2008/05/15 03:39
些か、大仰ですが。 試合を観戦していて感じることの一つに、 「軸足に乗せた体重を、如何に指先から放たれるボールへと、乗せられるか」 こちらが、挙げられます。 この点。 今日の試合で通算3000投球回を達成したドラゴンズの先発、山本昌投手。 金曜の試合で通算1000奪三振を達成したカープの先発、高橋建投手(2008-05-11付記事:080509(金)C0-1Ys@神宮~両左腕の好投の陰で気になった、両軍の差。) グラブを高々と掲げるワインドアップから大きく足を上げて軸足にしっかりと体重を乗せる彼らのフォームは、将にそのお手本。 しかも。 ワインドアップ時はあれだけダイナミックなフォームであるにも、かかわらず。 高橋建投手は、クイックモーションに特化したスライドステップの達人(1.0~1.1秒台を叩き出す、球界でもトップクラスの左腕!)。 山本昌投手は自身のワインドアップモーションから省ける箇所を極限まで殺ぎ落としたフォームで、十分にランナーを牽制できるタイムを計測(1.2秒台で、合格点)。 軸足にタメを作ることと素早く投球動作を完了させるという二律背反を、見事に両立させています。 ヒーローインタビューで通算3000投球回(過去25人)の話題を振られたこの日の山本昌投手。 「長くやってますんでね、そういうこともありますけど、いやもう、チームが勝ってよかったです」 このように、謙遜されていましたが。 3000投球回にしろ、1000奪三振にしろ、 「歴代の監督に信頼されるに足るピッチングを何シーズンにも渡って続けない限り、絶対に達成することができない数字」 です。 そのことを可能にする、高い技術。 素晴らしい両ベテラン左腕に、敬意を表します。 唐川投手や村中投手は、果たしてこの系譜に連なることができるのか(2008-05-14付記事:080513(火)M8-2F@東京D~唐川投手、三連勝。)。 「最近のプロ野球は、つまらない」 面白い冗談も、あるものです。 追伸 守備中に足?を痛めて途中交代した森野選手。 ドラゴンズのみならず北京五輪でも貴重な戦力なだけに、状態が心配されます。 なお。 代役としては、この日も彼の負傷交代を受けて出場した藤井選手を推したいところです。 俊足、好守、強肩。 この試合の8回裏、三番田中浩選手の抜ければ確実に三塁打という右中間の当たりを抜群のスピードと進入角によってフェンス手前で押さえ素早く返球、二塁打止まりにしたプレイがありました(サードコーチャーの制止を受けたこともあり、二塁到達は手前で緩めて8.42秒)。 次の四番ガイエル選手の二球目(0-1)に、チェン投手がワイルドピッチで三進も、ガイエル選手はノースリーから三振(谷繁捕手は0-2から外すつもりに見えましたが、チェン投手が中にねじ込みました)。 タラレバは、ありませんが。 藤井選手の、見えないファインプレイでした。 また。 7回途中から登板した、前出のチェン投手。 若干背中を入れるフォームからインステップ気味に踏み込み、右打者の内角へえげつないボールを投げ込んでくる様は、先日の篠田投手にもダブる厄介さ加減(2008-05-12付記事:080511(日)C2-1Ys@神宮~篠田投手、プロ入り初先発初勝利。)。 ノーワインド時の伸び伸びしたピッチングから比べると、セットからの投球にまだまだは改善の余地が感じられるものの、そこは若さゆえ。 これからいくらでも、修正ができるでしょう。 北京五輪には。 台湾も、出場します。 チェン、五輪台湾代表入りへ(08年5月8日付:中スポ) > 2008年5月8日 紙面から > 中日のチェン(陳偉殷)投手(22)が、北京五輪の台湾代表チームに選出されることが確実になった。7日、台湾棒球協会の林宗成秘書長(理事長)がナゴヤドームを訪れ、西川順之助球団社長ら球団首脳と会談。現時点で候補選手に入っていることの説明と、本大会での協力を要請した。 > > 「(台湾出身選手が所属する)関係各球団にあいさつに回っているということでした。選ばれたときには協力しますよ。本人にとっては名誉なことですから」と西川球団社長。日本代表と同じく、全面協力するのが球団の基本方針だ。 > > 「球団と(後見役の)大豊さんにお任せしていますが、自分としては出たい気持ちがあります」。