスの選手を送りこむようになった現状も非常によく似ている。<br />&nbsp;<br />　そういえば、いつも教育省でお世話になっているナビール氏（バーレーン人）も以前こんなことを言っていた。「オマーン人はね『アラブ世界３大性格のいい民族』の１つなんだよ」と。残る２つはスーダン人ともともと住んでいたＵＡＥの人々（ベトウィンなどを指しているようだ）とのことである。　<br />&nbsp;<br />　そう言われて思い出すことがある。Ｗ杯ドイツ大会１次予選、マスカットでのゲームだ。筆者もマスカットのスルタン・カブース・スタジアムにてこのオマーン－日本戦を見たのだが、日本人に割り当てられた席は正面スタンドの一番いいところだったのである。中東では、アウェーチームのサポーターは地元民の２０倍近い入場料を払いながらゴール裏の席に押しやられるのは割りとよくあること。ごみや飲み物、はては石などが飛んできたことも中東の某国ではあったので、このホスピタリティーはちょっと例外的ともいえる。</p><p>　それはともかく、こちら湾岸ではオマーン人の性格の良さをほめる人は多く、０７年ＵＡＥガルフ杯でオマーン代表が湾岸の多くの人から応援されたのも、サッカーのプレースタイルはもとより、こういったことと無縁ではないのだと思う。</p><p>　さて、今後のＷ杯３次予選のスケジュールであるが、ちょっと心配だ。</p><p>　日本の最終戦は（６戦目）ホームでのバーレーン戦であるが、仮にバーレーンが予選突破を決めた状態でこの試合に臨んだとしても、手を抜かずに戦う公算がかなり高そうだ。１つは上に述べたような理由からＧＣＣの大切な仲間であるオマーンに仁義を果たすため。もう１つは、先日の日本戦勝利後にバーレーン代表監督のミラン・マチャラが「欧州組抜きの、以前に比べればかなりレベルの下がった日本代表に勝ってもそれほどうれしくはない」などと発言していることから、欧州組のきちんと合流した日本代表との次の対戦こそ重要なのだという考え方がありそうなためだ（最終予選を見据えたチームの戦略としても当然のことではあるが）。　　　<br />&nbsp; <br />　一方のオマーン代表は最終戦がマスカットでのタイ戦で、現在まで２試合で勝ち点０のタイ代表は、この６戦目には予選突破の可能性がすでになくなっているかもしれない。しかも日本代表の５戦目のタイ戦は、タイ代表の得意とするのタイのホームでの試合を残しているのである。</p><p>　こんなことをごちゃごちゃ心配しなくても、直接のライバルであるオマーン代表を３、４戦目の６月２日のホームゲーム、続く６月７日のアウェーゲームで勝ち越せばいいのであるが、オマーン代表が強豪国相手に見せ付ける底力を考えると、１勝１敗（おのおのがホームで勝つ）や２引き分けといったシナリオが十分考えられるだけに&hellip;。</p><p>　こういった心配は中東にいる筆者だけのものではないようで「日本サッカー関係者は（オマーンは強い。日本は大丈夫か）と悲観的な声が圧倒的でして、こういうピンチになると日本人は考え方が弱くなりますね」と、ある日本にいるサッカー記者の方からもメールをいただいた。</p><p>　以上考えた悲観的なことは、筆者の場合はバーレーン人たちが最近よく口にする言葉にかなり影響を受けている。すなわち、「オレたちバーレーンはオマーンと日本相手に２連勝。今度のタイとの２連戦では楽々２連勝で予選突破はもう確実さ。はっはっはっ」というものである。</p><p>　筆者はこういったことを言われると「君たちバーレーンは０７年アジア杯で韓国に勝ってインドネシアに足元をすくわれたのを忘れたのかい？」とクギをさしているのだが、聞く耳を持つ人はほとんどいない。そう、バーレーン代表がタイ代表にアップセットを食らう可能性も考慮に入れて、もう少し楽観的にいきましょう。調子こいているときのバーレーンはそういう「アブナイ」チームであることをお忘れなく。</p><p><strong>※写真はＷ杯アジア３次予選バーレーン－日本で、ヘディングで競り合うＭＦ阿部勇樹（右）とイスマイール（撮影・宇治久裕）</strong></p>]]>
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    <dc:date>2008-05-01T23:37:32+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[<p>　バーレーンでは日本戦大金星の余韻は試合から数日を経過した３月末現在も続いており（新聞などで来場をよびかけ無料開放したにせよ）、それまでと一変してスタジアムに大勢の観客が日本戦当日に詰めかけたことを含め、あらためてバーレーンにおける日本（代表）ブランド崇拝のようなものを感じている。</p><p>　試合から２～３日は、もう会う人会う人がゲームの話題で、先日のイランとの親善試合ではスタジアムがガラガラで、ほとんどバーレーン代表に振り向きもしなかったのがウソのようだ。</p><p>　遠慮がちに「昨日のゲームは見ましたか」と会話をスタートさせるバーレーン大学の女子学生もいれば、「バーレーンはこんなに小さいのに、超経済大国でＷ杯３大会連続出場国の日本を破ったね！まあ、力関係も逆転したことだし、日本は今後はサッカーなんかやめてせっせとコンピューター作りにでも専念したほうがいいよ」とこれを機会とばかりに思い切り（冗談半分にだが）日本をこきおろす輩までとさまざまで、とにかくうるさい。６月までゲームがないのであと２カ月ほどはこのネタでいじられそうな気配である。</p><p>　繰り返すが、あの３月２１日のイラン戦までバーレーン代表に興味を示すバーレーン人なんてほとんどいなかったのに&hellip;。</p><p>　悔しいが、紙面をのぞいてみよう。（特に断りのない限り試合翌日の３月２７日のもの）まずは各紙の見出しなどから。<br />　「アラーのゴールで日本代表に負けを味あわせた」（アル・アヤム紙の一面見出し、アラーのゴールシーンの写真とともに）<br />　「いかにバーレーン代表が創造的かを見せ付け、日本城を破壊」（同紙の小見出し）<br />　「赤の軍団、歴史的勝利でグループ首位になる」（アル・ワサット紙の一面見出し）<br />　「ＪＦＡは試合に負けて凍りついた。