かげながら、Bs

町おこし、とはなんぞや? /社会


2008/06/28 15:07

紅さんの日記で「たまごかけごはん」の話題を思い出したので、そのテレビ番組を見た時に気になったことを書いてみます。

岡山県美咲町に関する話題ですが、はっきり言って、美咲町の方たちには不愉快な論調ですので、気にされる方はここで即スルーしてください。



まずは、ホームページからの抜粋です。

…美咲町出身で、明治時代を代表するジャーナリスト岸田吟香が「たまごかけごはん」を愛好し、日本に広めた説があることと、また、町内に西日本最大級の養鶏場 があることから〝たまご〟での町おこしがスタート。その第一弾は、新鮮な卵を使った「たまごかけごはん」の店のオープンさせることで、町のPRが始まった。
店名は「食堂かめっち。」で、国道53号線から少し入った中央運動公園内の空き店舗を再利用して、今年の1月22日にオープン。昔、たまごかけごはんが「ごちそう」だったと中高年客や「珍しそう」と若者など、毎日多くのお客さんが美咲町を訪れている。
…毎日、産みたてのたまごを入荷し、ご飯は町内の棚田で栽培した「棚田米」。そして醤油も地元のものを。また味噌や漬物、さらには器も特産品の「桜湖焼」を使うなど、できる限り「美咲町産」にこだわった。またその醤油をベースにした「しそ、のり、ねぎ」の3種のタレを開発。

ざっとこんなふうに自画自賛しているのですが、

さて、ここのメインメニューは「黄福定食 300円」
卵、ごはんが食べ放題。味噌汁、つけもの付き。

テレビ番組によると、連日、県内・県外の各地から多数の客が押し寄せ、数時間待ちの状態が続いているそうです。中には、待ちきれなくて帰っていく人もいるのだとか。

「たまごかけごはん」を何杯おかわりするのですか、という質問に、

普通の人で5杯程度

10杯以上おかわりするツワモノもいるみたい。

お店は、「町おこし」だからという理由で、採算は度外視しているらしい。いくらなんでも、「たまごかけごはん」を5杯で300円では、ペイしないはずです。

さて

私がこれは問題がある、と思うのはここからです。

長蛇の列に業を煮やしたお客は、仕方なく他の食堂で食事をして帰るのだ、と想像しますが

それらのお店には「たまごかけごはん」は、ありません。

いや、あるのかも知れませんが、

仮にあったとしても

食べ放題ではないはずです。

なぜならば

「ペイしない」から。

要するに、

この町で「たまごかけごはん」をこの価格で提供できるのは、ここ、「食堂かめっち。」のみとなります。



…これではだめなのですよ。

町おこしというのは、もっともっとたくさんの町民が、もっともっとたくさんの関わりを持てることによって成り立つのです。

現状は、単なる「受け」狙いのイベントでしかありません。

この町はかつて「亀」で町おこしをしようとして、失敗した経歴をもっているらしいです。「食堂かめっち。」というのは、その名残でしょう。

このままでは、「たまごかけごはん」を単なる安いメニューとしか考えていない「セコイ」客相手の一過性の話題で終わってしまい、「亀」の町おこしの二の舞になることは必定です。

まずやるべきことは



食べ放題をやめるべきでしょうね。

それでもお客が来るなら

町の中にもっとたくさん「たまごかけごはん」を提供する食堂を増やしましょう。

それだけの価値のあるメニューを提供できるならば、

それはもう「文化」です。



そうなってくれることを

私は期待します。

ソーシャルブックマークへ投稿(ソーシャルブックマークとは はてなブックマークに追加 Buzzurlにブックマーク

コメント (0)

コメントはまだありません。



トラックバック (0)

トラックバックは受け付けていません。