2009/05/18 11:44
行き詰まるパスサッカーの攻防はスコアレスドローの結果以上に緊迫したものになった。 浦和のフォーメーションは、4-2-3-1。GKは都築、DFラインは右から山田、坪井、闘莉王、細貝。中盤は守備的な位置に鈴木と阿部、トップ下にエスクデロセルヒオと山田直輝、原口がポジションチェンジを繰り返し、ワントップにエジミウソン。 試合冒頭から浦和は目指すパスサッカーで攻め込む。 2分にはセルヒオのシュート、3分には山田直輝からのスルーにエジミウソンがシュートを放つがサイドネット外。 32分にもエジミウソンのオーバーヘッド、36分にはエジミウソンからのスルーに山田直輝がシュートを放つがポストに当たってDFクリア。 意外にもガンバの攻撃はカウンター気味になっていく。 浦和のセットプレーからレアンドロにつながったカウンターでは坪井が一対一の対応を強いられるが、なんとかシュートコースに飛び込み、シュートを枠に飛ばせない。 40分、そのレアンドロがドリブル中にボールに乗ってしまい、着地時に足を痛めて負傷。交代で播戸を投入する。 後半は序盤ガンバが攻勢。 2分にはセットプレーの早いリスタートから播戸へ。ゴールライン際からの折り返しに明神が叩きつけるシュートで狙うが、バウンドしたボールはバーに当たって真上に上がり都築がセーブ。 双方にパス回しが早くなっていく中で、イエローカードも多くなってくる。 前半の山口、下平に続き、遠藤、山田直輝にイエローが出る。 19分には浦和のカウンター、セルヒオとエジミウソンが右サイドでパス交換から中へ切れ込み、左サイドから走り込んでくる山田直輝にスルーパス。狙い澄ましたシュートはバー直撃で上に外れ。 交代カードも切られ始め、ガンバは下平に代えて安田を投入、浦和はセルヒオに代えて高原を投入。 双方に打開策が見えない中、浦和は原口に代えて高橋、ガンバは播戸に代えて山崎を入れる。 それでも決定的なチャンスは双方に生まれず、ホイッスルとなった。 浦和は狙うサッカースタイルが良い形で実践できた印象だった。 強い相手に対しても守りに入らず、攻めの姿勢を続けることによって相手のやりたい攻撃の芽を摘むと言った良いサイクルを実現していた。 一方のガンバは高さのあるチョジェジンやルーカスをゴール前に置いてサイドから放り込むボールが欲しかったはずだが、そうした攻撃がほとんど見られなかった。 途中出場の安田や欠場中の加地の影響は否めないのではないか。 なお、昨年には大騒動となった試合だったが、運営そのものは警備が若干多いような気もしたが目に見える範囲でのトラブルはなく平静に行われた。 ゲーム内も双方のファウルを早めに取ってイエローも厭わないジャッジはうまくできていたように見えた。 このように騒動は望むものではないが、その後の対処がどう変わったか、変わらなかったか、ということは特に重要であるはずだ。 スポーツマスコミは騒動ばかりを報じる嫌いがあるけれど、その後の対応こそ評価の対象とすべきで、それがスポーツに観客を呼び込むことにつながっていくことを指摘しておきたい。
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