2008/05/20 20:07
【濃密なハードトレメニュー】※写真説明・中畑正彦(左)池田智毅(右) 中畑正彦(44歳・和歌山・59期・S級2班) 池田智毅(37歳・和歌山・68期・S級2班) 池田が中心となっている練習グループはハードなトレーニングと緻密な練習メニューで有名だ。中畑も池田の練習に参加してから復活の道をたどり始めた1人だ。「今から4年くらい前、松山のA級戦でちぎれたショックで途中欠場し、気持ちも体もボロボロになっていたころ、池田に一緒に練習しないかと声をかけられたんです。あの時、池田に会っていなければ選手として終わっていたと思う」と中畑は振り返る。 「同級生の今泉元嗣(愛知)や藤野義高(佐賀)も頑張っているし、まだ落ち込めないですよ。しかも生活がかかっているし(笑)」。モチベーションが下がりかけているタイミングを逃さず、若い池田がハッパをかける。 「中畑さん、もう一本もがきましょう」。厳しい練習にも「もう勘弁してよ」と言いながら歯を食いしばる中畑。中畑には昔からレースに対する素養があった。ただ、どん欲さに欠けていたのがマイナス材料だった。池田はそんな中畑の性格を見抜いていた。そして年の上下は関係なく鍛え抜いていった。 和歌山グループを指導する池田の練習の原点は村上義弘を中心とする京都グループの練習だった。「彼らの練習は半端じゃないですよ。でも彼は惜しげもなく親切に教えてくれるんです。せっかく教えてもらってるのに無駄にはできないでしょう」と言葉に力を込めた。 池田の練習方法は、その選手の個性に合わせたメニューを組むことだ。「自力、追い込みと脚質の違う選手に合わせた練習方法があるし、その中でインターバルを取り入れたり、して毎日工夫してますね。そうすることによって漫然としたムードを取り払うことができるんです。さらに自分が練習を先に止めることはありません。自分が止めないから周りも止められない状況を作っているんです。これも厳しさの一環でしょうね」。 池田を慕って練習に参加する選手は多い。地道な努力を続けていれば勢いに乗る京都勢に次いで、いずれは花が咲く時がくるだろう。
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