マァ君(古波蔵 保昌)のスポーツコラム

プロ野球のテレビ中継 デジタル放送の多チャンネルを活用しよう /野球


2008/04/01 11:06

先日はラジオのナイター中継のあり方を問うたのだが( http://sns.nikkansports.com/users/masa0718/diary/show/44038 )プロ野球中継といえばテレビのゴールデンタイムの看板番組の一つとして絶対に欠かすことが出来ない存在である。

長年は巨人戦を中心軸に据えて放送が続けられてきたが巨人の記録的低迷が続いたことや、2004年のオリックスと大阪近鉄の合併問題以後、全国放送の視聴率が軒並み下がり、在京キー局では定時放送の視聴者確保という観点もあってここ2-3年ほど巨人戦の中継を返上するケースも増えつつある。

巨人の大株主である日本テレビでも、全試合中継を返上しここ数年はNHK、テレビ朝日、テレビ東京に中継権を譲っている。そして昨年から主催試合の放送を年間40試合程度に制限し、地上波での放送がない試合はBS日テレやCS放送のいわゆる衛星放送にシフトするようになった。( http://sns.nikkansports.com/users/masa0718/diary/show/36825 の詳述を参照)むしろ日テレは巨人戦オンリーにする時代ではなくなった、そろそろ巨人戦以外のカードも放送するようにしてはどうかと考えている。

その他の在京キー局でも巨人戦の中継を見直しつつあり、いわゆる30分延長のオプションを廃止しどれだけ展開が緊迫していても20:54までには終わらせて次の番組に切り替えるケースが増えた。これも先述の視聴者確保のためというのがある。フジテレビがかつて最大延長60分としたことで、お目当ての番組がなかなか始まらないのに業を煮やす視聴者が多かった事もあった。

しかし、現在のテレビといえば地上波もBSもデジタル放送へのシフトが進められてきている。NHK衛星放送を除き、1つの放送チャンネルで最大3つの番組を同時放送できるマルチ放送が出来るように整えられている。( NHK水戸放送局の http://www.nhk.or.jp/mito/other/multi.html を参照)

でありながらもマルチ放送に積極的なのはNHKだけで、土曜日が主となるプロ野球ナイターは18:00の試合開始の段階と18:45-19:30の時間は定時ニュースを流すためアナログ放送と、デジタルの1chはニュースを優先するが、その時間でもデジタル2chで途切れることなく中継が楽しめる。(ワンセグはマルチ放送に非対応。マルチ放送の場合はサイズこそ16:9であるが標準画質の525iとなる)

ところが民放はというとやはりハイビジョンの本来の高画質(1125i)をそのまま生かした番組にこだわりたいという意向もあってか、マルチ放送を余り採用せず、アナログと同様の体制を継続してしまっている。これでは野球ファンのフラストレーション(イライラ)も募る。最もCSやBSは直接受信、あるいはケーブルテレビを介してであれば最後まで見ることが出来るが、CSは有料放送(但し一部のチャンネルでは標準コースの場合セット料金だけで見ることは可能)であるため、どれだけの人が試合終了まで楽しめるかは不定かだ。

また、地上波でもデジタル放送に移行できないで、アナログチューナーしか持っていない世帯もありその人達のために廉価の外付け地デジチューナーを発売し、購入してもらうようにする計画も進めているということを伺った。外付けチューナーならハイビジョンそのものの画質とはならないが、マルチ放送を楽しむことは可能になると思われる。

そういった将来の需要を考慮して、民放の地デジでも積極的にナイター中継のマルチ放送活用での編成を検討してもらいたい。例えばアナログ放送とデジタル1chでバラエティーやドラマなどの定時放送を行っている時間帯に、デジタル2chではプロ野球中継を試合開始から終了まで放送する。あるいはアナログ・デジタルとも20:54まで同時に中継した後、デジタル2chで20:54以後試合終了まで続きを放送するというNHKのやり方が一番であるが、民放という特性から、例えばアナログとデジタル1chは地元チームの試合、デジタル2chは巨人戦などの全国放送の試合を流すとか、あるいは1chは通常の全国放送の試合を送り、2chと3chでそれぞれのチームに特化した応援中継をするといった編成をするのもいいと思う。そうすれば視聴者のプロ野球放送に対する見方も変わってくるだろう。

(参考) 日テレは携帯電話などの携帯端末向け「ワンセグ放送」用に5月から試験的かつ東京地区だけではあるが差し替え放送(2008年度から解禁)を利用した延長対応を行う方針を決めた。詳しくは以下のURLを参照されたい。

・日本テレビリリース http://www.ntv.co.jp/info/news/414.html

・日経ネット http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080324AT1D2406Q24032008.html

・ケータイウォッチ  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39125.html

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コメント (1)

magaさん

magaさん (9)

2008/04/22 20:30

あ、なるほど。…BS朝日とかが、3チャンネルで同じ放送やっているのは、こういう仕組みがあればこそのことだったんですね… 納得しました♪



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