|
海島健さん (2) |
2008/12/07 20:10
W杯アジア最終予選には勝ち上がれなかったイラク代表。3次予選で死の組と呼ばれた豪州やカタール、中国と同じグループになって敗退したものの、来る09年は大忙しだ。1つが1月4日から始まるガルフ杯(オマーン開催)で、もう1つが6月14日に開幕のコンフェデレーションズ杯(南アフリカ、以下コンフェデ杯)である。 A組 南アフリカ、イラク、ニュージーランド、スペイン イラク国民にしてみれば非常に運のいいドローになったというのが正直な気持ちだろう。11月24日のバーレーン紙「アル・ワサット」にも、「イラクのコンフェデ杯はW杯を逃した償い」というタイトルで、イラクサッカー協会フセイン・サイード会長の談話が載った。 07年アジア杯優勝の立役者、イラク代表FWヨーニス・マフモッド(今季よりアル・アラビ=カタールリーグ)も「この組み合わせならイラクは何かができる。ただ大会に顔を出すだけでなく成果を出すよ」と述べている。 さて、ラッキーなドローになったとの思いは開催国南アフリカも同様で関係者が「イラク(やニュージーランド)と同じ組でうれしい」という趣旨のコメントをもらす。それを(マスコミなどから?)聞かされたイラク代表監督のビエイラ氏(07年アジア杯優勝時の監督でもある)は、すぐさま反論した。「07年アジア杯のドローの時も開催国に同じようなことを言われたが(同じ組になったタイのことか?)1次リーグ突破(開催国の1つでイラクと同組のタイは敗退)はおろか、最後には優勝カップを持ち帰ったことをお忘れなく」と。
このビエイラ監督の考えているイラク代表強化策がこれまたすごい。3月までのものがわかっているが、ちょっと紹介してみよう。 1月23日-2月7日 (ビエイラ監督の母国でもある)ブラジルで合宿 2月10日にコロンビア戦(orエクアドル戦) 3月24日 日本戦(日本で実施が濃厚) 3月28日 韓国戦(韓国で実施が濃厚) と世界中をめぐる(UAE-オマーン-ブラジル-UAE-日韓)壮大なもの。ただ、まだ戦時下にあるイラクという国の代表なので、これらの計画はすべて「(何らかの形で)予算がつけば」という条件がついているようだが。それにしてもイラク本国のホームに帰ることもなく(帰ったら危ないので仕方がないのだが)ドバイをベースに世界中で武者修行をする。 インフラの整備や国内の治安状況が不安視される南アフリカで開催される今回のコンフェデ杯だが、イラクの関係者にしてみれば「南アの治安? 命をとられるわけじゃないだろ? 余裕だよ」などといったノリで、のびのびプレーをするかもしれないなどと勝手に想像してみたりもする。 イラク代表の年明け一発目が、わがバーレーン代表との一戦。こんなイラクをめぐるドラマに思いをはせるとどちらを応援したらいいのかわからなくなるというのがこのコラムを書いているときの正直な気持ちだが、大会が始まれば「それいけバーレーン! イラクをぶっ倒せ!」になるんだろうな。 ※写真は07年アジア杯開幕戦のタイ-イラク(撮影・海島健)
|
|
海島健さん (2) |
2009/06/15 02:39
|
|
海島健さん (2) |
2009/06/15 16:11
ちなみに、イラクの直前合宿の場所はドーハでした。
|
|
海島健さん (2) |
2009/06/16 01:52
|
|
海島健さん (2) |
2009/06/22 16:41
|
トラックバックは受け付けていません。