破滅型ギャンブル記者のナルシスト宣言

ナダル!そしてフェデラー! /競輪・競艇


2008/07/07 17:48

 名勝負。芝のコートが好きで、芝に愛されたフェデラー好きの僕だったが、もうどちらが勝っても大満足だった。まさに死闘の4時間48分、2度の中断をはさみ、6時間半を超える試合、最後の最後にナダルのどうしてもウインブルドンで勝ちたいという気持ちが上回ったか。絶対にしないサーブーアンドボレーを最後の最後のゲームで見せた。その気持ちを前面に見せたのだ。日本では朝の5時になっていたが、時間なんかどうでもよかった…。この試合を見ている間はわずらわしい仕事のことも愛しのあの子のことも一瞬忘れさてくれる。そんな濃縮された芝とクレーの王者が極限の技術と体力を出し尽くした素晴らしい戦いだった。

 フェデラーには勝ち続けることの倦みがわずかだがあったのか。でも2セットダウンから巻き返した執念はまさに王者の意地。それでも最後まで試合を支配したのは芝に愛されたフェデラーではなく、ナダルだったと思う。


 徹底的にフェデラーのバックハンドのボールを集めて、持ち前の信じられないフットワークで拾いまくった。ラリーではほとんどが競り勝ったのではなかろうか。フェデラーは最後までサービスをキープすることで接戦に持ち込むしかなかったのだ。


 ナダルのことより、試合後にことのほか落ち込んでいた大好きなフェデラーのことが心配だ。「地味で華がない」と言われながら芝生に君臨し続けたプレーはまさに王者の風格があった。かつて芝に愛されたサンプラスやボルグにもない、動じない強さと、正確無比なフォアハンド。そしてサービスゲームでの磐石。派手な言動もなく恋人も元テニスプレーヤーのどちらかというと地味な人。それでもウインブルドンでは輝き続けていたのだが…。


 そういえばボルグもマッケンローに6連覇を阻まれた後は2度と王者に返り咲くことはなかった。クレーの王者に芝で敗れてしまった今、今後ナダルに勝てる機会がくるのだろうか。ナダルはまだ22歳なのだ。技術や技量の問題より、一度断ち切れてしまった敗戦への後遺症は凡人に計り知れないものがあるような気がしてならない。

 もちろんファンとしては来年も決勝でセンターコートに立ちナダルを破ってカップを掲げるフェデラーを見たい。それもまたドラマ-。

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