2009/05/25 11:46
試合前からサポーターから厳しい揶揄も飛んでいたダービーマッチは緊迫した展開になった。 浦和のフォーメーションは、4-2-3-1。GKは都築、DFラインは右から山田、坪井、闘莉王、細貝。中盤は守備的な位置に鈴木と阿部、トップ下にエスクデロセルヒオと原口、出場停止の山田直輝に代わって先発出場の高原がポジションチェンジを繰り返し、ワントップにエジミウソン。 試合序盤から大宮は守りを固め、浦和はパスを回すもののシュートまで持ち込めない。 8分、大宮は左サイドパクがオーバーラップ。そこへパスが通る。相対する山田が突破され、中への侵入を許すとパクが中へ送ったボールがカバーに入った坪井の脚に当たってゴールニアサイドへ。逆を突かれた都築も押さえられず失点を喫する。 浦和は続いて闘莉王がピッチ上から左腿裏を指して×印を出して、アレックスと交代。アレックスはDFラインの左サイドに入り、阿部がDFラインに下がり、細貝が守備的な中盤に入る。 守りを固める大宮はカウンターを連発。 DF裏に放り込んだボールをFW2人のスピードに任せる攻撃を繰り返し、攻めに出る浦和のDFラインを下げさせる。 34分、そうして得たコーナーキックから大宮はゴール前でマトがヘッドで合わせるがバー直撃。 ピンチをしのいだ浦和は35分、左サイドからアレックスのクロスを大宮DFがクリア。これを拾った細貝がゴール正面ペナルティエリア外から放ったシュートが左隅に決まって同点に追い付く。 後半、大宮はデニスマルケスを下げて土岐田を投入。続いて18分には藤本に代えて内田を投入。前線からの運動量を上げる。 一方の浦和は、変わらぬパス回しから1分、右サイドのセルヒオからのクロスをゴール正面で高原がボレーで狙うも右に外れ。 20分には右サイドのエジミウソンの折り返しを原口がゴール前からシュートを放つがバー直撃。 さらに前線を活性化させようと、浦和はセルヒオに代えて高橋、脚を負傷した原口に代えて林を投入。 ロスタイムには高橋のゴールライン際からの折り返しにエジミウソンがシュートを放つがバー直撃。その流れから高橋もシュートを放つが上に外れて試合終了。 開幕時点から比べても負傷者はそう増えている印象はないのだが、やはりポンテと山田直輝(は累積警告だが)の不在は大きかった。 フォーメーションはワントップのはずだが、その下の3人も含めて前線に4人が揃ってしまい、DFラインとの間に2人しかいないと当然ボールは回らない。 ポゼッションがいくら多くても、DFラインで回しているだけになり、相手を崩すまでには至らない。 FW陣もただ待ち受けるだけでなく、動き出しはしているのだが、相手DFラインに張り付いているとDFラインからのパスは出せない。 それに気づいたのか、高原がDFラインまで戻ってボールを取りに来ることはあっても、そこから前につなげるまでには至らない。 ドリブルで打開しようにも、距離が長すぎるとどこかで引っかかってしまう。 その意味では、今季の中では目指すサッカーに遠い部類の試合だったように思えた。 収穫と言えば、アレックスのプレー時間が長かったことと、ルーキー高橋、初出場の林と途中出場の選手の動きの良さだったか。 このあとJリーグは中断期間に入るが、ナビスコカップの予選はまだ続いていく。 今回、不在の影響が目立った山田直輝が日本代表に選出されたことは、これらの試合への影響も懸念される。 その意味では、中盤から前線へのつなぎとなる駒を試して欲しかったかもしれない。
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