ＦＩＦＡはバーレーンをｂｉｇ ｗｉｎｎｅｒと称える」（アル・アヤム、試合２日後の２８日のもの）<br />　といった具合である。</p><p><img title="バーレーン紙" src="/files/292e83c020cf07562b7cd85b36665388.jpg?community_id=311" border="0" height="350" alt="バーレーン紙" width="263" />&nbsp;</p><p>&nbsp;　また、多くの新聞が選手のインタビューを掲載しており、バーレーン代表の歓喜が伝わってくる。</p><p>　ＭＦサルミーン　「タクティックなチーム（いつ守るべきか、いつ攻めるべきかがしっかり戦術として徹底されているアジアのベストチーム）との対戦だった。ホームで久しぶりにビッグゲームを制してうれしいし、アラーが代表でもゴールを量産し始めてうれしい。これからもアラーにゴールし続けてほしいね、インシャアッラー」。</p><p>　ＧＫセイエッド・モハメッド・ジャファ　「立ち上がりはとても緊張していたが、ファンの大声援のおかげもあって次第に雰囲気に溶け込んでいった。チャンスを多く作り得点し、ＤＦも最後まで集中を切らさずにいた。日本の攻撃は怖さを感じなかった」。さらに文中でオマーン戦に続くＷ杯３次予選での完封で「赤いライオンの家を（自軍のゴールのこと）守る絶大な自信」と評された。</p><p>　そしてやはり、２試合連続の決勝ゴールを決めＦＷアラー・フバイルのインタビュー記事は一番大きく取り上げられている。「日本戦は楽観していた、自分がゴールしたかどうかはあまり重要ではない」とのタイトルで紹介されていた。</p><p>　ＦＷアラー・フバイル　「日本戦を通して選手とサポーターの良好な関係が久しぶりに戻ってきた。難しい試合で、タクティックなゲームだった。ファンが盛り立ててくれたおかげで、試合が終わるまで戦い続けることができ、高価な勝利を得ることができた。お返しに決勝点を決めることができ、ファンが歓喜してくれたので、この日本戦でのゴールは私のキャリアのなかでも最も高価なものになった。まだ最終予選進出が決まったわけではない。あと４試合ある。が、大きな前進であることは確かだ」。</p><p>　昨夏のアジア杯などでゴールを決められなかったアラーに対してマスメディアから「アラー・フバイルをはずせ」の論陣を張られた時期もあった。アフリカ系の選手に国籍をとらせスタメンで使いながら、結果が出ないことに対しファンから大きな反発が生まれ、バーレーン代表崩壊寸前まできていた時期もあったのだが、今回の日本戦大金星でバーレーン国民のバックアップもこれからは得られそうで、今後の３次予選や最終予選は、前回のＷ杯ドイツ大会最終予選以来の大フィーバーになりそうな勢いだ。</p><p>　さて、そのアル・アヤム紙の記事には「バーレーンは日本コンピューターのウイルスになった」というこじゃれた表現があった。言うまでもないが、面積も人口も、ＧＮＰも国内リーグの整備具合も格段に劣るバーレーンが、巨人日本をなぎ倒したことを表している。<br />　ウイルス駆除ソフトはいつ開発されるのであろうか。先日の試合を見た限りでは開発に時間がかかりそうな気がしてしょうがない。</p><p><strong>※写真は歓喜を伝えるバーレーン紙（撮影・海島健）</strong></p>]]>
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    <dc:date>2008-04-01T00:18:34+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[<p>　Ｗ杯アジア３次予選の日本戦を目前に控えた３月２１日、バーレーン代表はイラン代表とマナマで親善試合を行い、セットプレーからあげた１点（得点者＝ＤＦモハメッド・フセイン）を守り切って勝利。得意のジャイアントキリングを果たし、２６日の日本戦に臨むことになった。</p><p>　当然のように翌２２日のバーレーン紙には景気のいいタイトルがならんだ。</p><p>　「１ゴールでイランを撃破！！赤の軍団が日本チームの前に登場するのを待つのみ」（アル・アヤム紙）<br />　「我々のチームがモハメッド・フセインのゴールでイランをぶち倒した」（アル・ワクト紙）<br />　「日本との大一番を前にイラン戦勝利、さらなる自信」（アクバール・アル・カリージ紙）</p><p>　今までのコラムの中でも、バーレーンが進化を続けており要注意であること、１月以降かなり好調で３月の日本戦あたりでピークを迎えそうなことをいろいろな形で書いてきたつもりだが、やはり安定した力を発揮した。</p><p>　親善試合とはいえアジアの強豪イランを倒したのは立派だが、それ以上に注目したいのが、ミラン・マチャラ監督が、恐らく手の内を隠したことだ。イラン戦のスタメンは現状ではベストメンバーとは言えない。特に１８日にＡＦＣ杯を戦ったアル・ムハラクの選手は休ませるか短い時間のみの出場にしていた。右ＭＦが前半はファッタイ、後半はオマルといった起用はいい例である。日本の偵察隊の目を警戒しているように筆者には感じられたし、アル・ワクトの記者も同じように感じたようで記事にもそのように書かれていた。</p><p><img title="マチャラ監督" src="/files/7747af5ad061936a375204cb121e56c0.jpg?community_id=311" border="0" height="308" align="left" alt="マチャラ監督" width="350" />&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>　さらにシステム面でも本番の布陣をあえて使わなかったように思える。最近の試合は３－５－２や４－５－１でファッタイのトップ下がかなり有効に機能していたが、イラン戦では４－４－２の右ＭＦに据えて戦うあたりが非常に怪しい。そういった采配にもかかわらず、ＣＫからあげた１点をしたたかに守り切って勝つあたり、日本にとって非常に脅威である。