2009/06/16 17:00
ヤマザキナビスコカップも最終節。予選グループリーグ突破の可能性を残し、かつまた他会場の結果に左右される2チームの戦いは意外な大差が付いた。 浦和のフォーメーションは、4-2-3-1。GKは山岸、DFラインは右から西澤、山田、坪井、永田。中盤は守備的な位置に鈴木と細貝、トップ下に山田直輝と原口、高原がポジションチェンジを繰り返し、ワントップにエジミウソン。 試合序盤は浦和が負傷明けの山田直輝と原口を中心に動きのある攻撃を見せ、大宮はしっかり守ってカウンター狙いという展開。 細貝の抜け出し、原口のシュートなども見られ、エジミウソンからのボールを高原がボレーで狙うもバー直撃といったシーンもあった。 そして、38分、相手コーナーキックからのカウンター。最後はゴール正面で細貝のスルーパスに原口が触れゴール前にこぼれたボールを直輝が懸命に脚を伸ばして追い付き一旦体勢を崩すが飛び出した相手GKをかわしてゴール。 パスを受けた瞬間は完全に大宮DFの裏に抜け出していたためオフサイドとの猛抗議が大宮側からレフェリーになされるが、そのまま得点は認められ、ゴール。 後半早々、ゲームが動く。 5分、左サイド細貝のクロスにファーでボールを受けた高原がペナルティエリア内で倒されPKを得る。このプレーで大宮の藤本がこの日2枚目のイエローカードで退場。PKはエジミウソンが右隅に決めて2点目。 この直後の8分、相手キックオフから中盤でボールを奪い、そのままエジミウソンがドリブルで持ち込み、ペナルティエリア外で倒れ込みながら左に流して走り込んだ高原がアウトサイドで流し込むシュートが右隅に決まり3点目。 ひとり少なくなった大宮はポジションが定まらず、浮き足だったところを効果的に突いた格好。 11分に山田直輝に代えて高橋峻希を投入。 直後の12分、左サイドから永田がドリブルで持ち込み、ペナルティエリアに入ってから後ろに戻してエジミウソンがそのまま放ったシュートが決まって4点目。 調子に乗った浦和は高橋や原口がゴール前に顔を出し、ゴールを狙うが、20分、左サイドからDFラインでパスを受けた山田が不用意なトラップでボールを奪われ、そのままペナルティエリア内に持ち込まれ、ゴール正面に出されたパスを大宮MF土岐田に決められ失点。 22分、当初予定していた原口から相手選手との接触で脚を攣った西澤に代えてセルヒオを投入。右サイドバックに高橋が下がり、セルヒオが中盤に入る。 一点返した大宮に押し込まれるシーンが続くが、26分、カウンターからエジミウソンが右サイドで持ち上がり、中央のセルヒオを経由して左サイド原口へ。ペナルティエリア付近まで持ち込み、相手DFを切り返しで交わして放ったシュートは右上隅に決まるファインゴールで5点目。 33分、細貝に代えてやはり負傷明けの堀之内を投入。中盤に入るがすぐに山田とポジションを入れ替える。 38分、大宮が得たフリーキックを早いリスタートでゴール前に放り込まれ、一旦は堀之内がクリアするもすぐに拾われシュートまで持ち込まれるが右ポスト直撃。はね返りを大宮FW藤田に決められ失点。 勝利はほぼ決まり、これで終わるかと思われたロスタイム、右サイドで高原から前線のセルヒオへ。ペナルティエリア内に入ってから中へ折り返し、ニアで詰めていた山田が合わせて6点目となった。 直前のリーグ戦では引き分けに終わった大宮だけに苦戦も予想されたが、意外な点の取り合いになった。 その試合との違いは山田直輝の存在。やはりボールの動きが大きく異なり、周りの選手たちも自然と動かされている印象を受ける。 とはいえ、その間に山田直輝不在の試合も2試合挟んで勝利しており、今後はそれほどひとりに頼った試合運びにはならないだろうことを願いたい。 また、失点シーンはいずれも集中力の途切れた瞬間を狙われ、きっちり決められたものだけにもったいないと言わざるを得ない。 大量点で助かっている部分でもあり、今後の良い課題にもなっただろう。 一方の大宮は、終盤に得点したものの、藤本主税が退場してからの崩れ方が致命的。 予選リーグ突破も数字上は可能性があったが、先に点を取られてモチベーションが折れたようでもあった。 このナビスコカップでは大量失点が目立ったが、これをリーグ戦に引きずらないことが求められるだろう。 これで浦和は同グループの広島が敗れたために予選リーグを首位で通過。決勝トーナメントに駒を進めた。 若手の良い出場機会にもなっており、できるだけ多く試合を重ねる意味で上を目指して貰いたい。
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