マァ君(古波蔵 保昌)のスポーツコラム

2016年東京五輪こそローコスト・有効活用を /スポーツ


2008/03/16 06:14

2016年の誘致を目指す東京オリンピックであるが、今回は中央区の晴海ふ頭に新スタジアムを計画するなど、臨海副都心を中心に半径8キロ以内で会場設定をするという計画がなされている。

しかし、新規の会場整備に対する東京都や市・区の建設費の支出は莫大なものになる可能性がありえる。2008年の五輪誘致を目指した大阪府も新規会場建設の計画、特に交通アクセスに未だ問題点が残る舞洲のスポーツアイランド地域へのスタジアム等会場建設で予算の圧迫の可能性が否定できないとして結果的に落選した格好だった。また、地球環境への影響も少なからずありえるかもしれない。

そういった二の舞を避けるためにも、東京都こそもオリンピックのための新規建設の計画に予算を新たに注ぎ込むのは考え直した方がいいと思う。どうせならば、過去に1964年の五輪を実施したことがある神宮外苑(国立競技場、神宮球場、代々木体育館)などの既存施設をそのまま活用した方がコスト・環境両面でメリットだと思える。

国立競技場も老朽箇所補修とバリアフリーの対策のために座席を改修したらしいし、またこの国立競技場付近を取り壊して、今度は神宮ドームを建設する案も検討されていたほどだが、神宮球場も今年両翼を91mから101mと国際規格に沿った広さに戻したばかりで、今頃新規のドームを建設するのはいかがなものかと思う。それならば、今の神宮第2球場も施設の老朽化とグラウンドの手狭さなどがあるから、これと軟式野球場(6面。うち1面は人工芝)の一部用地を交換して、軟式野球場の一部用地に本球場と同サイズの神宮新第2球場、そして今の神宮第2球場はトレーニングルームや控え室、あるいは陸上用の補助トラックに作り変えてもいいのではないか。

また、2013年(五輪3年前)には国体の開催順が廻ってくる。その時には現在は球技専用でFC東京・東京ヴェルディが本拠としている味の素スタジアムに陸上用のトラックを設ける計画もある(現在はトラック用のスペースはあるものの、整備が凍結されている)それならば、メインスタジアムをこの味スタにすることも選択肢に入れてもいいのではなかろうか。

選手の受け入れる選手村も新規にそれを新設するのではなく、競技・地域別にターミナルホテルを中心に確保し、市民のホームステイを受け入れること、また会場への移動も極力環境への配慮から電車・バスなどの公共交通を活用して「電車で行ける世界の祭典」にすることを含めて再検討した方が、より五輪への関心を高められるはずである。

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