</p><p>　さて、このゲームでゴールを決めたヒーロー、フセインの試合後のインタビューがアル・ワサットに出ており、現在のバーレーン代表やバーレーン国民の状態をいろいろな意味でよく表現しているように感じたので紹介したい。</p><p>　この記事は「日本代表は強力だが、倒すことは十分可能だ」と題し、フセインのコメントを掲載している。「今回は今までとかなり違うバーレーン代表と対戦すると、日本側ははっきり認識すべきだ。われわれは成熟しつつあるのだ」とまずは日本側に自信たっぷりに警告を発している。</p><p>　続けて「マチャラ（監督）の手腕で、経験のある選手と新しい選手とが見事な融合を遂げてもいる」と自チームを分析。</p><p>　アル・ワサットの記者に「バーレーン代表は（ここ一番というときは）ホームではあまり勝てないが、今回の日本戦はどうでしょうか」と痛いところをつかれると、「今回は勝てる」ときっぱり言い切り、「この２～３年ホームで勝ち切れなかったのは、（ある意味でスタジアムでプレシャーをかける）ファンのせいなどではなく、単に選手のパーフォマンスが悪いせい。新しい血（＝北京五輪世代などかアフリカなどからの国籍取得者のことか？　これは意味深発言である）を入れてから本当によくなっている。日本戦もよいものになるであろう、インシャアッラー」とファンに期待を持たせる言い方。</p><p>　そして最後に「サポーターはスタジアムにくるべきだ。選手はサポーターから力をもらえるから。もし、きてくれればサポーターへのプレゼントは勝ち点３（＝勝利）だから。インシャアッラー」としめくくっている。</p><p>　フセインも口にしていたが、チームが好調なのにもかかわらずお客さんの入りは低調だ。イラン戦でもスタジアム収容人数の２～３割しか埋まらず（有料化も１つの原因か。わずか１バーレーン・ディナール【ＢＤ＝約３００円】か０・５ＢＤなのだが）閑散とした雰囲気が漂っていた。半分近くがイラン系バーレーン人だったため、日本戦当日のことも心配されており、バーレーンの新聞でも広告面などを使って来場を呼びかけている。<br />　もっとも、客の入りぐらいしか心配することがないぐらい、チームが好調ということだろう。イラン戦を見た数少ない日本人としては、「本気でヤバい」と感じているのだが&hellip;。</p><p>&nbsp;</p><p><strong>※写真はオマーン代表監督時代のマチャラ氏（０４年撮影・たえ見朱美）</strong></p>]]>
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      <![CDATA[<p>　前回コラム「ここまで進化しているバーレーン代表」のなかで、バーレーンリーグ（以下Ｂリーグ）にはバーレーン代表を多く抱えるアル・ムハラクというチームがあると紹介した。３月２６日のＷ杯３次予選の日本戦も近づいており、アル・ムハラクがらみの試合を注目していたのだが、３月上旬にＢリーグを３月いっぱい中断するというニュースが飛び込んできた。</p><p>　よりによってこの時期にリーグでの実戦の機会をみすみす放棄するのはなぜなのだろうか。「バーレーン代表の心臓部」ともいえるアル・ムハラクを日本などのＷ杯予選の対戦国が偵察するのを防ぐためか？　そういえば最近、バーレーン代表の親善試合やアル・ムハラクの試合を観戦するため筆者がスタジアムに足を運ぶと、バーレーンサポーターから冷やかし半分ではあるのだがスパイ扱いされていたので、そんなことを考えてしまった。</p><p>　しかし、アル・ムハラクとバーレーン代表の日程を調べれば、その理由は想像がつく。とにかく、とんでもない過密日程。バーレーン代表で活動するアル・ムハラクの選手はこんなハードスケジュール（３月７日時点）になっていたのである。</p><p>３月４日　　　カタール代表－バーレーン代表（親善試合、ドーハ）<br />３月７日　　★アル・ムハラク－アル・ハッド（Ｂリーグ、マナマ）<br />３月１１日　　アル・ムハラク－Ｓｕｒ（オマーン）（ＡＦＣ杯、マナマ）<br />３月１５日　★アル・ナジマ－アル・ムハラク（Ｂリーグ、マナマ）<br />３月１９日　　Ａｌ　Ａｎｓａｒ（レバノン）－アル・ムハラク（ＡＦＣ杯、レバノン）<br />３月１９日　　バーレーン代表－イラン代表（親善試合、マナマ）<br />３月２６日　　バーレーン代表－日本代表（Ｗ杯アジア３次予選、マナマ）<br />３月２９日　★アル・ハラ－アル・ムハラク（Ｂリーグ、マナマ）<br />※★印はＢリーグの試合</p><p>　日本代表も中村俊輔ら欧州組の招集を過密日程などのために躊躇（ちゅうちょ）しているようだが、これではアル・ムハラク組はみんな中村俊輔になってしまう。</p><p><img title="日本－バーレーン" src="/files/22a4f0a76963c1288b75e1755ebe2c95.jpg?community_id=311" border="0" height="300" align="left" alt="日本－バーレーン" width="291" /></p><p>　１２チームで構成されるＢリーグは各チームの年間ゲーム数が２２と少なく、普段は週１ペースぐらいでのんびりやっているので、ちょっとした非常事態といえる。大切な一戦の前に過労等からくるケガは避けたいところ。そこで、おそらくバーレーンサッカー協会（ＢＦＡ）の上層部が出した結論がＢリーグの一時中断だったのではないだろうか。上記のスケジュールからＢリーグの試合（★印）を除けば、大体、週に１試合のペースとなり調整は非常にやりやすくなる。</p><p>　案の定、この「決定」がくだされた数日後に、アル・ムハラクがらみでないカードは３月も試合を行うことに再変更なったもよう。さらなる筆者の想像なのだが、バーレーンサッカー協会の上層部が国の代表のために「アル・ムハラク所属バーレーン代表選手保護策」のためにＢリーグの中断を決めたものの、他のチームから「アル・ムハラクの都合のためにいちいち国内リーグ全体を中断するんじゃねー。シーズンオフに入るのが遅れるじゃねーか」などと突き上げられての迷走ぶりなのではないだろうか（こういったことはサッカー以外の日常生活でもバリバリのバーレーン人組織では「よくあるパターン」だ）。