NUGNUGの日記

とっても楽しい関西出張 /その他


2007/07/06 16:34

 私の辞書に「成長」という言葉はないようだ。

 大阪出張でまた失敗劇を繰り返してしまったのだ。

 私こと「NUGNUG」は兵庫県出身ということもあって、関西に出張すると大人気なくはしゃいでしまう。先日もそうだった。充実した会議のあと、「宴」が始まったのは午後7時のことだった。オフィシャルな「宴」に個人的な先輩を呼び出すなど、傍若無人ぶりを発揮。私にとって、とっても楽しい飲み会は場所と相手を変えながらひたすら続いた。2次会、3次会…。気が付けば時計の針は午前4時を過ぎていた。

 まったくと言っていいほど自分の財布からお金を出していない。さらに、酔って気が大きくなっているはずなのに、持ち前のセコサがここで出た。大阪勤務の年下の同僚に言っていた。「ホテル取ってもらっていたけど、もうエエワ。オレ、始発の新幹線で帰るワ」。

 まず、ここで誤算があった。5時過ぎには動いていると思った始発の新幹線は午前6時だった。改札口は冷たくシャッターで閉ざされていた。NUGNUGは酔っていた。ここで不覚にも眠りに落ちてしまったのだ。ストレートな表現をすると、一時的にホームレスの皆さまの仲間になったのだ。誰かに起こされた。親切な人だったのだろうけど、NUGNUGは毒づいた。「大丈夫に決まっとるやんケ」。ホームに駆け上がり、博多行きの列車に乗り込んだのだ。

 ここで再び、記憶が途切れる。

 ちょっとした振動で目が覚めたのは、後から考えると午後7時30分ごろのことである。駅に到着していた。周囲の席には誰もいない。「あっ、着いたんだ」と思い電車から飛び降りた。「博多駅、模様替えしたんだ」と、心の中で思ったのは覚えている。自分の愚かさに気付いたのは自動改札を抜けてからだ。目に「広島」という文字が飛び込んできた。

 横にJR西日本の女性社員がいた。NUGNUGはここでも毒づいた。「なんで広島やねん。博多やと思って、降りてしもたやんケ。はよ切符、出せ!」。若き女性社員の目は怯えていた。言われるがままに自動改札機を開け、回収した切符から“博多行き”の私の切符を取り出してくれた。NUGNUGは満足してホームを駆け上がり、また車中の人となった。

 これで終わらないのが悲しい。同じことを小倉駅でもやってしまった。ただ、今度は学習効果があった。ホームで「ここは博多とちゃう」と気付いたのだ。しかし、新幹線はすでに動き出していた。小倉駅のホームで、博多に帰るのに、なぜ新幹線を2度も乗り換えなければならないのかを自問自答した。なぜか目に涙が浮かんだ。哀れだ。いや、惨めだ。

 新大阪駅に着いたのが午前5時前、博多駅に到着したのは午前10時をまわっていた。通常なら2時間30分の旅が…。ただ、1つだけ自分を褒めた。NUGNUGは何も落としてはいなかった。ライターは増えていたし、誰のだか分からないちょっぴり高そうなボールペンも胸のポケットに増えていた。

 いやいや、本当に楽しい関西出張だった。

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