ワッキーの日記

UCI ROAD WORLD CHAMPIONSHIP 2007 /スポーツ


2007/10/01 09:05

世界最高のワンデーレース
それが世界選手権エリート男子ロード

毎年繰り広げられる熱い戦いは
今年ドイツのシュツットガルトで幕を開けた
ここはクルマ好きなら周知のことだがベンツやポルシェの故郷
近年世界のモータリゼーションの中心地として栄えてきた古い街

スタートラインには3人の日本人の姿があった
日本チャンピオン 新城
アジアチャンピオン 宮澤
そして、世界で戦うディスカバリーチャネル所属 別府史之
(別府は来年、スキルシマノへ移籍決定が発表されたばかり
 ディスカバリーチャネルは今期限りで解散決定済み)

レースは序盤からスペイン勢のコントロールで進むも
若干後手に回ってしまい、足を使わされている様子

19.1キロのコースを14周する267.4キロをこなしていく
今年のレイアウトは13%の坂を含むアップダウンのキツイもの
ゴールスプリントではなく少数の逃げで勝負が決まる予感が強い

何度かのアタックがあったが勝負どころは13周目にやってきた
レベッリン(イタリア)が登りで力ずくのアタック!
後続はズルズルと離されていく、、、
唯一これに反応できたのはコロブネフ(ロシア)
ここから協力体制をとった二人の逃げは力強く
後続集団ではスペイン勢が総力を上げて必死に追うが捕まらない
そのまま最終周回へ!

残り16キロ地点の最大勾配13%の坂で後続から数名が合流に成功
そこから昨年の覇者、ベッティーニ(イタリア)が
登り区間で何度も自らアタックを仕掛け
先頭集団はついに5人に絞られる
 ベッティーニ(イタリア)
 コロブネフ(ロシア)
 シューマッハ(ドイツ)
 F.シュレク(ルクセンブルク)
 エヴァンス(オーストラリア)

ゴール前、この5人は互いに牽制しながら
ついに勝負を決する瞬間を迎える
スプリント勝負!

スッと右に飛び出しイッキに先行するコロブネフ
残り4人もすぐに反応するがコロブネフが強い
地元シュツットガルト出身のシューマッハは鬼の形相(!)で追う
シュレクはシューマッハに前をカットされた形で失速気味
エヴァンスはスプリント勝負では不利だ、、、
そして
ゴール前100m付近、イタリア代表ジャージが急加速する
ベッティーニだぁ!!

3発の銃弾を放つゼスチャーはドーピングに揺れた
今シーズンへの怒りにも思える
そして右手を高く掲げ自らの勝利を讃える
連覇の瞬間だ

昨年の歓喜の涙に包まれたゴールとはまた違う
ディフェンディングチャンピオンが掴んだ勝利には
ひと味違った喜びがあった

ポディウムの頂点で再びアルカンシェルに袖を通す
パオロ・ベッティーニ
連覇は15年ぶりのことだ
彼には、この虹色がよく似合う

<結果>
1位 パオロ・ベッティーニ(イタリア)
2位 アレクサンドル・コロブネフ(ロシア)
3位 ステファン・シューマッハー(ドイツ)

終わってみれば2007年の世界選手権は
TT、ロードともに昨年チャンプの連覇となった

それにしても、このレースは本当にすばらしい
ゴールの瞬間これほど興奮するレースはなかなか無い
映画ではない、「リアル」のすばらしさがあふれている

力と力の勝負、誇り高き戦い、まさに命がけの生きざまを
ありありと見せつけられる
強く生きるものたち
命の強さ
ロードレースには人生がある

ソーシャルブックマークへ投稿(ソーシャルブックマークとは はてなブックマークに追加 Buzzurlにブックマーク

コメント (0)

コメントはまだありません。



トラックバック (0)

トラックバックは受け付けていません。