</p><p>　そのアル・ムハラクだが、Ｂリーグでは１１節を終えて９勝２分と戦力からして当然のように独走中。２月２４日には国内カップ戦の国王杯決勝（対アル・ナジマ）も制した。心配されたＡＦＣ杯の初戦は２－２のまま引き分けかと思われた後半３８分にバーレーン代表でもあるＦＷアブドラ・ダキールがゴールを決めるスリリングな試合となり、ＡＦＣ杯初戦のベストマッチの１つと評された。</p><p>　エジプト人とアル・アハリほどではないものの、バーレーン国内に多くのファンを持つこのビッグクラブが調子づけば、バーレーンのサッカーファンも盛り上がる。実際に筆者の周囲にいるムハラクファンは最近とみに元気だ。</p><p>　Ｗ杯アジア３次予選の初戦、オマーン戦をケガで欠場したナイジェリア出身のストライカー、ジェシン・ジョン（現在Ｂリーグ得点王、１１試合１６点の大ブレーク中、アル・ムハラク所属）も１１日のＳｕｒ戦でゴールを決めるなど調子を取り戻してきており、おそらく日本戦には出てくるだろう。Ｗ杯ドイツ大会最終予選をやはりケガのため出場できなかったあのＦＷアラー・フバイル（アル・クウェート）もクウェートリーグでゴールを量産と、バーレーン代表には良いニュースが続く。</p><p>　そしてさらに、今回のこのＢリーグ中断の決断。日本戦にかけるＢＦＡの気持ちが伝わってくる。このままいくと、いまだかつてないほど準備万端のバーレーン代表が日本代表を迎え撃つことになりそうだ。</p><p>読者の皆様へ</p><p>　いつもご愛読ありがとうございます。前々回コラム「バーレーン歴史的快挙で次は打倒日本」の中に、間違いがございました。バーレーン代表のシステムなどに関するものでして、このたび訂正をさせていただきました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたしますとともに、今後とも当コラムをお楽しみいただけましたら幸いです。</p><p><strong>※写真は９２年バルセロナ五輪予選で対戦した日本－バーレーン。左は沢登。バーレーンは当時より数段強化されている？</strong><br /></p>]]>
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      <![CDATA[<p>　日本代表にとってＷ杯アジア３次予選の２戦目（３月２６日）、対戦相手バーレーン代表とは０４年から０５年にかけて３度（中国アジア杯準決勝とＷ杯ドイツ大会最終予選のホームアンドアウェー）も対戦しており「またあのチームか」あるいは「バーレーンなら負けないだろう」と感じる方も多いのではないか。</p><p>　ただ、０５年６月３日の最後の対戦（Ｗ杯ドイツ大会最終予選・マナマ）から３年近い月日が流れており、日本代表がかなり変わったように、バーレーン代表も大きく進化している。進化の原動力は主に２つあると筆者は考えている。</p><p>　まずは北京五輪世代の台頭が挙げられる。前回対戦時のバーレーン代表は、ＤＦババやＤＦアドナン、ＦＷアラー・フバイルといった（バーレーンの黄金世代と言われる）アテネ五輪世代が中核となっていた。このアテネ五輪世代は日本の五輪代表・山本ジャパンを最後まで苦しめたことを記憶している方も多いだろう。このような強力な世代は「バーレーン・サッカー史上最初で最後に違いない」と言われていた。だからこそ、Ｗ杯ドイツ大会の大陸間プレーオフでトリニダード・トバゴに敗れた時の失望は非常に大きかった。</p><p>　だが、バーレーンサッカー協会（ＢＦＡ）は次の北京五輪世代の強化を、ナイジェリアやチャド、モロッコ出身の優秀な選手にバーレーン国籍を取得させるという手段で進めた。これはＢＦＡ史上かつてないほど大規模に行われ、生粋のバーレーン人がチャンスを奪われるという理由から国内のサッカーファンの反発も大きかった。この北京五輪世代の競争は一気に激しくなり、韓国五輪代表と出場権を最後まで争うほどになった。</p><p><img title="日本－バーレーン" src="/files/880f68a12f1acc395aee2131aab4a995.jpg?community_id=311" border="0" height="299" alt="日本－バーレーン" width="350" />&nbsp;</p><p>&nbsp;　Ｗ杯南アフリカ大会アジア３次予選の初戦オマーン戦、敵地で歴史的な勝利を飾った時も、この北京五輪世代が４人もスタメンで出場していた。Ａ代表もこの世代の取り込みは、かなりうまくいっている。</p><p>　もう１つ前回と大きく違うことがある。それはバーレーン代表候補選手をバーレーンリーグ王者、アル・ムハラクというチームに集め、このチームを土台にバーレーン代表を作っていることだ。アル・ムハラクなどといっても、日本での知名度はほとんどないと思うが、このチームはバーレーン国内ではアル・リファとならぶ強豪（ここ２年は連続でリーグ制覇、最近の１０シーズン中６回の優勝を誇る）チームで、０６年のＡＦＣ杯（レバノン、ヨルダン、オマーン、バーレーン、マレーシア、シンガポールといった国のリーグチャンピオンなどが集まる大会で欧州のＵＥＦＡ杯のようなもの？）で準優勝を果たしており、アジアＣＬに出場しても全くおかしくない実力を有している。ちなみに、前述したアフリカ出身のバーレーン国籍取得選手のほとんどがこのチームに所属しており、バーレーン王室もこのチームを強力にサポートしていると言われている。</p><p>　アル・ムハラクの基本システムはバーレーン代表と同じ４－４－２。２月２９日の国内リーグの大一番、アル・リファ戦のスタメンで代表クラス選手は、ＦＷアブドラ・ダキール、両ウイングのＭＦマフモッド・アブドルラフマンとＭＦオマル（チャド出身）、ダブルボランチがドサリ（カタールのアル・コールから復帰）とサルミーン（カタールのアル・アラビより復帰）、左ＳＢのファウジ（モロッコ出身）、ＧＫのマフモッド・ジャファとずらり７人もそろい、ユニホームも代表と同じ赤なのでまるでバーレーン代表がクラブチームと壮行試合でもしているかのようである。</p><p>　実際のバーレーン代表もこのアル・ムハラクのメンバーに海外組のカタール組とクウェート組（と国内の他チームの選手）を乗せる形がここ最近のゲームでは非常に目立つが、アラブ世界にはこのやり方で代表が大成功した例があることに気づく。