04年のアテネ五輪に続く選出に、チェン本人も意欲的。この日の広島戦では7回に2番手として登板し2失点も、一昨年に手術した左ひじの状態は良好だ。6月に60人、7月に30人と候補者を絞っていくが、チェンの選出は有力視されている。 > > また、中日は日本代表候補にも10選手が入っており、相当数の選手が夏場に離脱するのはほぼ確実な状況だ。 広島高橋建、球団記録目前無失点ストップ(08年5月10日付:ニッカン) > <ヤクルト1-0広島>◇9日◇神宮 > 広島高橋は少し怒っていた。7回1失点と好投したが0-1の完封負けを喫した。チームの投手最年長は「どうしたら勝てるのか。これからも限りなくゼロ(失点)に近い投球を続けることですね」と肩を落とした。 > > 4回にソロを浴びて連続イニング無失点は29でストップ。佐々岡真司氏(野球解説者)が持つ30イニングの球団記録を目前で逃した。「もう少しで佐々岡さんに追いついたのに。すごく残念」。たった1点が致命傷になった。4月19日の巨人戦は1-0の完封勝利。同26日の横浜戦も2-1でギリギリ白星がついた。打線の援護がない。 > > 2回に通算1000奪三振も達成。試合後、ロッカーで恒例の乾杯で祝福されたが、高橋も周囲もとても笑える状況ではなかった。「これからも自分の投球を続けていければ」。この5試合で2失点の39歳左腕は懸命に話した。 > [2008年5月10日11時7分 紙面から] 【中日】山本昌195勝3000投球回を達成(ニッカン速報) > <ヤクルト1-4中日>◇14日◇神宮 > 中日の山本昌投手(42)が今季2勝目、通算195勝目を挙げた。5回3分の2を6安打1失点の内容で、ウッズ、李、中村紀の3本のアーチに援護された。史上26人目の3000投球回数も達成。「効果的に点を取ってもらってホッとしています」と話した。チームの連敗は3で止まった。 > [2008年5月14日22時48分] 中日・山本昌が連敗止める2勝目 見せつけたベテランの強さ(サンスポ速報) > (セ・リーグ、ヤクルト1-4中日、8回戦、中日5勝3敗、14日、神宮)六回二死を取った直後に暴投で失点し、さらに死球を与えたところで降板となった中日・山本昌の背後に『祝3000投球回』の文字がデカデカと浮かび上がった。少しバツが悪そうに花束を受け取った42歳は「しっかりアウトを取って代わりたかった」と頭をかいた。 > > 立ち上がりから低めへ切れのある直球を投げ込み、二回までに4三振を奪った。六回に制球を乱してスタミナ面に課題を残したとはいえ、責任を十分に果たしチームの連敗を3でストップ。ここ数試合ふがいない投球が続いていた若手先発陣の前で、ベテランらしいたくましさを見せつけた。 > > 素朴な人柄で、試合後にヒーローインタビューに指名されると、驚いたような表情で「オレ!?」と自分の胸を指さした。3000投球回について問われ「長くやってるんでそういうこともあるが、チームが勝ってよかった」とコメントすると敵地に詰め掛けた観客から大声援を受けた。22年前に初めてプロのマウンドを踏んだ思い出の神宮で節目の数字を刻み、目標とする通算200勝にもあと『5』とした。 > > ■データBOX > 山本昌(中日)通算3000投球回 14日のヤクルト8回戦(神宮)で達成。プロ野球26人目。初登板は1986年10月16日のヤクルト戦。 > > ★森野が故障で途中交代 > 中日・森野が三回の守備で、川島慶の飛球を追おうとした際に故障した。ワンバウンドで捕球し、片ひざをついて返球した後は立ち上がれず、担架でベンチへ下がった。左脚を痛めたようで、左ふくらはぎ部分にアイシング処置を施し、松葉づえをついて試合中にトレーナーとともに球場を去った。チームは詳細を明らかにしなかったが、復帰までに時間がかかる模様。落合監督は「144試合同じ先発でいきたかったが、悩むことはない。(代わりの)メンバーはいる」とコメントした。 > > ◆中日・ウッズ > (六回に7号ソロ) 「そんなに感触はよくなかったが、どうしても追加点が欲しかった」 > > ◆中日・李炳圭 > (七回に6号ソロ) 「1点差に追い上げられていたので、集中して打席に入った」
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