2008/05/21 01:27
本日は休日のハイライト。見たかった映画「ゼア・ウイル・ビー・ゼア」を見た後は、毎年恒例となったキース・ジャレットのコンサートに行った。どちらも期待通りの素晴らしさ! でも心がうやむやしているのは空白の一日と恋煩いのため? 映画はダニエル・ディ・ルイスと何とも独特な音楽の独壇場。スジは、最近見た「ノーカントリー」を思わせる人間性悪説を推し進める欲望と悪に満ちた石油王の生涯をえがいた変則の西部劇。とにかくその石油王を演じたルイスの個性と不協和音を奏でる不穏な音楽(まるで全編ホラーに聞こえる不快さ)が凄い。音楽はパンフを読むとあの伝説のバンド・レディオヘッドのギターリストのジョニー・グリーンウッドが担当なのに妙に納得してしまった。このアンダーソンという監督、「マグノリア」の時も思ったが音楽のセンスが素晴らしい。これも万人にはお薦めできない暗さと色気のなさだが、迫力はピカイチ。今年の収穫であるのは間違いない。しかし邦題の「ゼア~」で見たいと思う映画ファンはいるのかどうか。もっと気の利いた邦題にできないものだろうかといい映画だけに思う。 さて休日の白眉を飾るキースのライブ。もう何度もみたフェスティバルのキースジャレットもフェスの建て直しで最後なのだ。 なんせ、長男の生まれる前(生まれる10日前だった)も、長女が生まれる前も嫁と一緒にきて胎教をした思い出の地。キースは今回も神の音楽を全身全霊を込めて手探りで探し当てて、僕らに奏でてくれた! 第1部はうなり声だけが目立ち、探してても探しても目的地が見つからない探検隊のごとく暗闇をあえいでいた。 そして休憩をはさんだ第2部。例のごとく、お客さんの咳払いに少し集中力をそがれた感があった刹那、急に観客が静かになって、絶妙な間があいんた次に演奏した曲がキースが宇宙から見つけ出して神秘的で普遍的に美しい神の曲だった。その前に演じた曲もリズム音が大きすぎてメロディーがはっきしりしていなかったがかつてスタンダードライブで演奏したした名曲「ゴッドブレスザチャイルド」を彷彿させる曲調にそろそろくるなという予感はあった。 でも本当に「来た!」と心の中で叫んだ。やっぱりキースはやってくれる。自分でも究極のメロディーを探り当てて満足したのか、その後は吹っ切れたようなリズムのはっきりしたスイングを続けて締めると、後はノリノリでアンコール3曲。最後の「虹の彼方へ」も実に美しかった。隣に同じ音楽を愛する麗人でもいれば大満足だったのだろうが、あまり多くを望んでも仕方が無い。思い出のフェスティバル最後のキースに何度もスタンディングオベーションで、また来年も関西にきてくれることを祈ってお別れをした。 明日からは地元の高松宮記念杯モードにはいる。宇都宮の休日予想も当てたし、ルイスとキースに元気をもらって、仕事の方も気合を入れ直したい。
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