</p><p>　エジプト代表とアル・アハリだ。２大会連続でアフリカ杯王者になったエジプト代表が、クラブＷ杯でもおなじみになったアル・アハリから多くのメンバーが選出されているのは有名な話だ（こちらはアル・アハリ＋欧州組と豪華ではありますが、国の権力者がサポートしているのも似ております）。</p><p>　ＢＦＡがこのエジプト代表をどれほど参考にしているかは定かではない。しかし、こういった形で代表チームを作っていくのは現在のバーレーンにとっては、とてもいいことではないかと思う。<br />　０４年に中国でのアジア杯でベスト４に入り、アジアサッカー界を驚かせた後、バーレーンの代表選手の多くはカタールリーグに渡っていった。これは選手にとってはサクセスストーリーなのであるが、同時にＢＦＡにとっては代表選手の招集がままならないという事態も引き起こした。当時のスタメンのほとんど（１１人中８～９人）がカタールリーグ所属で、トリニダード・トバゴとの大陸間プレーオフ敗退の大きな原因もここにあったと言われる。前回はそういった新しい、厳しい状況のなかでのＷ杯ドイツ大会のアジア最終予選での日本（やイラン、北朝鮮）との戦いだったのであり、この時の反省といった意味合いも感じられる。</p><p>　以上の２点、北京五輪世代の突き上げ（＝強引ともいえる必死の強化策）と海外組のみに頼らない国内のビッグクラブを基礎にした代表チームつくり。これらは同組のライバルのオマーン代表にはあまり見られない。オマーンの新聞には相変わらず「カタール組の合流が遅れてチーム作りが進まない」といった論調を見かけることからも明らかだ。そう考えると先日のオマーン戦の歴史的勝利も、たまたまバーレーンが好調だったという以上のものを筆者は感じるのだが、いかがであろう。</p><p>　バーレーン代表は、前回最後に日本代表と対戦した０５年６月よりスケールアップし、チームも好調そのものだ。あえて物足りない（＝穴が埋まっていない）点をあげれば、ＣＫの精度が今ひとつなことであろうか。代表引退したＦＷタラル・ユーセフの穴である。</p><p>　今回の日本との対戦に関しては、こちらのサッカーファンは期待を込めつつも冷静な感じがする。アル・ムハラクのファンである知人のオモラン氏は「東アジア選手権チラッと見た（こちらでも放映された）けど、日本代表イマイチだったね。まあ、あれはＡ代表じゃなくて、今回の対戦でも欧州組いっぱい呼ぶんでしょう、かなわないよな～」と言っていた。</p><p>　こちらでは日本代表に関しては「アジアナンバー１のチーム」という言葉が枕詞のようについて新聞などで報道され続けており、ファンの間でもリスペクトは健在である。</p><p>　０４年～０５年で３度対戦してすべて日本がバーレーンに勝ったことから、日本では「比較的楽な相手」と考える向きもあるようだが、それほど簡単なものではないと思う。日本代表はあの時と比べて実力は上向いたのか、下降線なのか。筆者にははっきり分からないが、少なくとも０４年～０５年当時よりバーレーンが進化しているのは間違いないと思う。</p><p>　最後にこちら中東では「欧州ブランド崇拝」も根強いので、日本代表は欧州組は躊躇（ちゅうちょ）せずにいっぱい呼んでほしいものだ。バーレーンに対する威嚇効果は絶大であることは保証しましょう。</p><p>&nbsp;<strong>※写真は２００４年アジア杯準決勝の日本－バーレーン（撮影・撮影・西尾就之）</strong></p>]]>
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      <![CDATA[<p>　Ｗ杯アジア３次予選、日本がタイを４－１で破った４時間後、同組の裏カードであるオマーン－バーレーン戦がオマーンの首都マスカットでキックオフされた。<br /><br />　ミラン・マチャラ監督指揮のもと親善試合４試合（クウェート、シリア、イエメン、デンマーク）をこなし、徐々に調子を上げてきた（直近の２ゲームはともに勝利）バーレーン代表と、つい最近監督交代劇があり混乱の続くオマーン代表との一戦。内容も結果も両チームの状態を如実に反映するものとなった。<br /><br />　以前のコラムでバーレーン代表のスターＦＷアラー・フバイルの代表引退をお伝えしたが、バーレーン協会の懸命の説得が実を結び復帰した。１月３０日のデンマーク戦でスタメン出場し、多くのファンもスタジアムに戻ってきている。<br /><br />　この日のバーレーン代表はデンマーク戦までの４試合で採用した４バック（４－４－２や４－５－１）ではなく、ここ最近では珍しい３バックで挑んだ。ＧＫセイエッド・モハメッド・ジャファ、３バックが右からアドナン、ババ、モハメッド・フセイン。ＭＦはダブルボランチにジャラルとサルミーン、右にオマル、左にサルマン・イサ。トップ下にファッタイ。２トップがともにクウェートのプロリーグ所属のイスマイル・アブドルラティフとアラー・フバイルであった。</p><p>　このスタメンの特徴は３バックとダブルボランチの５人すべてがＷ杯ドイツ大会の予選を戦い抜いた経験豊富な者であることだろう（親善試合では４バック１ボランチでもここに必ず２～３人の北京五輪世代を入れていたので大一番の最後に外した）。逆に前線の５人の中の３人は（ＦＷイスマイル、ＭＦのオマルとファッタイ）北京五輪世代を登用しスピードあふれるプレーで見事に相手をかく乱した。<br /><br /><img src="/files/2a0c86bcb9f4fb26510c69e04e7eb9fb.jpg?community_id=311" border="0" height="402" alt="" width="500" /><br /><strong>バーレーン代表に復帰したアラー・フバイル（０４年撮影・鹿野芳博）</strong><br /><br />　空席が目立った埼玉スタジアムとは対照的に４万の観客でほぼ満員となったスルタン・カブース・スタジアムのゲームで先制したのはビジターのバーレーンだった。前半１１分、ＭＦジャラルの蹴ったＣＫのこぼれ球をＦＷファッタイが頭で合わせ、オマーンのＧＫアル・ハブシがはじいたところを詰めていたＦＷアラー・フバイルが決めた。