アラーの国のフットボール

日本に惨敗で激怒「カタールの恥だ」


海島健さん

海島健さん (2)

2008/11/20 22:21

<W杯アジア最終予選:日本3-0カタール>◇A組◇11月19日(日本時間20日)◇ドーハ
 ホームでカタール代表が日本に完敗し、1時間もたたないうちにカタールのスポーツチャンネル、アル・カスの会長に届いた怒りのメッセージは100を超えたという。

 抗議で一番多かったのが「アル・カスTVよ、よくもわれわれをだましたな!!」というものだ。
 アル・カスTVがどのように視聴者を「だました」のか、少し説明をしてみよう。日本戦の前、アル・カスは自国の代表に自信たっぷりで「日本には勝てるぞ。皆さんスタジアムへぜひいらしてください」とやっていたのである。カタール代表に自国リーグのQリーグの試合を免除させ、長期間合宿をし、イラン代表と韓国代表というアジアの強豪とも親善試合をこなし準備万端。一方、日本代表のドタバタぶりなども情報として入っていれば、アル・カスでなくても「これはいけるぞ=勝てるぞ!!」と思っても無理はない。

 

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 その上、わざわざ(カタール人にとって)寒い中、スタジアムに足を運ぶことを面倒だと考える(入場料は今回もやはりただ)カタールサポーターにスタジアムに来てもらわないことにはホームの雰囲気もでないことから「是非いらしてください」とやった。学校などを通して学生にも来場を呼びかける挙国一致ぶりだった。だが、はるばるスタジアムに観戦にいってみれば予想外の完敗で、最後は闘志も失ったように見える情けない戦いぶりに怒り爆発(=だまされた)ということなのだ。

 さて、そのアル・カスTVでは試合後にこの試合に関しての討論会を放送したが、パネリストがカタール代表をムチャクチャにこきおろした。

 「0-3大敗という結果のみならずすべてがダメダメ。試合内容のひどさ、選手のモチベーションの低さ、ボールを奪いにいくファイティングスピリットのなさ。2点入れられてもなおディフェンシブにしか戦えないってどういうこと?」

 (画面に向かって選手に語りかけるように)「君たち選手は今日ピッチに立っていただけでサッカーをしていないよね。今日はあれでベストを尽くしたのかい?」

 「オーストラリアに0-4、日本に0-3。バーレーンとの引き分けもきちんと勝っておくべきだった。ガルフ杯ももうすぐそこまできているのに、なんてこった!!」

 などと延々と続いた。(われわれが視聴者をだます結果になったのも代表が不甲斐ないからだ)というエクスキューズにも聞こえなくないが。

 批判の矛(ほこ)先は選手やコーチのみにとどまらず、サポーターにも及んだ。闘莉王に3点目を奪われると試合途中で勝負をさっさとあきらめて帰路についたファンに対するものではない。
 ごく少数の「親日」サポーターに対してである。スタジアムの中に(日の丸などを振って?)日本のサポートをしていたカタール人がいたようで、その人に「なぜカタールではなく日本の応援をするのですか?」とインタビューしたところ、「カタール代表は外国人ばかりのチームなので、日本を応援しています」と答えた。また、日本の応援席にいたソウブ(こちらの民族衣装)を着たカタール人が日本の得点ごとに大喜びしていたことも問題になったようで、実名で報道され非難されているようだ。
 パネリストは「お前らはカタールの恥だ」とかなりお怒りである。カタールがきっちり勝っていれば「いるよねこんな人も」くらいで済まされたのかもしれないが、この負け方では「こういう輩(やから)がいるからダメなんだ。縁起でもない」となってしまったようだ。

 アル・カス自身「我々は今日まで選手をほめちぎって過ごしてきた。悪口なんか言わなかったし問題点をあげつらったりもしなかった。でも、ちょっとおだて過ぎたかもしれない」と反省してもいるが「あんなプレーをした選手たちにはやはり国に謝ってほしいですね」とかなりまずい雰囲気だ。
 もちろん、試合後サポーターは「メツ(監督)なんかやめさせろ」と選手に叫んでいたのだが、そんな問題は小さいことに見えてしまう。

 湾岸諸国の中でも国籍取得選手に頼る代表強化を極端に進めてきたカタール。その是非はカタールの対岸である、ここバーレーンでもよく議論になる。そして、結果が出ないことにより、世論を含め一気にカタールは内部崩壊していきそうな雰囲気すらある。

※写真は試合後、サポーターに向け挨拶する日本代表(撮影・鹿野芳博)

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コメント (4)

プーアールさん

プーアールさん (0)

2008/11/25 01:12

実は、最近の岡田ジャパンのチーム状態が上向きであり、何よりも守備コンセプトの修正が1戦ごとに成果を上げておりましたので、カタール戦はかなり期待ができる状態ではありました。

このカタール戦によって守備は理想形に近いカタチを見出し、攻撃も守備と両立可能なシンプルで得点に直結するカタチを探り当てる事に成功した岡田ジャパンは、選手起用のベンチワークも含めて1つの理想とするスタイルを実践する事ができたと想います。
岡田ジャパンにとっては、試行錯誤の時期を抜けて上昇する転機となる試合になりそうです。

しかし、ゲーム立ち上がりの前半10分頃まではカタールペースでしたね。
遠藤がマークしきれなかったマジドが2度のセットプレーのチャンスで1点でも取っていれば流れは変わっていたでしょう。
それに、メツの起用したハルファンとハリーファの2人のドリブラーも寺田と長友を十分に苦しめていたと想います。

今度の日本での再戦時にメツがいるのかどうかは判りませんが、カタールのリベンジを楽しみにしたいと想います。

海島健さん

海島健さん (2)

2008/11/25 05:05

カタールのリベンジですが、アル・カスTVでは識者が「安易な国籍取得を見直すべきだ」といった意見や「Jリーグのやり方はすぐれものだ。日本に学べ」という声もでてきました。

今後どう対処していくのか見守り続けましょう。

海島健さん

海島健さん (2)

2009/03/14 21:30



カタール代表、6月の豪州戦、日本戦に向けた強化試合がほぼ決まった模様。

5月26日 サウジアラビア戦(ドーハ)
5月30日 エジプト戦(カイロ?)

この時期にはカタール国内のリーグ戦やカップ戦などもすべて終えており、W杯最終予選に焦点をあてた合宿などもばっちり組めそう。

海島健さん

海島健さん (2)

2009/03/14 21:41

きたる3月28日、カタールはアウェーのウズベキスタン戦ですが、サッカー協会(か政府?)が費用を負担して、航空機3機分のサポーターをタシケントに連れて行く予定だとか。

大人のみならず、学校の学生にも声をかける。
先生も引率名目で一緒にいくことができる。
応募が殺到してもめそうですね。

そして、4月1日はマナーマにてプレーオフの座をめぐる戦いバーレーンVSカタールです。



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