きょうも元気だ野球を見よう!

29歳・三橋尚文の1安打ピッチングに感銘


小関順二さん

小関順二さん (8)

2008/05/13 13:09

 前回は市立柏高・松村のピッチングを紹介した。それ以降、更新が遅れたが、野球を見ていないわけではない。◇5/4 京都国際高対桂高、綾部高対龍谷大付平安高、◇5/5 南丹高対立命館宇治高、府立工対福知山成美高、◇5/6 亜大対日大、立正大対青山学院大、5/9 かずさマジック対NTT東日本、日産自動車対富士重工業、鷺宮製作所対JFE東日本、5/12 東海大対明治学院大、筑波大対帝京大――を見て回った。この中で注目したのが次の選手たち。
 杉山晃紀(綾部高・投手・右左・184/76)、申成鉉・シンソンヒョン(京都国際高・遊撃手・右右・183/83)、金子侑司(立命館宇治高・遊撃手・右左・推定178/68)、山口拓也(立命館宇治高2年・中堅手・右右・推定179/76)、井上雄介(青山学院大・投手・右右・181/83)、三橋尚文(JFE東日本・投手・右右・184/78)、菅野智之(東海大1年・投手・右右・185/82)
 杉山はMAX147キロという噂を聞いて、矢も盾もたまらず、宿の予約が取れない5/4に京都を目指した(京都、奈良のホテルは全滅、大阪はカプセルホテルだけ予約可能だった)。しかし、そのピッチングはこちらの熱意ほどにはよくなかった。この日のストレートのMAXは141キロ。ピッチングはスピード競技ではないので、これはそれほど気にならない。しかし、ピッチング全体が未成熟なのである。イニングどころか打者によって良かったり悪かったりの繰り返し。マスコミは無名選手ほど過剰に騒ぎがちだが、1巡目指名は正直ないと思った。申に対しても同様である。運動能力、身体能力は高いかもしれないが、打者でまず注目しなければならないのはバット操作とグラブさばき。これがまだまだヘタクソだった。むしろ金子、山口の立命館宇治コンビのほうがよく見えた。山口は試合前のキャッチボールで投手のようなフォームで投げていたので、来年はそっち方面で話題になっているかもしれない。
 大学生では井上のスライダーに魅了された。打者近くで変化するとこれほど打者は打てないものなのかと改めて教えられた。三橋はもう終わった選手かと思っていたが、5/9の関東選抜リーグでのピッチングは見事だった。与えたヒットは3回の1本だけ。大田スタジアムのスピードガンは抑制が利いていて、ドラフト上位候補・野上亮磨(日産自動車・右右・175/65)ですら138キロがMAXだった。それが三橋はそのほとんどが140キロ台を記録し、MAXは146キロ。このストレートに真横変化のキレ味鋭いスライダーが加わり、鷺宮製作所打線は手も足も出ない有様。29歳になるが、まだまだ注目しなければいけない選手だと痛感した。

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