小関順二の08年夏 甲子園の逸材

横浜1年生、大石竜太の脅威の足


小関順二さん

小関順二さん (8)

2008/08/13 10:21

 大会11日目(8/12)の第2試合、横浜対広陵戦はこの日最高の組み合わせになるはずだったが、エラーが多く(広陵3、横浜2)、四死球が多く(広陵4、横浜6)ダレた試合内容になってしまった。その責任の大半は先発両左腕、森宗順平(広陵)と土屋健二(横浜)にある。森宗は6/8に行われた中国大会、対倉敷商戦に先発し、20奪三振という快挙を達成している。それを目の前で見たため森宗には過剰な期待を寄せたが、夏の広島大会の成績(10回投げて被安打11、奪三振13、与四死球7、失点5)を見れば過剰な期待をしてはいけない選手だった。力量はもちろん十分すぎるほどあるが、それが安定して発揮されるタイプではないのだろう。技術的なことを言うと、長所である「右肩を開かない」ことを必要以上に意識して、森宗は腕が振れなくなってしまった。開かない限り投げられないのだから、少しくらいは許容範囲だと開き直るくらいのいい加減さがほしかった。
 土屋もピリッとしなかった。いつ見ても思うことだが、土屋からは投手としてやっていくんだ、という強烈なアピールが感じられない。やる人間がいないからしょうがなくやっている、どうもそんな空気を感じてしまうのだ。これはもちろん、打者としての有り余る素質があるからそうなってしまうのだが、その打者としての輝きも今大会からは感じられない。
 よかったのは横浜の2人の下級生、筒香嘉智(2年・一塁手)と大石竜太(1年・遊撃手)だ。筒香は好打者に共通する「動きの小さい体重移動とバット操作」を備えている。この小さい動きの中から素早くヘッドが出る、というのが最大の長所。夏の大会前の練習試合で筒香と対戦した東浜巨(沖縄尚学)と伊波翔悟(浦添商)は揃って、「これまでに対戦した中で最も印象に残っている選手」として筒香の名前を挙げている。南神奈川大会は打率・167と絶不調だったが、本大会で当たりを取り戻し、スカウトの注目度はグンとアップした。
 大石は第3打席の三塁打とライトのエラーで一挙にホームまで生還した脚力が何といってもすごい。ホームまでの到達タイムは14・85秒。ホーム1周はプロの俊足・鈴木尚広(巨人)で13秒台前半といわれるが、これは状況判断をしなくて済む練習でのこと。外野や内野の動きを見ながら14・85秒で生還した大石の脚力は十分、鈴木尚に匹敵する。

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コメント (1)

はじめ@あぐりSNSさん

はじめ@あぐりSNSさん (1)

2008/08/16 17:11

大石君、守備もいいですね。
聖光学院戦での8回表のバックホームもいい送球でした。
点差があるのに集中したいいプレーでした。



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