破滅型ギャンブル記者のナルシスト宣言

坂の上の雲ミュージアム /競輪・競艇


2009/11/22 00:40

 松山場外で、ナイター取材まで競輪祭2日目のメイチ勝負をするか、観光するか、迷いに迷ったが、後者にした。というのも前回オールスターで松山に来た時に、仕事帰りに寄ったら休館日だったからだ。

 読み直せば、読み直すほど「坂の上の雲」は奥が深い。乃木将軍が名将か迷将かの批判は多いが、この本が素晴らしいストーリーテリングと、明るい明治への賛歌、失われた日本人の良質な部分への鎮魂歌、壮大なスケール、深い歴史観そして何よりも個人的に大好きな正岡子規への愛に充ち満ちていることか。


 今回持ってきた本も同じく敬愛するノンフィクションライター関川夏央の「坂の上の雲と日本人」。行のしおかぜ号と宿舎で一気読みしてでかけた。


 中身は、うーん、まあファンなら楽しめるか否か、ギリギリの線。それ以外の人には退屈かというところか。まあ土曜日に恒例というやっているヴィオリラ(初めて聞いた琴とヴィオラを足して2で割ったみたいな楽器)と琴の演奏が聴けたこととサンケイ新聞連載中のゲラ刷りと直筆原稿をみられたことに感動して出た。そしてほんの近くにある秋山兄弟の生家へ。そこで秋山好古の辞世の言葉が小説の中では「奉天へ」と書かれていたが、立ち会った真之の3男は「馬を引け」だと証言したビデオだ。でもどちらが真実でも好古が最後に見据えた風景があの日露戦争の戦場の荒野であったのは間違いなかったことは確認できた。

 その後は夏目漱石と正岡子規が過ごしたという「愚陀仏庵」を模した建物や東雲神社と紅葉に染まった松山城跡などを急ぎ足で見物、いざ松山ナイター取材にリフレッシュして臨んだのだ。

 入って、競輪祭の途中経過を聞いて、思わず「正解」と心の中で叫んだ。1Rから場外勝負したら確実に惨敗してだろう。ギャンブル運は確実に上向きだ。

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