<br /><br />　アウエーで早々にリードしたバーレーン代表は、ＣＫなどのセットプレーをちんたらスローにやるいわゆる&ldquo;中東戦法&rdquo;の状態になる。そして、時折オマーンのスキをついて鋭いカウンター。前半３９分にはＭＦオマルの弾道の低いクロスが相手ＧＫの前に入り、そこにＦＷイスマイルが飛び込む惜しいプレーもあった。<br /><br />　後半２０分あたりまではオマーンの攻勢にさらされる時間もあったが、ダブルボランチとフセイン、アドナンのセンターバックを中心に冷静に対処。３５分以後は前がかりで攻めてくるオマーンに対してカウンターのチャンスが多く生まれ、３回ＧＫと１対１の場面も作った。そこはプレミアリーグ、ボルトン所属のＧＫアル・ハブシにセーブされたが、そのままゲームセットとなりアウエーで貴重な勝ち点３をあげた。<br /><br />　バーレーンがオマーンに敵地で勝ったのは、１９８６年以来実に２２年ぶりの歴史的快挙だった。<br /><br />　試合後ＤＦのアドナンは「われわれがオマーン代表をこの（アウエーの）マスカットで打ち負かすと予想した人はいないだろう。この勝利でわれわれはより楽観的になれるし、大きな自信になる」と話し、ＤＦのフセインは「勝ち点３でのスタートは素晴らしい。次の日本戦には多くのファンにスタジアムに来てほしい」とコメントした。<br /><br />　最近の公式戦では、ガルフ杯で２回続けて（０４年１２月と０７年１月）準決勝で当たって敗れていた苦手意識の強い相手だっただけに喜びもひとしおだろう。何より、マチャラ監督が自分をクビにしたオマーン相手の勝利という意味でも注目を集めたのである。<br /><br />　そういったデータはともかく、２位争いの当面のライバルと目されているオマーンに勝ったことで、日本戦に大きな弾みになるのは間違いない。筆者は今のバーレーン代表の状態はピークを迎えつつあり、３月２６日にホームに日本を迎える試合はかなりの好ゲームが期待できそうな気がする。<br /><br />　さて、Ｗ杯３次予選の日本代表のチケットがあまり売れなかったと聞く。その理由の１つに今回日本が入ったグループが比較的簡単な組であると認識するサポーターが多いからというのもあるようだ。バーレーン代表も好きな筆者にとってそれはちょっと悔しいし、このグループはそう簡単ではないとかたく信じている。<br /><br />　３月にイランとの親善試合を経て、日本との試合に挑む。ジャイアントキリングのバーレーンが本領を発揮するだろうか。期待と不安が交錯する今日この頃であるが、楽しみであることは間違いない。<br /></p>]]>
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      <![CDATA[　まもなくＷ杯アジア３次予選が始まるが、前々回にお伝えしたハンドボールの続報をお伝えしたい。「アラーの国のハンドボールその２」ということでご了承をいただきたい。もちろん、このコラムは中東のサッカーをお伝えするものだから、いかに話題になっているからといって「アラーの国の冷凍ギョーザ」までは脱線しませんのでご心配なく。<br /><br />　さて、どこまでも強気な姿勢を崩さないアジア・ハンドボール連盟（ＡＨＦ）のシェイク・アハマド・アル・ファハッド会長だが、クウェートの新聞には弱気な論調やアハマド会長を支持しない内容の書き込みもみられるようになってきた。<br /><br />　日本では大変な盛り上がりだった再予選（１月２９、３０日）の直後の２月２日の『アル・アズラック・ドットコム』はまず、「ＡＨＦはこの戦いに負けるであろう。なぜなら、（ＩＨＦが日韓の抗議を聞き入れて再試合を認めたという）今までになかったケースであり、（徹底抗戦は）非常に危険だ。また、今回の問題がアハマド会長とＩＨＦ会長のムスタファ氏（エジプト人）との個人的な問題にすりかわりつつあるのもよくない」と述べている。<br /><br />　続いて「再予選に参加したら処分する」とした件について「日本と韓国を処罰してどうするのか？」と問いかけ、「イランでのＷ杯予選から日本と韓国を締め出して大会を強行した場合、この大会の勝者にＷ杯の出場権を与えることをＩＨＦは認めないであろう」と悲観的な見通しを示し「ＩＨＦはアジアのために別の大会を主催して、アジア代表を決めるであろう」と予測している。<br /><br />　確かに、日韓をこの大会から除外して行うとなると、アジアの参加各国の間でも「勝っても出場権を得られないかもしれない」という危惧をいだきつつ戦わなければならなくなるだろうし、そうなると準備もなかなか本腰を入れにくいものになってくる。アジアの多くの国が、ＩＨＦとＡＨＦのどちらの言うことを聞いたらいいのか迷っているのも事実だろう。<br /><br /><img src="/files/9a98dff0fd9d0633f6c6d84d8438631a.jpg?community_id=311" border="0" height="442" alt="" width="500" /><br /><strong>再予選の日本－韓国で、シュートを放つ日本のエース宮崎大輔（撮影・たえ見朱実）</strong><br /><br />　アハマド会長の強行姿勢とは反対に、「イランでの大会は日韓を含めた大会にし、ＩＨＦ管理下のものとすべきだ」という冷静な意見がマスコミをはじめ庶民に間でも多くなっているように感じられる。<br /><br />　同サイトの掲示板には日韓決戦の前後に、こんな書き込みがあった。<br /><br />　「われわれは自殺したのだ」<br /><br />　「日本と韓国を処罰するだって？　この問題の解決法はあのＡＨＦ会長を替えることだ」<br /><br />　中東諸国の間にもクウェートへのやり方を批判する声が強くなっていることを前々回に紹介したが、どうやらアハマド会長の足元のクウェートでも批判の声は広がっているようだ。<br /><br />　そんな声を無視するかのようにアハマド会長はスイスのバーゼルで欧州ハンドボール連盟の役員と近々会談を持つことになっている。選挙でＩＨＦの会長をどう選ぶかといったことが主な議題ではないかと報じられており、ＩＨＦ現会長のムスタファ氏にもプレシャーをかけようということらしいが&hellip;。この最後まで諦めない勝利への執念が自国選手のプレーに生かせればいいのに&hellip;と思うのは私だけだろうか。<br />]]>
