笑TVベストテン

別報(#7)アーカイブス/昨年(2006)の「ガキの使い大晦日スペシャル」のレポート


松田健次さん

松田健次さん (3)

2007/12/29 21:57

年末年始でもっとも期待が高まる笑TVのひとつが、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけない病院24時」。 前あおりの番組も27(木)午後にオンエアされ、また昨年の「絶対に笑ってはいけない警察24時」もDVDリリースされました。

ご参考までに、昨年の「絶対に笑ってはいけない警察24時」のレポートをコミュニティにアップしましたので、どうぞご覧ください。

 

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけない警察24時」                                                                                                                          日テレ 2006/12/31  21:00~24:15

紅白でDJ・OZMAが全裸スーツを着用しNHKに抗議電話が殺到したとか、K‐1Dynamiteで桜庭和志が秋山成勲にボコボコにされ、のちに秋山の禁止クリーム使用というルール違反が発覚したとか、スキャンダラスな話題が年明け以降も尾を引いた大晦日のテレビだったが、もっとも正当な「事件」として評価を受けるべきは「ガキ」の3時間15分だったのでは。

年またぎ番組で収録モノを放送するという日本テレビの異例の編成。そこからは「内容に対する自信」がビリビリと伝わり、仕掛けた笑いが連綿とブレイクしていくガキの不夜城だった。

番組の内容は以下。

浜田雅功、山崎邦正、ココリコ遠藤が、絶対に笑ってはいけない「しゃくれ警察署」の新人研修に配属され、朝9時から24時間に渡る軟禁が始まる。署の受付けでペットボトルのお茶をガブ飲みしながら説明する麗子さん、山崎だけ警棒がゴボウ、遠藤のデスクの引き出しに詰め込まれた千秋の写真、朝の集会に現れたズーズー弁の三上課長、ガソリンスタンドで語尾に「ゼーット!」を連呼する水木一郎、交通機動隊の訓練隊長・六平直政によるアバウトな挨拶「先週の訓練でも私の失敗で50~60人の尊い命が失われたばかりだ」・・・・、失笑せずにいられない小ネタから、スピード横転のド級カースタント、ヘリの激風に煽られながら現れる薄毛の海原はるか、爆弾処理班・板尾の大爆破など大ネタまで、あらゆるステージで笑いが三人を待ち受け、尻叩きの罰が延々繰り返される。

数え切れないほどの仕掛けの中で、文句なしに針を振り切ったのは――、

☆  殉職した板尾巡査の葬儀でライクアバージンにのって踊りまくる「板尾の嫁」。供花の立て札に正拳突きをかまし、僧侶の頭を引っぱたき束ねたロングヘアーをそのハゲ頭に叩きつける。

☆ 霊安室での西川史子先生。「(死体は)こういうスリッパで叩いても微動だに致しません」と、横たわる温水羊一の顔面を容赦なく打ちつける。さらにパイ投げのパイを顔面に押し付け「例えば鼻と口を閉じてしまいましょう」と、冷淡な演技を黙々とこなす。

☆ 就寝した三人に無理矢理聞かせる天の声「ショウヘイヘイ~、ショウヘイヘイ~」。二回目で強引に音程が上がるだけのナンセンス。加えて音効で語尾にディバーブ(音の揺れ)をかけまくって伸ばすバカバカしさ。

そして最後のステージ「研修課程修了式」で、ズーズー弁・三上課長のリフレインでダメ押しを受け、ようやく解放された三人。しゃくれ警察の門を出て「長かったなぁ」とつぶやきながらを街へと続く一本道をよれよれと歩いていく――、

山崎「笑いましょうみんなで! 卒業ですもん!」                                                浜田・山崎・遠藤「ワッハッハッハッハッハ!」

三人のバックショットがクレーンカメラでパンアップし俯瞰となっていくラストシーン。スタジオでモニターを見る松本「ホンマ映画みたいや・・・」。その言葉通り、この抑圧(笑圧)から解放されるラストはティム・ロビンス主演「ショーシャンクの空に」(1994)に匹敵する「いい絵」だった。

「しゃくれ警察署」の膨大な仕込みを成し遂げたスタッフに敬礼。板尾の嫁と西川史子に最優秀助演女優賞を。

   

 

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