破滅型ギャンブル記者のナルシスト宣言

ふるダビ前の福井決戦3 /競輪・競艇


2008/05/16 10:24

 最近は3泊4日以上の出張が多かったので、朝ホテルの露天風呂(これはもう最近の出張では欠かせませんな)に入っていって、「もう終わりかよ」と猛烈な寂しさを覚えた。


 今日も初夏を思わせる快晴にスーツケースを抱えるというハンデはあったが、川沿いののんびりした風景を見ながら、タクシーを使わずに30分強の道のりを歩いて通った。


 しかし、今日あいさつに行ったここの競輪場の施行社事務所は異常におかしい。ちいさな円筒の建物でらせん階段、おまけにうっすらピンクががっているという何ともメルヘンチックなのだ。「考えたはヒッチコック好きか」とつぶやくと他のベテラン記者は即座に「いや多分ムーミン好きや」と解答。本当にムーミン村みたいに異形なのだ。写真で見せれないのが残念だが、訪れた方はぜひ、注意して探してみてください。


 さて、今日の大勝負は【8R】。昔の補充レースのような競争があった。弟子の山出が補充が参戦で発進態勢。番手の沢田から河野の突き抜けが大本線。別線は不調の本田博に骨折明けの三宅裕武でこれは決まるわとにらんだが…。しかし互いに弱かった。もちろん先行態勢の山出を三宅が一人でたたいて出たが、スイッチに入った山出が意地の踏み合い。位置を取っていれてやろうとした師匠の沢田だったが、強引に踏む山出と息が合わず、連結がはずれ早々と万事休す。結局は本田のまくり頃になってしまっただけだったのだ。


 後は坂を転がり落ちるように車券をはずしまくったのは言うまでもない。それでも僕は帰るが読者には当たる車券情報を届けなくてはいけない。取材はけっして手を抜いたわけではありませんぞ。


 狙いはずばりA級決勝。我らが村上イズムを踏襲する話題のオールドルーキー西谷岳文のレースだ。準決勝は2着だったが着以上に強い内容。打鐘から浮上して3コーナーで先行態勢。さらにホームから踏み上げると3番手の選手が離れてしまう。そのまま追いつかないままバックから直線まで全開。後続の反撃を許さなかった。

 最後は地元の維持で番手の北川が差したが、「強い。ステージが違うよ。武田豊樹についたみたい。ついたことはないけど(笑い)」とジョーク交じりに話す内容だった。

 本人は「まだレースが甘いし、いつもばたばたして無駄足ばかり使っている」と満足はしていない。師匠格の村上義弘が「今は不器用でいい。ちいさくまとまらず、力を出し切る競争で、強くなって欲しい」と村上イズムを継承するものとして期待しているのだ。

 その【9R】は元S級の宮司相手に突っ張り切ると見た。さすがに足は使うと見て番手の北川の地元Vが本線だ。でも宮司を突っ張り切れば、他の反撃はなさそうだ。
もちろん押し切りにも期待してラインの北川=西谷-森村の2点をしっかり買って、スーパールーキーの走りを目に焼き付けたい。


 S級決勝【12R】は吉田敏洋の力が違いすぎる。内藤-松坂-出口で並ぶ神奈川勢は間違いなく先行、カマシで抵抗するだろう。しかし、吉田ラインが前を取れば、吉田は突っ張って逃げるだろう。あまりにも早めに押さえにくれば、さっと引いてすかさずカマシ。逃げた場合は吉田に相手は番手の藤原に競り勝つ藤野に最終的には追い上げてくる諸橋。カマシ、まくりなら前の松坂に地元記念以来、出来が光る出口。
久々にいい柏野だが、マーク職人藤野の後ろでは制限が多すぎる。来ても3着までか。いずれにしても吉田の頭の確率は8割を超える。

 他で狙ってみたいのは、【4R】の花村。得点上位の相手に「気持ちで負けないように走っている」と連日気持ちの入った競争を続けている。ここも特選組の安東-南相手に堂々と先行勝負に出るとみた。西谷の3番手で離れてしまった吉岡だが、ここは番手なら離れない。しっかり付いて花村=吉岡のライン決着を見たい。


 【8R】の松田もひそかに軽やか。準決9着だが、3番手の内藤のけん制がなければ吉田とも好勝負だった。中村の後ろで中畑と牧が本当に競り(牧は中畑が同県で調子のよさそうな川西を使うと見て、同期の番手を主張したのだが…、本当は中畑と牧は仲が良いらしい)なら、一気頭だ。相手はぐじゃぐじゃになりそうで松田-全-全で勝負してみても面白い。

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