破滅型ギャンブル記者のナルシスト宣言

寛仁親王牌決勝を振り返って /競輪・競艇


2008/07/09 01:16

 同僚の木村記者はかなりお怒りのようだが、僕なりに寛仁親王牌決勝戦をふりかえってみたいと思う。


 休日自宅でテレビ観戦したが、「平原の意地を見たい」と紙面で書いていた解説の我らがコメンテイター中野浩一さんも、がっくりした何とも味気のない結末となった。



 平原は準決勝だけ〝たまたま〟(自分で取りにいったものではないのが問題なのだ)逃げた稲垣の3番手に入り快勝したが、それまでの戦いは最悪といっていいものだった。それが決勝の凡走につながったとしか言いようがない。それは木村記者のいうような闘志なき戦いとは別次元の問題だと僕は思う。しかし、平原から買っているファンは確かにやりきれないよね。



 
 平原は何と青板前から押さえにいったが、前の新田に完全になめられていた。 それはすべてローズカップでの凡走がすべてなのだ。「押さえて駆ける(先行)気なんてもうとうないんだろう」という新田の心の声が聞こえてきそうな長い並走だった。


 確かにあそこで引くぐらいだったら、もっと遅めに出るとか、カマシて出切ることを考えるべきだったのに、前も取らなかった。北も4人いたが、関東も4人いたのだ。もっとラインを信頼して1番車の手島に前を取ってもらうことも考えるべきだった。北に正攻法を取られた時点で僕は結末は見えていたと感じた。平原から言えば全員が納得してくれるはずだ。それは小橋も同じだろう。出切ってこそチャンスがあったのは、逃げてふるダビをとった平原が一番知っているはず。あのときハルトモは地域の違いを超えて番手の仕事をやり遂げた。今日の石橋の逃げ切りをアシストしたハルトモの走りは宮記念杯を取ったレースよりも凄かったではないか。飯島も手島も必ず仕事をしてくれたはずなのに…。



 もう一人、木村記者がお怒りだった小橋について。かつて伏見の番手を高谷から奪って寛仁親王牌を取ったこともある小橋も40を超えた。その当時は31歳だった。
しかし、あまり注目されることのなくなった今、親しい記者に「今度の寛仁を見ていてください」とポツリと話したのを耳にしていた。目標不在もしくは不発の中での勝ち上がりは地味ながら凄まじいものがあった。

 その小橋に北の分断に行けというのは酷だ。その時点で小橋の優勝はない。たとえさばいても、みんな新田の番手に固執するわけはないのだ。たとえば平原の先行1車の構成ならいく価値はあったが、北のための死に駆けの新田の番手に何の魅力もない。


 そうなれば推理は読みやすかった。「前橋は苦手」を公言しながら、勝ち上がりではしっかり逃げて存在感をアピールした山崎。その走りを認めてGⅠ決勝で初めて北をまとめた岡部。ローズカップの平原の凡走。勝ちたい小橋、手島の競り込みがないこと。これらを鑑みて、山崎-岡部決着は必然に近いものだったのだ。


 木村記者、平原って選手はけっして闘志なき選手ではないよ。もちろん小橋も然り。でも決勝戦になると空回りしてしまうんだ。まだタイトルを取れてないあせりもあるんだろう。確かにレース内容はくそに近いものだったけど、競輪を嫌いにならないでね。9人それぞれの思惑がある以上、それがすべてエンターテイメントにつながるはずもないし、お金の絡むギャンブルスポーツの難しいところだろうね。もちろん、断トツの一番人気だった山崎-岡部に有り金をぶち込んで満足して帰ったファンもいるわけだし。


 納得はいかないだろうけど、見続けていると、車券を離れてまた必ず心の底から震えるような素晴らしい戦いが何百回に1回でも見られることがある。それが競輪の魅力だと思いたい。

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コメント (2)

ゴルフ担当・木村有三記者さん

ゴルフ担当・木村有三記者さん (26)

2008/07/10 00:41

お疲れ様です。

僕も、何度か2段駆けで車券を取らせてもらった経験があるので、あれはあれで、仕方ないとは思うんですよ。

闘志ないものもいないと信じています。

ただねえ。

競輪の最高峰を競うG1の決勝レースで、
あれは…。

違う意味で、競輪の奥深さを学んだ一戦となりました。

平原、手島、小橋のリベンジに期待はしませんが、
車券で、きっちりリベンジしたいと、今は逆に闘志がわいてきております(懲りてない?)

ナルシストさん

ナルシストさん (3)

2008/07/10 10:09

 少し元気を取り戻したようでほっとしています。まあ、GⅠ決勝だけが、競輪じゃないし、その前の10Rのハルトモが石橋を残したレース見たよね。あれも競輪。新田ではなくハルトモなら残せるんだよ。

 これに懲りず(懲りてないか)、博打にも仕事にも踏ん張ってください。くれぐれもお体は大切に。エコにもね。



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