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    <dc:date>2008-02-04T17:03:54+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[<p>　Ｗ杯アジア３次予選初戦（２月６日）まで１カ月を切った１月中旬、日本と同組のオマーンのカルデロン監督が解雇され、新監督としてウルグアイ人のジュリオ・セザール・リバス氏が指名されたことは日本でも報道されたようだ。最近の４試合（１１月と１２月）でかなりひどい結果だった（ヨルダンに０－３の完敗、格下ケニアに２分け）ため、オマーンサッカー協会も堪忍袋の緒が切れ、大事なこの時期に監督交代を決断したようだ。<br /><br />　この件に関して『アル・ワタン』のサイトでは、「カルデロン政権崩壊、新監督は何を目指す」と題して以下のような解説をしている。<br /><br />　「昨夏のアジア杯は国民の大きな期待を背負っていたのに、まったく裏切られた。初戦のオーストラリア戦（１－１）は評価できるにしても、その後のタイ戦（０－２の敗戦）とイラク戦（０－０）では何も手を打たず、１次リーグ敗退。秋以降もチームの状態は悪くなる一方でよくなる兆しがなかった」と、まずはばっさり切り捨てた。<br /><br />　続けて「これは誰の責任なのか？　サッカー協会か監督か？」と問いかけ、「両方ともに責任があるが、監督の責任がより重い」と論じ、「前監督のミラン・マチャラ（現バーレーン代表監督）の方が選手との信頼関係もよかった」とまで述べている。<br /><br />　この監督交代劇を国民は不安の目で見守っているようで、マスコミの非難も集まっている。一番の不安はこのリバス氏という人物は湾岸エリアでの監督経験がないことらしい。</p><p><img src="/files/bb9bf0a78b71c61a39b220511a7058a6.jpg?community_id=311" border="0" height="242" alt="" width="260" /><br /><strong>※写真は０４年アジア杯時のオマーン代表監督、ミラン・マチャラ氏（撮影・たえ見朱美）</strong><br /><br />　こういった不安を少しでも和らげようということなのであろうか、２０日にオマーンサッカー協会（ＯＦＡ）は監督を伴ってマスカットのシャングリラホテルで記者会見を開き、リバス氏は以下のようにコメントした。<br /><br />　「オマーンサッカーを次のレベルに引き上げる自信は持っている。きたるガルフ杯（次回は０９年にオマーンのマスカットで開催）ではさらによい結果を（前回が準優勝だったので、すなわち優勝）。そして、１０年南アフリカＷ杯出場権も勝ち取ることができると確信している」。<br /><br />　ＯＦＡ側は４０万ドル（約４２００万円）くらいの年棒で２年契約を結んだと発表した。<br />　こういったごたごたのせいであろう、１月中旬に組めそうだった中国戦、１月２１日に予定されていたＵＡＥ戦などはことごとくお流れになってしまったようだ。初戦のバーレーン戦（２月６日）までほとんど時間がなく、とりあえず国内組の１２人でキャンプスタートしたのがこの会見のあった２０日。オマーンの屋台骨を支えるカタールリーグ（２２日に第２ターム終了）組の合流が２３日で、ＯＦＡの組んでいた親善試合は、<br />２５日　デンマーク戦（マスカット）<br />２７日　シンガポール戦（マスカット）<br />３０日　クウェート戦（マスカット）<br />だったのだが、リバス氏は「試合にエネルギーを割くよりも、チームの戦術練習をしたほうがいい」と主張しているため、デンマーク戦はキャンセルになったようだし、クウェート戦もできればやりたくないようで、かなりここにきてゴタゴタしている。<br /><br />　準備の整わないうちにゲームを強行して、Ｗ杯出場国のデンマークにボコボコにされたらマスコミの集中砲火を浴びていきなり窮地に立たされる危険もあるわけだから、ある意味では当然かもしれない。<br /><br />　筆者がオマーン代表を生で見たのはあのアジア杯のバンコクでのオーストラリア戦。終了寸前までリードしていた素晴らしいゲームだっただけに、アジア杯１次リーグでの敗退やここ最近の惨状は信じがたいものがある。あのオーストラリア戦の試合終了間際の失点がオマーン代表にとって大きな分水嶺になったような気がしてならないし、サッカーの残酷さを感じずにはいられない。個人的には湾岸の小国のなかではバーレーン代表の次に好きなチームなので、この状態からぜひ這い上がってきてほしいと思うのだが、、、<br /><br />　いい話が全く出てこないオマーン代表に対し、一足早くキャンプをスタートさせ、親善試合を順調に消化しているミラン・マチャラ率いるバーレーン代表サポーターはＷ杯３次予選同組のゴタゴタにニンマリしているのだが&hellip;。<strong><br /><br /></strong></p>]]>
