2008/03/16 14:35
2008年Jリーグの浦和はホーム初戦も黒星となり、連敗スタートとなった。 埼玉スタジアムに名古屋を迎えた2節は、闘莉王を肉離れで欠き、守備陣を開幕戦から入れ替えざるを得なかった。 DFラインは坪井、堀之内、阿部の3バック、守備的な中盤に鈴木と細貝を配した。 この新しい布陣は、前半にいくつかチャンスを作ることができた。 初戦の横浜に比べれば、名古屋の守備陣が厳しいマークに来なかったこと、特に両サイドでは平川、相馬が駆け上がれるスペースがあったことは大きい。 それよりも、守備的な中盤から攻撃陣へのパイプ役として細貝がうまく機能していた。 初戦の阿部と鈴木のダブルボランチは守備的な意識が高すぎる余り、攻撃陣へのつなぎが少なく、自らが前線へ出て行く機会も少なかった。 その意味で長谷部の抜けた穴の大きさを感じざるを得なかったが、細貝がその穴を埋める可能性を感じさせてくれた。 まだミスもあり、ゴールには結びつかなかったものの、前線への飛び出しからのシュートも見せた。 高原、エジミウソンとも初戦よりは自由にプレーすることができ、抜群のキープ力を見せたが、その後につなぐパスを出せなかったことで、攻撃は途切れていた。 後半に高原に代わって入った永井はサイドに開いてドリブルを仕掛けることで、相手DFラインの距離を拡げ、中へ放り込んだときのチャンスが生まれるようになった。 さらに梅崎を投入することによって、前線での仕掛けのチャンスが多くなり、シュートチャンスも増えた。 また梅崎はセットプレーのキッカーを務めることで、ゴール前でのチャンスに人数を避けるようになり、得点への予感を期待させた。 後半の布陣は決して悪くない。 トップ下には梅崎を固定し、山田は右サイド、守備的な位置を鈴木と細貝、前線は永井、エジミウソンを軸に高原、田中達也を試すような使い方が良いのではないだろうか。 平川が控えに回ることになるが、左右で使えるので山田、相馬のバックアップとしては有効だろう。 失点についてはほめられたものではないが、致し方ない部分もある。 1点目のヨンセンのヘッドには阿部がきちんと体を寄せており、ヨンセンをほめるよりほかない。 あえて苦言を呈せば、その前のクロスを上げさせないよう、サイドで厳しくチェックに行くことが必要だった。 2点目は単純に都築の凡ミスであり、それを拾って確実に決めた小川をほめても良いくらいだ。 凡ミスは試合のどこかで出るものであり、それをいかに少なくするかが課題になる。 都築は二度と同じミスはしないだろうし、この後の何試合かは山岸に任せても良いだろう。 そうしたチーム内の競争が緊張感を生み、ミスを少なくしていくと考える。 いずれにせよ、新戦力を含めた試行錯誤の中で新しい形を見いだしていくのだとすれば、その片鱗は見えたような気がした試合だった。 と書き終えたところでオジェック解任のニュースが飛び込んできた。 これについては改めて考えてみたい。
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