2008/07/07 14:58
埼玉スタジアムで行われた2ヵ月振りのJリーグは浦和が久し振りの快勝を飾った。 浦和のフォーメーションは3-4-1-2。DFラインは右から堀之内、阿部、堤。中盤は右に山田、左に平川、守備的な位置に鈴木啓太と闘莉王。トップ下にポンテ、ツートップに田中達也とエジミウソン。 序盤から田中達也が前戦でボールを追いかけ回し、相手の中盤底から前戦へ経由するパスワークの芽を摘んでいく。 そして3分、左サイドで平川がアウトサイドに引っかけた前線へのフィード、これに田中達也がゴールライン際で追いつき、中へ振り向き、後ろのエジミウソンに。エジミウソンは狙いすましてゴール右隅決めるゴール。 その後も、エジミウソンのポストプレーに田中達也が裏に抜け出す動きが幾度も見られ、ポンテも絡んだパスワークからシュートにまで結びつけることができた。 それでもFC東京GK塩田の好セーブもあり、追加点には至らず。 後半に入るとFC東京に攻め込まれる場面が増えてくる。 交代は9分、前半から積極的に動いていた田中達也に代えて永井を投入。この交代に会場からはブーイングまで沸き起こるほど田中達也のプレーはサポーターに支持されていた。 その直後にはプレーで足を痛めたポンテが自らベンチに交代を申し出る。 あわてて準備した梅崎との交代は12分。 高温多湿の天候もあり、選手たちの疲労度も高い。 特に運動量が目に見えて減っていたのは闘莉王。 ペンチでは細貝が交代準備を始め、闘莉王との交代を予感させた。 その直後、FC東京のセットプレーからゴール前での接触プレーでエジミウソンが負傷。 その様子を見て、闘莉王がベンチに交代を要求。 細貝は予定を変更して(?)エジミウソンとの交代となった。 ポジションは、細貝がトップ下に近い位置に、闘莉王を極端に守備的な位置に下げる。 逃げ切りを図る浦和と、攻めにかかるFC東京という構図が明確になってきた終盤の43分、ゴール前で堀之内が相手の攻撃をカット。そこから大きく前線へフィード。 センターライン付近まで上がっていたFC東京のDFはこれをカットできず、ボールは裏に抜ける。 それに反応した永井が独走、ペナルティエリアに入る寸前にFC東京DF佐原に追いつかれるところで放ったシュートはゴール左に決まる追加点。 見事なカウンターを決めた浦和がそのまま逃げ切り、完封も決めた。 FC東京の攻撃は噂に違わず面白かった。 4-5-1と呼べるようなフォーメーションで中盤の5人がポジションを変えながらパス交換を繰り返し、サイドバックも含めて相手陣に入り込んでいく。 そのため、DFラインから堀之内や堤が引き出されてFWに近い位置まで上がってしまうこともあったし、左サイドの平川が上がる回数も少なく、DFラインに吸収されることが多かった。 そんなFC東京の攻撃だが、決定力には欠けていた。 特に平山には多くのチャンスボールが出ていたが、それをシュートにつなげることはできず、逆にトラップが大きくボールを奪われる場面が目立った。 都築が防いだ決定的なシュートは前半に今野が正面からドリブルで持ち込んだものと、後半に交代で入った川口のヘディングシュートくらいだった。 このチャンスを増やすことができれば、FC東京はまだ上位を狙えるだろう。 一方の浦和で特筆すべきは不出場となった高原。 この日のマッチデープログラムの表紙と配られたカードになっていただけに、皮肉な結果となってしまった。 けれど、エジミウソンと田中達也の組み合わせが効果的なことは明らかだったし、同じタイプとされているエジミウソンとの組み合わせは今後厳しくなっていくだろう。 それでも、このあとのACLでの海外勢との戦いの中では高原の力が必要になっていくことも考えられる。 アウェイへの長い遠征では持病となっている体調面が心配ではあるが、そこを乗り越えることができれば、FW陣は疲労が偏ることなくターンオーバーのように回すことができるかもしれない。 それまでにきちんと調子を取り戻してほしい。
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