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    <dc:date>2008-01-24T21:06:55+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[<img src="/files/784df2d48f7606e23f3b1cfc40e9325d.jpg?community_id=311" border="0" height="284" align="right" alt="" width="284" />　「アラーの国のフットボール」では毎回中東のサッカー情報をお伝えしているが、今回は日本でもかなり話題になっているハンドボールについてお伝えしたい。そんなわけで特別版「<strong>アラーの国のハンドボール</strong>」でご了承いただきたい。 <br /><br />　ハンドボールの北京五輪アジア予選が「中東の笛」と呼ばれる中東びいきの判定が原因でやり直しが決まった問題は、こちら中東のマスコミでも取り上げられており、論調も熱を帯びてきている。日本での報道を見る限りでは、あたかも中東諸国が一致団結して支持しているかのような印象を受けるが、内情は決して一枚岩ではなく、中東諸国の中でもアジア連盟を牛耳っているクウェートに対する逆風が吹き始めているようだ。<br /><br />　１６日付のバーレーン紙アル・ワサットは「ＩＨＦ（国際ハンドボール連盟）の取った対応は正しい。ＡＨＦ（アジアハンドボール連盟）に今後ともプレシャーをかけ続けろ」というタイトルで、元※ＧＣＣ（Ｇｕｌｆ　Ｃｏｏｐｅｒａｔｉｏｎ　Ｃｏｕｎｃｉｌ＝湾岸協力会議）ハンドボール協会会長のモハメド・アリ・アップル（現バーレーン五輪協会員）の談話を載せている。<br /><br />　その内容を紹介すると「ＩＨＦがアジア予選のやり直しを指示したのは正しい。アジアハンドボール界では、ほとんどすべての年代の大会で（クウェートが実権を握っている）ＡＨＦのせいで被害をこうむり続けた。こういった決定や処分はもっと（少なくとも５年ほど前の）早い時期に行われてしかるべきだった」というものだ。<br /><br />　さらに同氏は続ける。 　「現状のアジアの大会に出場するくらいなら、ＩＨＦ管理下の国際大会に出た方がいい。以前バーレーンにもＷ杯や五輪出場のチャンスがあったのだが、同じような不正のせいで出られなかった。ＡＨＦでクウェート人が実権を握るようになってから、まともな運営が望めなくなった」。<br /><br />　そして最後にこうだ。<br /><br />　「ＩＨＦは今後も（ＡＨＦに）プレッシャーをかけ続けてほしい。アジアのチーム、特にバーレーンは被害を受け続けたから」。<br /><br />　くどいようだが以上は日本や韓国のハンドボール関係者ではなく、正真正銘、中東バーレーンの五輪協会員のコメントだ。<br /><br />　過去にハンドボールのバーレーン代表も同じような苦い経験をしてきたとのことだが、その当時、公に抗議できなかった理由の１つは「クウェート王室に対する配慮や恐怖が大きかった」と語るバーレーン人は多い。何を言ってもどうせ無視されるのがオチといった空気が濃厚だったこともある。さらに個人的な印象だが、バーレーンの学校や病院のいくつかは、クウェートの資金援助で建てられたということも大きいように思う。<br /><br />　それが今回はＩＨＦが日本などの抗議を認め予選のやり直しが決まったことで、こういった記事が出始めたのだろう。<br /><br />　今回のこの記事に対する私の周囲のバーレーン国民の評判は上々で「（遅まきながら）よくぞ言ってくれた」という感じの人が多い。今後もこの流れが加速して、大きな変化につながることを望む声がほとんどである。<br /><br />　冒頭にも書いたが、日本では今回の件を「中東の笛」といった表現で中東、特にクウェートが加盟するＧＣＣなどの湾岸諸国をひとまとめにして批判する風潮もあるように感じられるが、少なくとも今回の記事を読む限り、バーレーンの国民は日本を応援しているように思える。サッカーのバーレーン代表サポーターを自認する筆者としては、日本のファンにはこうした状況があることを分かっていただければ幸いだ。引き続き、この問題はウオッチしていきたい。<br /><br /><strong>　※　ＧＣＣ・・・中東地域における軍事・経済・文化などの地域協力機構。サウジアラビア、バーレーン、カタール、クウェート、オマーン、ＵＡＥの６カ国で構成され、諸国内の人的交流が非常に多く、いざとなったときの結束が比較的固いことで知られる。</strong><br /><br /><strong>　＜写真はハンドボールの北京五輪男子アジア予選の日本対クウェート戦で試合終了後、判定をめぐり一時騒然とする両チームの選手ら（共同通信）＞</strong><br />]]>
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    <dc:date>2008-01-17T15:56:58+09:00</dc:date>
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      <![CDATA[<p>　Ｗ杯アジア３次予選スタート（２００８年２月６日）まで、１カ月とちょっとになった。アラブ各国も親善試合の予定をほぼ固めた国が多く、湾岸諸国などの中東各国にて実に多くのゲームが組まれており、かなりの試合をバーレーンでもＴＶで見ることができそうだ。</p><p>　日本代表と同じ組に入ったバーレーン、オマーンの湾岸小国勢の動向も日本人である筆者としては気になるところだが、こちらでの注目度の高さではやはり死の組となった１組（オーストラリア、中国、イラク、カタール）であろう。中でも注目は中国代表の動きである。２月６日の初戦がイラクとアウエー（場所はアンマンかドーハでは？）で対戦ということで、中東大遠征を計画している。とりあえず今のところ決まっている予定はこうだ。<br />１月１０日　対ＵＡＥ代表&nbsp; (ドバイ)<br />１月１２日　対ハンブルガーＳＶ(ドバイ)<br />１月１６日　対レバノン代表（サイダ）<br />１月１９日　対レバノン代表（サイダ）<br />１月２８日　対シリア代表（ダマスカス）</p><p>　実に１カ月近くにわたって中東を転戦して初戦を迎えるという周到ぶりだ。ちなみに、バーレーンやオマーンも日本対策ということなのだろう、マッチメークを望んだようだが、今のところうまくいっていないようだ。中国代表がここまでしてアラブ対策をするのは３次予選全６試合中４ゲームがアラブ勢と対戦するからなのは間違いないだろう。そして、はからずも死の組に組み込まれたという危機感もありそうだ。</p><p>　もう１つ考えられるのは、中国代表はここ最近アラブ勢と真剣勝負をしていないこともあるのではないか。昨夏のアジア杯ではアラブ勢との対戦はなかった