大塚仁の日記

2月1日 /野球


2008/02/01 02:55

 言われなくても分かってると思いますが、今日は2月1日です。

 プロ野球12球団がいっせいにキャンプインする日です。

 野球選手にとってのお正月なんて言い方をよくしますが、それは担当記者にとっても同じです。

 1月31日に大荷物を持ってチームと同便でキャンプ地入りして、着いたら車を借りてチームバスを追っかけて、必勝祈願の模様を取材して監督を囲んで、そのままチーム宿舎についていってミーティングの開始を見届ける。そしたらその日の原稿に取り掛かり、仕上げたら自分の宿にチェックイン。1ヶ月も滞在するので準備も半端なく、大金を前払いしたりPCのプリンタを運び込んだりスーパーを見つけてシャンプー・リンス(ともにポンプ式)・洗顔料を買い込んだりして、とりあえず落ち着いたら…

 決起集会!

 マスコミ各社ともだいたい担当は1月に変わりますが、本格的に顔を合わせるのは2月からなので、これから1ヶ月、そして1年間よろしくという感じで新聞、テレビ、ラジオなどメディアの人たちにできるだけ声をかけて飲みに繰り出します。さあキャンプだ!というので自然とテンションも上がり、ついつい飲みすぎてしまうこともありますね…。大事な2月1日の朝に、二日酔いの体を引きずってグラウンドに向かったことも、あるとかないとか。

 でもどんなに二日酔いでも、キャンプ初日のグラウンドに出ると頭は一気に冴えてくるんです。これから1ヶ月、長~い旅が始まるというのに、憂鬱よりも高揚感がこみ上げてくるんです。

 今でも忘れられないのは、2003年の日本ハム名護キャンプ初日でした。ヒルマン監督の1年目、東京ラストイヤー。でもそんなに注目度が高かったわけではないと思います。いつもと違ったのは完全に個人的な理由です。

 僕は97年から3年間巨人を担当した後、静岡の支局に3年間赴任しました。02年のサッカーW杯を見届けて11月に東京に戻り、年末に日本ハム担当を命じられ、そうして4年ぶりに迎えたプロ野球のキャンプが03年名護だったのです。

 ジャージだかウィンドブレーカーだか忘れましたが身軽な格好に身を包み、これから練習が始まるというので集合している選手の輪の中にいる監督の第一声(通訳のですが)を聞き逃すまいと、グラウンドに足を踏み入れた時…。えもいわれぬ感覚が体全体を襲い、「ああ、これだ…始まる…」とよみがえってきたものがありました。キャンプって基本的に1ヶ月休みなしで肉体的にはしんどいはずなんですが、あー嫌だなあっていう感覚はちょっとしかないんです。それを上回る高揚感があるんです。東京の野球部に戻ったのは11月なのですが、その3ヶ月後の2月になってやっと、この感覚を味わったその瞬間、野球記者に戻ったのだと実感したのでした。

 そして08年。日付が変わって2月1日となった今、私は…

 東京にいます…

 連盟担当になったから、まあ当たり前なんですけど。でも2月1日に東京にいるのは、野球記者である以上無性にさびしい。スポーツニュースでさあキャンプインという映像を見るにつけさらにさびしい。でも見る。そして南国に飛び立っている記者仲間にメールする。

返ってくるのは

 「沖縄は雨で意外と寒いです」

 「焼肉いってきましたー!」

 「○○さんって酒癖悪いですねー!」

なろー!楽しそうじゃねーか!

 待ってろよ、俺ももうすぐ乗り込むぞ。根来氏や小池氏がキャンプ地に行くんで追っかけるんだよ(誰にしゃべってるの?)。

 でも、でも…パウエルとかいう人のせいで、すぐ東京に帰ってこないといけないような状況になりつつあり…。

 

 パウエル(というか代理人)のバカー! 

 

…別に酔ってないですよ。

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コメント (2)

ディープコンパクトさん

ディープコンパクトさん (38)

2008/02/01 03:12

ははは・・・。

最後の叫びが最高にウケました(笑)

ということは、オリックスとソフトバンクの担当も落ち着いて取材できないということなんでしょうか?

海外キャンプの場合は、また違った苦労があるんでしょうね。今年はどこもないですが・・・・。

しんすいさん

しんすいさん (12)

2008/02/01 08:25

心踊りますが…記事が出るのは明日からなんですよね~。今日はテレビのスポーツニュースをはしごします。



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